2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表記者会見が11月11日、都内にて行われた。
会見後の囲み取材で、榊原信行RIZIN CEOは11月19日(日)都内某所にて開催される全試合オープンフィンガーグローブ着用キックボクシングルール3分3R(勝敗はKO決着のみ、判定なし)の『FIGHT CLUB』で、YA-MAN(TARGET SHIBUYA)と対戦する朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)の大晦日出場について言及した。
もし朝倉がKO負けや怪我をするなどがあれば大晦日の出場は難しいのではないか、と問われた榊原CEOは「朝倉未来vs.YA-MANの結果を待って、未来が出てこないと…とはあまり思っていません。出なきゃ出ないでいいじゃないですか。今のこの7試合で十分RIZINを見てくれている人たちに、今年一年の総決算としてそん色ないカードだと思いますし、YA-MANとの一戦で未来選手のフィジカルの問題とその試合内容にもよると思いますし、その中で未来が見たいよって強いファンの熱が生まれれば僕としては未来に頭をこすりつけてでもお願いに行きますけれど、どうなのなかって。そこまで(朝倉が)出てこないと大晦日が締まらないよって感じにもなってないんじゃないかなって気がしますけれどね」と、朝倉出場にややトーンが下がったと感じられるコメント。
朝倉の試合が大晦日に必要だというパーセンテージは減っているのかとの問いには「出られるなら出ればいいし、ファンの熱も含めてYA-MANとの試合いかんで話し合って決めようと思っています」と答える。
続けて「そこで何を見せられるのか。YA-MANとやるって選択をしたことも含めて、ファンも未来はどっちの方向に行きたいのかなって思っているのでは。RIZINは実力測定の場だし、フェザー級でこれだけ実力者が揃っている中で誰とやってくれ、彼とやってくれと常にファンから求められるものが多いので、戦いたいけれども今のRIZINの実力ある選手がこれだけラインナップされているところに身を置いて、上を目指すってことに関してもストレスとか自信とかいろいろなものをリセットするタイミングなんだと思います」と、朝倉にとって考えるきっかけになる試合なのではないかとの見解。
「YA-MAN戦が未来にとっていい意味で、もう一度自信を取り戻せる試合になってくれたら個人的にはいいなって感じですね。だからこの試合というのは、今後の朝倉未来の格闘家人生において、勝ち負けもそうですけれど、彼がやっぱり総合で戦いたいと思うのか、こういう奇をてらった形のカードで今後生きていくのか。それを占う試合になると思います。私も見ておきます」と、朝倉の今後の格闘技人生において分岐点となる試合になるのでないかと語った。