2023年11月20日、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートン会長兼CEOが、CNBCアジアの『Squawk Box』に生出演し、2024年の日本大会の開催について言及した。
「これまで年間約20大会を開催していましたが、2023年は約60大会。タイの陸軍やチャンネル7などの協力を得て、格闘技の聖地であるルンピニースタジアムを活用し、3倍の大会を開催することができています。190カ国以上に毎週金曜日の大会を中継しています」と語ったチャトリCEOは、続けて、「大会場での大会も多く行ってきましたが、来年は日本で再び大会を行います。また、2024年はカタール、シンガポール、米国でも行います」と日本大会の開催を明言した。
本誌の取材では、2024年初頭に日本大会の開催が予定されており、近日中にも、同大会の会見が日本で予定されているという。
また、ONEの事業展開について様々な報道がなされるなか、チャトリ代表は、「2024年の予想収益により、当社の主要事業は2024年までにランレートで黒字化できる軌道に乗る」と語っている。
現在、ONE Championshipでは、立ち技ファイターとして武尊、日本に帰国した秋元皓貴、内藤大樹らが契約中。
9月のルンピニー大会では、武尊が試合を熱望するロッタン・ジットムアンノンがキャッチウェイト(140 LBS)のムエタイ戦でスーパーレック・ギャットムー9に判定負けの波乱もあったが、現地観戦した武尊は「ロッタンと戦いたい気持ちは今でも変わらない」と語っている。
果たして日本大会でのスーパーファイト実現の可能性はいかに。
また、11月大会では、ムエタイ王者のジョナサン・ハガティーがMMA王者のファブリシオ・アンドラージを2R KO。キック王座も獲得し、2冠王となっている。
ONEキックのバンタム級1位には秋元皓貴がランキングされており、王座奪還を宣言している秋元とハガティーの王座戦にも期待が高まる。さらに10月に強豪ゴントーラニー・ソー・ソンマイに敗れたONEムエタイフライ級4位の内藤は、キックでは2位につけており、再起戦はいつになるか。
MMAでは、ストロー級3位に箕輪ひろば、さらに猿田洋祐、山北渓人、川原波輝。フライ級4位に若松佑弥がランクインし、和田竜光、怪我から療養中の仙三も。ライト級に青木真也。ウェルター級ではONE3連勝中の手塚裕之、秋山成勲(※ライト級も)。女子ストロー級に三浦彩佳、アトム級に平田樹が名を連ねている。
果たして、日本大会では、どんなカードが組まれるか。