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【修斗】野瀬が神田に初回一本勝ち! 國頭が野尻との熱戦制す。結城が岡田に、児山が毛利に組み勝つ。ニシダと江木がドロー、古賀が高本に判定勝ち

2023/12/03 15:12
プロフェッショナル修斗公式戦 山口大会『TORAO 31』速報  2023年12月3日(日)山口県山口市・KDDI維新ホール(ツイキャス配信 アーカイブも)主催・TORAO NATION STATE【修斗】SASUKEが田中をパウンドアウトで2度目の王座防衛、修斗初参戦の岡見がジェヨンに辛勝、マモル引退エキシ3人目はルミナ! リオンが内藤を、猿丸が安芸をTKO。フライ級・石井が内藤を三角絞め一本勝ち「新井丈をギブアップさせてやる!」 【修斗COLORS】澤田千優が中村未来に一本勝ちで女子アトム級王座防衛に成功! QOPソルト、KARENが国際戦でTKO勝ち、川西茉夕が新人王に。グラップリングで山田海南江が一本勝ち、ロンドン五輪代表・緒方亜香里が秒殺一本勝ち ▼バンタム級(-61.2kg)5分3R〇野瀬翔平(マスタージャパン福岡)[1R 3分10秒 パシオロック]×神田T800周一(パラエストラ広島) (C)Torao Nation State  神田は、2021年9月から、GLADIATOR、TORAOで5連勝も、2023年の3月と6月の『GLADIATOR』でモンゴルの強豪テムーレン・アルギルマーに大激闘の末に連敗。しかし、8月の『TORAO 30』で國頭武を相手にスプリット判定で勝利。再起を遂げている。  対する野瀬翔平は、2022年6月の『ROAD TO UFC 1』でウリジブレンにTKO勝ち後、中村倫也に敗れ、UFCとの契約ならず。修斗で新井拓巳にキムラで一本勝ち後、2023年5月の『ROAD TO UFC 2』で再挑戦。バンタム級でシャオ・ロンにスプリット判定で敗れて以来のMMAとなる。  11月19日の『BLOOM FIGHTING CHAMPIONSHIP』福岡大会では、グラップリングのPROGRESSで米倉大貴との対戦が決まっており、今回のTORAOはMMAでの国内再起戦となる。  師匠・弘中邦佳マスタージャパン福岡代表の入場曲『Perere』で花道を進む野瀬。  1R、ともにサウスポー構え。先に詰める野瀬は右ローからボディロックテイクダウン! すぐにバックテイクから4の字ロック&おたつロックで正対を許さず。  神田の左手をとらえて得意のパシオロックに! かなり絞るが神田は極めさせず。野瀬はマウントに移行しアメリカーナを極めると、神田がタップした!  3分10秒、神田に何もさせず一本勝ちした野瀬は、「マスタージャパン福岡の野瀬翔平です。やっとランカーと試合ができて、このへんとはレベルが違うので、上と試合をさせてもらいたいと思います」と語った。 ◆2023年11月度・修斗世界バンタム級ランキング 王者・安藤達也(フリー)1位・竹中大地(パラエストラ和泉)2位・藤井伸樹(ALLIANCE)3位・石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A)→フライ級で内藤頌貴に一本勝ち4位・齋藤奨司(FIGHT FARM)5位・須藤拓真(X-TREAM EBINA)6位・神田T800周一(パラエストラ広島)7位・平川智也(マスタージャパン)8位・野尻定由(マスタージャパン福岡)9位・青柳洸志(修斗GYM神戸)10位・後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A) [nextpage] ▼バンタム級(-61.2kg)5分3R 〇國頭 武(BURST)[判定3-0] ※29-28×3×野尻由定(マスタージャパン福岡) (C)Torao Nation State  BURSTの國頭の2023年は、3月にエダ塾長こうすけに2R TKO勝ちすると、5月に青井太一に2R 肩固めで一本勝ち。8月に神田T800周一と中国地方バンタム級ナンバーワン決定戦ともいえる戦いで最後までスクランブルし続ける熱戦をスプリット判定負け。惜敗している。  福岡の野尻は、2021年に小野島恒太と石井逸人とドローの実力者。2022年7月に青柳洸志に3R TKO勝ちしたものの、12月に神田T800周一に判定負け。2023年1月に齋藤奨司に1R KO負け後、マスタージャパン福岡に移籍。今回が所属を変えての初試合となる。  1R、開始早々にダブルレッグでケージに詰めた野尻は、國頭の立ち際でバックテイク、首に手をかけサイド気味の位置からバック狙いも、ここは足をかけさせず横に落とした國頭は鉄槌。右脇を開けさせて肩固め狙い。  ケージを蹴った野尻に上四方からリアネイキドチョークへ。後ろ手を組ませない野尻だが、バックの國頭は今度は後ろ手を自身の頭の後ろに当てて絞めに!  これも凌いだ野尻。國頭の背後からのパンチで鼻血。4の字ロックを組み替える國頭に野尻も背後にパンチも、國頭がコントロールして背後からパウンド。  2R、右ローの野尻。左フックの飛び込み。國頭も強い身体でアッパー、詰めて左で差して組んでヒザも小外がけテイクダウンは野尻!  ここでサイドバックではなくバックを取りに行く野尻だが、ここも足はかけさせない國頭は立ち上がり。シングルレッグも差し上げる野尻。いったん離れた國頭は右を振って組むがボディロックテイクダウンは野尻!  またもバックで勝負する野尻、足を差し込み、リアネイキドチョークをセットしに行くが、ここも足を外して正対する國頭。  スタンドバックも野尻は前転ヒザ十字から外ヒール狙いでトランジションでダブルレッグ、バックテイク! 4の字ロックを組んだ野尻は背後から鉄槌。國頭は正対気味になったところでブザー。  3R、咆哮した野尻。ホーンと同時に走り込んでダブルレッグ、持ち上げてバックテイク、あくまでバック狙いも、ここも正対して上になる國頭! ハーフガードの野尻の左脇に頭を突っ込もうとするが、させない野尻は半身からケージを蹴ってフルガードに。  片足を抜く國頭にスクランブルからトップ! ボディロックテイクダウンから執拗にバック狙い。ここも足をかけさせない國頭が上に。  しかし右で差して入れ替えようとする野尻を押さえ込んだ國頭。またも金網を蹴って立ち上がる野尻。  スタンドバックの國頭にヒジを打つ野尻はスイッチで腕を差し入れるが、シングルバックの國頭。その國頭にパンチを入れて正対して立つ野尻は右ストレート、國頭もケージを背に左右で打ち合いに! ホーン。  判定は3-0(29-28×3)で國頭が熱戦を勝利。テイクダウンアテンプトからバック狙いにこだわった野尻だがポジションを失い、惜敗した。 [nextpage] ▼フェザー級(-65.8kg)5分2R〇結城大樹(マスタージャパン福岡)[判定2-0] ※20-18×2, 19-19×岡田達磨(SAI-GYM)  マスタージャパン福岡の結城は、福岡大会・沖縄大会で活躍。2022年11月に工藤圭一郎に、2023年5月にTOMAにいずれも判定勝ちも、2023年7月にオーディンに判定0-2で敗れている。  対するSAI-GYMの岡田は越後風神祭りで活躍する格闘DREAMER。2023年は3月に平澤克明を1R TKOに下すと、5月に齋藤翼に2R RNCで一本負け。6月に紀州に1R TKO勝ちで再起も、9月の前戦でTOMAに2R TKOを喫している。  1R、岡田は左ローから。結城は遠間から長い手足を活かしてダブルレッグテイクダウン。フルガードの岡田の腰を抱き、片足を抜きハーフから右脇に頭を突っ込みパス狙い。頭を上げる岡田を肩で剥がして、岡田のブリッジに合わせてバックテイク!  すぐに4の字&おたつロック。足を入れ替えてパームトゥパームでリアネイキドチョークを極めに行くが、組み手をはがす岡田は凌ぐ。上につく結城は再びのどもとに腕を入れるが、位置が高くここも絞め切れず。  2R、サウスポー構えの岡田に、オーソの結城は岡田の右前手のジャブに、シングルレッグで小外がけテイクダウン! 再び背中を着かされた岡田。  頭着きのパスでハーフにすると、肩固めのプレッシャーもかけていく。ブリッジからエビでフルガードに戻して、金網まで這おうとする岡田の腰を抱く結城。インサイドガードがパウンドの結城に、下から拳を振る岡田だが立ち上がれず。  判定2-0(20-18×2, 19-19)で福岡の結城が新潟の岡田に勝利した。結城は、「試合内容はあとでたっぷり先生に叱られると思うんですけど(苦笑)。    福岡大会と山口大会のメインを張らせていただきありがとうございます。プレッシャーがすごいですけど……すみません、飛んでしまいました。皆さん気を付けてお帰りください!」と挨拶し、メインを締めた。 [nextpage] ▼フェザー級(-65.8kg)5分2R×毛利昭彦(毛利道場)[判定0-2] ※18-20×2, 19-19〇児山佳宏(パラエストラ松戸)  1R、ともにオーソドックス構え。中央を取る毛利。左右にサークリングする児山に、先に右を振って組んだ毛利。児山は左で差して押し込み。  右で小手に巻く毛利に、シングルレッグに切り替え、アンクルピックで崩す児山がスタンドバックから右手首を送り手でつかみ左足をかける。  左手を掴む毛利は首を守ると、足を崩して毛利を片ヒザ立ちにさせた児山。正対を狙う毛利にバックから右足もかけようとする児山に毛利が立ち上がり正対して押し込んだところでホーン。  2R、先に詰める毛利。児山の組みを差し上げるとスイッチ狙いも、児山は足を手繰り、両足を束ねる。金網背に上体は立てる毛利は片足は抜くが、下からアゴ下に頭をつける児山。  右で小手に巻いた毛利は体を入れ替え上を取り返しかかるが、すぐに児山は右足にシングルレッグへ。右で小手に巻き、座って左手でパウンド。  さらにキムラクラッチからストレートアームバーを仕掛けるが、ここでポジションを譲らず上になるのは児山。  足を手繰る児山にエルボーは毛利だが、背中を着かせる児山が上に。フルガードに戻して下から鉄槌の毛利に、児山も腰を抱き腹に頭をつけて鉄槌でホーン。  判定は2-0(20-18×2, 19-19)で組みを制した児山が勝利を掴んだ。児山は修斗3連勝。地元大会開催に尽力した毛利はケージの中でマイクを渡され、「48歳ですが、僕はまだまだ諦めないし、強くなりたいです。絶対にまだまだ強くなるので、応援よろしくお願いします。みんなで強くなりましょう」と語った。 [nextpage] ▼ウエルター級(77.1kg以下)5分2R×ソーキ(NASCER DO SOL)[判定0-3] ※18-20×3〇墨吉涼太(誠流会館)  1R、サウスポー構えのソーキ。オーソの墨吉は右ハイ! 受けながらもニータップの形でテイクダウンはソーキ。すぐに立つ墨吉に、金網に押し込みソーキ。ボディロックテイクダウンを狙うが、墨吉は体を戻してヒザ!  離れるソーキは左の足払い! すぐに立つ墨吉はスピーディーな左ジャブ! ソーキのシングルレッグをがぶり立ち際に左右を打つ。  左ジャブの墨吉。右ハイキック! それを掴んだソーキにバックに飛び乗りチョークを狙うが、ここはバックに回させないソーキが立ち上がり。  右ハイを打つ墨吉に蹴り足を掴むソーキ。そこに再びバック狙いの墨吉は離れ際に右! さらに右を受けるソーキだが、右を返してテイクダウン! 足を効かせる墨吉のガードの中にパウンドで入る。  2R、左右で入るソーキは右を振る。さらに踏み込んでの右の足払いテイクダウン! フルガードの墨吉を金網まで押し込みパウンド。頭を横に逃がしてニーシールドから蹴り上げて立つ墨吉。すぐに足を手繰りに行くソーキをがぶり離れる!  スタンドからソーキは遠間から組みに行くが、墨吉はがぶりバック狙い。ここですぐに立つソーキ。墨吉はは右ハイを当てるが前に出るのはソーキ。しかし右ストレート当てる墨吉。  互いにスタミナ厳しいが、ソーキがシングルレッグテイクダウン。フルガードで凌ぐ墨吉。パウンドも足を越えさせない墨吉。  手首を掴み下から三角絞めも狙うが、ここはセットさせないソーキに、ヒザを入れて蹴り上げて立つ墨吉。タフに追うソーキがダブルレッグに入ったところでホーン。  判定は3-0(20-18×3)で有効打を当てた墨吉が勝利。子供たちと記念撮影に収まった。 [nextpage] ▼2023年度 新人王決定トーナメント フライ級(-56.7 kg)5分2R×若宮龍斗(Personal Styles)[1R 4分38秒 ノーアームギロチンチョーク]〇永留惇平(MMA Rangers Gym)  1R、早々にダブルレッグテイクダウンからマウントを奪う永留はヒジ。片足戻しディープハーフで潜る若宮にダースチョークを狙う永留。その顔を剥がして背中を着かせて右で小手に巻きパウンドの永留。  下の若宮は左で差して立つとニンジャチョーク狙い。それを抜いた永留はダブルレッグから尻下でクラッチしてテイクダウン。ノーアームギロチンチョークでタップを奪った。  永留は「決勝も圧勝して優勝する」と宣言。決勝では亮我(総合格闘技ゴンズジム)と対戦する。  永留はわっしょい内田戦、下田洋介戦に続く3連勝。柔道ベースながら県大会にも出場していないという永留は、MMAを始めて半年で九州アマチュア修斗で2位に。その3カ月後に全日本アマ修斗で3位となり、総合格闘技を初めて1年も経たずにプロ昇格を果たすなどMMAで才能を開花させている。 [nextpage] ▼フライ級(-56.7 kg)5分2R△ニシダ☆ショー(BURST)[判定1-0] ※20-18, 19-19×2△江木伸成(LEOS MMA/パラエストラ広島)  8月の広島大会以来の再戦。グラップリングルールでは江木がニシダを内ヒールで極めている。 1R、サウスポー構えのニシダはテコンドー仕込みのサイドキック。さらに左ミドル。回る江木にニシダは右ハイもバランスを崩して尻もち。そこに詰める江木だが、ニシダは両脇差して立ち上がり。  離れるニシダに、前転して江木は足を取りにいくもかわされ立ち上がると左ミドルをガード上にヒット。蹴りを軸にリズムよく打ち込むが、そこにニシダは右ストレート! ダウンした江木のガードにニシダはパウンドには行かず。  スタンドで左ミドルを当てる江木。さらに右ロー。江木は左ハイ。左ストレートの跳び込みはガードが低い。ニシダの右はかわす江木が組んだところでホーン。  2R、サイドキックで滑った江木だが、そこにニシダは入っていかず。スタンド。右のサイドキックがローブローとなる江木。ニシダが回復して再開。ニシダの蹴りを掴んでテイクダウンは江木。  右手でオーバーフックするニシダ。フックガードのニシダは下から耳に掌底。中腰で押さえ、右で1発パウンドした江木。こんどは左でオーバーフックするニシダは、下から顔面にフック。  江木は鼻血。足を効かせるニシダは蹴り上げから一瞬足を掴むが、抜く江木はニシダの立ち上がりにバックを狙いたいが、ニシダは左で小手に巻き、バックテイクを許さず。  体を入れ替え左で差したニシダは金網に押し込みヒザ。右で小手に巻く江木が内股狙いから下に潜り、足関節に。しかしセットできず、江木が足を掴んだまま鉄槌を当ててでホーン。  判定1-0(20-18, 19-19×2)で1者がニシダを支持も、2者がドロー判定で引き分けとなった。 [nextpage] ▼TORAO|COLORS ストロー級(-52.2kg)5分2R〇古賀愛蘭(BURST)[判定3-0] ※20-18×3×高本千代(高本道場)  ストロー級から今回は52.2kgに合わせた古賀は、5歳から始めた日本拳法で培った鋭い打撃に加え、MMAの基礎を学ぶため、BURSTに入門。女子格闘技の“レジェンド”藤井惠のもとで鍛錬を積み、鋭いステップワークと抜群の距離感を武器に、DEEP2連勝後にRIZINに参戦。  2021年11月のRIZINでにっせーにスプリット判定負け後、2022年4月にパク・シウにフィニッシュさせずに判定負け。2022年12月に宝珠山桃花とドロー判定後、2023年3月の「Shooto BORDER」では、檜山美樹子を1R TKO。  5月のジェニー・ファン戦では、最終回にファンのクラークプラッタに一本負けも、2023年8月の前戦「TORAO COLORS」で48kg契約で韓国のパク・ソヨンに左ストレートを当てて押さえ込み、3度目の正直で国際戦初勝利を掴み、復活を遂げている。22歳。  対する高本は、2023年4月のPANCRASEでのプロデビュー戦をパラエストラ柏の重田ホノカと戦い、接戦で判定負け。9月の前戦では元ストロー級王者のKARENにも判定負けを喫し、2連敗中ながら、いずれも強豪相手にフィニッシュさせない粘りも見せた。19歳。  巧みな柔術に加え、左右の蹴りも自在の高本に対し、古賀は前戦で組みの課題を克服し、国際戦でも相手を完封する強さを見せている。Z世代期待の女子ファイター対決を制するのは?  1R、サウスポー構えの高本の左の蹴りに、古賀は右の突きで応戦。遠間から飛び込んでの右のボディを突く古賀。さらに右の飛び込みに高本は左の蹴りを狙う。  頭の位置を変える古賀。前手の左フックを見せる。右回りでまわす高本は、ガード上に左ハイ。古賀は出入り。ボディ、右を顔面に突くと高本も右に顔をずらす。高本の左の蹴りを掴んでテイクダウンは古賀も、高本は下から腕十字狙い。古賀はそれをかつぐ。  2R、中央に出て前蹴りを見せる高本。右に回る古賀は右ボディストレート狙い。そこに高本は左テンカオを狙う。右ジャブの高本に左を合わせる古賀。さらにボディ打ち。圧力をかける高本。そこに古賀は右の突きを当てる!  右前手フックは遠い高本。古賀の右ストレートはかわした高本は左の蹴りも古賀もかわす。打ち合いのなかで右を当てた高本! ボディ打ち、左前手を返した古賀。右ボディに右ミドルを合わせる古賀。喧嘩四つの前手を突き合い、ワンツーからボディ打ちは古賀。高本の左ハイをガードして右回り。ホーン。  判定は3-0(20-18×3)でヒットポイントで勝った古賀が52.2kgで勝利した。 [nextpage] ▼バンタム級(-61.2kg)5分2R 〇HAMMER KATU(有永道場TeamResolve)[2R 0分48秒 KO] ※右フック×藤川智史(総合格闘技道場ARMS)  1R、ともにオーソドックス構え。藤川は左インロー。じりじりと詰めるHAMMERに、右ローも。細かいステップで的を絞らせない藤川は右の飛び込み。  HAMMERも左ロー。左ジャブはかわした藤川。HAMMERの前手で押した指が藤川の目に入りアイポーク。再開。左を当てた藤川。右に回るとHAMMERが詰めると藤川はレベルチェンジから潜るも固執せず離れる。HAMMERが右を振ってホーン。  2R、左ジャブを突く藤川。右を突いてダブルレッグに入るが、それを切ったHAMMERは、左を当てると、藤川の動きが一瞬止まり、HAMMERが顔面、ボディに強振! 左から右フックを顔面に打ち抜き、ダウンさせてKO勝ち。  HAMMERパンチを炸裂させたHAMMERは、「HAMMER!」と叫ぶと、MOBSTYLESのTシャツを前後逆に着用しながらも「これで3連勝、次、誰でもいいので強い相手に挑戦させてください」とアピール。大会開催の周囲に感謝の言葉を述べると「奥さんと娘にお礼を言わせてください」と語った。 [nextpage] ▼TORAO|COLORS女子アトム級(-47.6㎏)5分2R〇上瀬あかり(毛利道場)[1R 2分01秒 リアネイキドチョーク]×檜山美樹子(ナゴヤファイトクラブ)  1R、ともにオーソドックス構え。長いジャブの檜山に、上瀬は重い左の蹴り、さらに左で差してテイクダウン。ハーフからヒジを突きマウント。パウンド連打、檜山はスクランブルでいったん正対しかけるが、すぐにバックを取り直し、リアネイキドチョークを極めた。  ケージの中で上瀬は、「毛利道場の上瀬あかりです。初めて山口県の皆さんの前で試合が出来て、絶対に勝ちたいと思っていました。今日、セミで自分が小さな頃からついている毛利先生も試合をしますので、応援をよろしくお願いします」と語った。 [nextpage] ▼2023年度新人王決定トーナメント バンタム級(-61.2kg)5分2R×藤田ムネノリ(SUBMIT MMA)[判定0-2] ※18-20×2, 19-19〇磯城嶋 一真(MMA Rangers Gym)  1R、ともにオーソドックス構え。藤田はワンツー。磯城嶋との四つは離れる。右オーバーハンドからダブルレッグでドライブし、シングルレッグで詰める藤田。頭が下がるとそこに鉄槌の磯城嶋は引きはがす。  右ストレートを当ててダブルレッグからアンクルピックで尻を着かす藤田だが、ここも切る磯城嶋が右ストレート、ボディ打ち。スイッチも見せて藤田のローシングルをスプロール。しがみつく藤田に鉄槌を打ち込む。  2R、圧力をかける磯城嶋左ジャブ、ボディストレートでけん制し、右ストレートを打ち込む。しかし、右オーバーハンドでダウンを奪う藤田! パウンドに立ち上がる磯城嶋のスタンドバックにつき、背後からヒザ蹴り。左足をかけに行くが、磯城嶋が正対して小外がけテイクダウン! 上からパウンドし、離れてスタンド。  藤田のローシングルを頭を押して潰してサイドバック。足を手繰り金網までドライブしてハイクロッチで持ち上げてテイクダウンは藤田! 上体を立てる磯城嶋はヒジ。足をかけて倒そうとする藤田だがそこに鉄槌を浴びてホーン。  判定は2-0(20-18×2, 19-19)で磯城嶋が勝利。 新人王決定トーナメント決勝でJAM(Theパラエストラ沖縄)と対戦する。 [nextpage] ▼2023年度新人王決定トーナメント ストロー級(-52.2kg)5分2R〇麻生Leg Lock 祐弘(有永道場Team Resolve)[判定3-0] ※20-18×3×梅木勇徳(パラエストラ千葉)  1回戦はヒールフックで極めている麻生。  1R、開始ホーンと同時に滑り込む麻生。付き合わない梅木。イマナリロール、前転、側転で近づく麻生。立つとともにオーソドックス構え。麻生は飛び込んでのヒザに関節蹴り。シッティングガードで近づく。さらにドロップキックもかわす梅木。  両者に「注意」。立つと半身サウスポーに構える麻生。蹴った梅木の打ち終わりに組みついた麻生! バランスを崩した梅木のサイドを奪い、横四方で押さえると梅木は下から細かいパウンド。インターバルで座り込む。  2R、シッティングガードから立って飛び込む麻生。かわしてその足に蹴る梅木。トリケラトプス拳のように構える麻生。スライディングで徹底する。両者に「警告」。  スタンドで立ち会う麻生。スライディングの麻生に梅木は上から入っていくが、リバーサルした麻生はマウントからサイドへ。しかし梅木は下からレッスルアップしてサイドを奪取。首を抱える麻生に梅木がアゴ下を肩で潰して上半身を潜らせず。ホーン。  判定はシッティングガードで仕掛けた麻生が3-0(20-18×3)で勝利。決勝で再びパラエストラ千葉の根井博登と対戦する。 [nextpage] ▼オープニングファイト ガールズ修斗 48Kg級 4分1R〇山本あやめ(セコンドアウト)[判定2-1] ※10-9×2, 9-10×森下瑠亜那(TKエスペランサ)   テイクダウン、パスガードを決めた山本が森下に判定2-1(10-9×2, 9-10)で接戦を勝利。香川大会のリベンジに成功した。
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