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【RIZIN】皇治のMMAデビュー戦が決定「一からやるのが俺の中でカッコいいと思った」、迎え撃つ三浦孝太「若いエネルギーで格闘技のキャリアを潰せたら」

2023/11/24 18:11
 2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表記者会見が11月24日、都内にて行われ、皇治(TEAM ONE)vs.三浦孝太(BRAVE)が発表された。この試合は皇治のMMAデビュー戦となる。契約体重、ルール、ラウンド数などは調整中で後日発表。  これがMMAの4戦目となる三浦は「3回連続でキックボクシングの凄いトップ選手とまたやらせてもらえるってことで、自分自身も凄く嬉しい気持ちなのと、あとはまた大晦日に呼んでいただき、榊原さんはじめRIZINの方々に感謝しかありません。皇治選手自体は自分もリスペクトしている選手ですし、自分が小さい時から見てきた選手なので、そういう選手と実際にリングで対峙できるっていうのは凄く嬉しい事なんですけれど、試合となったら関係ないので自分が必ず勝ちたいと思います」と、皇治へのリスペクトを口にする。 「自分が格闘家になる前、中学か高校くらいの時にK-1で凄い活躍されていて。根性とか見せ方とか、前向きなMMAだったりボクシングだったりいろいろなものに挑戦していくのを自分は見ていたし、本当にいろいろな意味でプロってあるんですけれど、いろいろな人を巻き込んで注目させることが出来るプロってあまりいない方だと思うので、そういう意味でもリスペクトしているって感じです」と三浦。  これに皇治は「言わせてないですよ(笑)。ええ子だなと思って。自分は真剣にMMAやるって言うてやっているので、ほんまにちゃんとしたMMAルールで三浦くんと出来たら面白いなと思いますし、大晦日やからこそのカードなので2人で盛り上げられたらなと思います」と答える。  YA-MAN戦に続いてキックボクサーのMMAデビュー戦の相手を務めることに三浦は「正直今回、この皇治選手と決まる前に試合の話をしていた時は、MMAのキャリアのある選手で話し合いを進めていたんですけれど、それがなかなか決まらずに。盛り上がるカードとして皇治選手と、という話を聞いた時に、キックボクサーとしてとかじゃなく格闘技のキャリアとしては前回やったYA-MAN選手や皇治選手というのは格闘技というものに対してのキャリアはトップ選手だと思うし、凄い活躍されている方なので、そういう選手にMMAデビュー戦とはいえ挑むことには変わりはないので、デビュー戦の相手を務めるというよりはシンプルに皇治選手のMMAデビュー戦をやれるというのは嬉しい事なんですけれど、あまりそこは意識していないというか。一人の実績のある選手って感じですね」と油断はない。  YA-MAN戦を経てストライカー対策は出来ているかとの質問には「その後、スタンドの試合がタイであったりとか、その期間はそれこそ5月にやったYA-MAN選手の練習に参加させてもらって、キックの練習を集中的にやったりとか。まだ自分も格闘技の人生が始まったばかりで、自分から見ても周りのチームから見てもまだまだ欠けているところとかはいっぱいあると思うんですけれど、自分の長所もどんどん見つかってきているので、そういうところを伸ばしていって若いエネルギーみたいなもので今回のキャリアみたいなものを潰せたらと思います」と、皇治のキャリアを若さで潰すと言い放った。  自分自身については「全体的にMMAをどんどん学んでいる途中ですし、自分自身ここが成長していますと言うよりは、見ている方に自分の成長しているストーリーというのを見てもらうのが自分がRIZINに出させてもらっているひとつのテーマだと思うので、そこは大晦日にしっかり見てもらって。最初にYUSHI選手にサッカーボールキックで勝った日からどういう風に成長しているかを見てもらえる一戦になると思っています」と、2021年大晦日のデビュー戦から自分がどれだけ成長したかを見てもらいたいとした。  皇治は「キム兄やりましたね。木村くん、あかんでしょう。僕ら出てくる意味ないですよ。キム兄で持ちきりでしょうね、ステロイドの話で。もう社長、ちゃんと薬局紹介してあげないと。キム兄、あいつ恐ろしいな。大晦日はいっぱい注射を打って頑張ろうと思っていますので応援よろしくお願いします」と、会見の冒頭で発表された木村"フィリップ"ミノルのドーピング検査が「陽性」だったことに話題を持っていかれると苦笑。  対戦する三浦については「何もないですよ。男前やなと思って。新旧モテ男対決ちゃいますか。新旧言ったら俺が終わったみたいになるな。男前やなと思いますし、こんな平和な記者会見あります? 結婚式かなと思って。やっぱりね、乱闘とかダメなんですよ、僕らプロは。きっちり結婚式のように平和にせんと。僕らアスリートですからね。だから心を入れ替えて三浦くんみたいにスマートに行こうと思います」と、今回は大人しくしていると宣言。 「当然ですね。僕は心を入れ替えましたからね。凄い真面目に生きていますし、MMAが凄く楽しいんですよ。なので真面目にいってるのでスマートに行こうと思います」と、今回はトラッシュトークや乱闘はしないとした。  なぜ心を入れ替えたのかと聞かれると「そりゃあ心を入れ替えなあかんでしょう。ずっと女の子と寝技ばかりしてきて。ほんで調子に乗って4月にあんなカッコ悪い負け方して。心を入れ替えて、女の子との寝技は置いといて、男の子と今ずっと寝技をしているので真面目に行こうと思います。謙虚に行こうと思っています」と、ビッグマウスは試合に勝ってからということのようだ。  SNSで明かしていた足首の怪我は「怪我してました? あれは他人の足ですよ。ちょっと同情してもらおうと思って。俺こんだけ頑張ってんでと。やっぱり応援して欲しいじゃないですか。おっさんらに首絞められて毎日ネチョネチョしているんですから。みんなに応援して欲しいと思って他人の足を上げただけなので問題ないですよ」ととぼける。  同じく大晦日にMMAデビュー戦が決まった、因縁のある芦澤竜誠が太田忍との対戦が決まったことをどう思うかと聞かれると「アホでしょう。まあ、彼は若いからいいんじゃないですか。僕も若い時はいろいろな挑戦をさせてもらったし、人の生き方はそれぞれやからそれでええと思うんですけれど、俺はホンマに15歳からキックボクシングをやっていて、おっさんになってからMMAになりました。最初はナメてましたけれど、MMAのおっさんは凄いなと。リスペクトしましたし、だからこそ一からやるのが俺の中でカッコいいと思ったのでこうして一からやります。なので芦澤はアホやなと」と、自分は段階を踏んでやっていくとした。  続けて「調子に乗ってるのは来年4月の大阪大会までですよ。想いっきり絞め落としたるので楽しみにしていてください」と、2024年に同じ大阪大会でリベンジすると改めて宣言。  そして、理想の勝ち方を聞かれると三浦は「勝ち方はやっぱり盛り上がるKOだったり一本だったり盛り上がるフィニッシュはもちろん考えてはいるし、今後も試合までいろいろ考えていこうと思っているんですけれど、前回YA-MAN選手とやっていくらMMAが初めてだとは言え、戦いのキャリアみたいものはYA-MAN選手は凄いあったので、そういうところで簡単じゃないと知ったので。皇治選手もキャリアで言えばYA-MAN選手よりもずっと長いと思うし、戦うことに関しての強さみたいなものはいくらMMAが初めてとはいえあると思うので、決着というよりもしっかりラウンド数とか、今後決まる細かいルールも頭に入れつつしっかり勝ちに行く試合が出来たらなと思っています」と、盛り上がる勝ち方を目指すが、しっかり勝ちたいとする。  皇治は「日々教えてもらっている竹浦スペシャルと青木スペシャル、この2つで極めようかなと思っていて。今回の対戦もそこにいるイゴール(タナベ)が行けと、余裕やと言うのでほんなら今回やろうかと思ったので。昨日もイゴールと練習したんやけれど、竹浦スペシャルどうやった?」と、会見に出席していたイゴール・タナベに問いかける。  イゴールが「最高でしょ。5回くらい極められましたね。バッティングされてからの竹浦スペシャルを極められました」と笑って答えると、皇治は「さっき裏で話していました」と打ち合わせ済みだったとネタばらし。  三浦としては連敗を避けたいところであり、名前のある皇治に勝つことはキャリアにおいてプラスになる。対する皇治もデビュー戦でインパクトを残したいところであり、会見では見えなかったが互いに闘志はめらめらと燃えているだろう。
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