フェイスオフでつかみあい寸前になったところを引き剥がされる木村と白川
2023年11月19日（日）都内某所にて開催される全試合オープンフィンガーグローブ着用キックボクシングルール3分3Rの『FIGHT CLUB』の対戦カード発表記者会見が、4日（土）都内にて行われた。
後半戦3試合はYA-MAN率いるYA-MAN軍団と朝倉未来率いるJAPAN TOP TEAMの朝倉軍団による3vs.3の軍団対抗戦が行われる。
セミファイナルは-68kg契約で山口裕人（道化倶楽部）vs.西谷大成（JAPAN TOP TEAM）、第5試合は-66kg契約で木村“ケルベロス”颯太（NJKF心将塾）vs.白川陸斗（JAPAN TOP TEAM）に決定。
白川は「9月にMMAの復帰戦をしてその試合が自分の中で本当に不甲斐なくて。チャンスがあるなら何か来た時に絶対につかみ取ろうと思ってやってきて、この話が来て。本当に二つ返事で挑戦したいと。立ち技で、しかもOFGで試合が出来ることはなかなかないと思うので。ましてや自分は殴り合い大好きなのですぐ参戦決めたんですけれど。これは挑戦することに意味があるわと思っていたんですけれど、いかんせんこのクソガキが生意気な口を聞いてきたので、ほんまにド突きまわしたろかなと思っています」と、木村に敵意むき出し。
木村が「地獄から白川殺しに来たケルベロスです。金魚のフン、なんも出来んくせに」と言い放つと、白川は「なんも出来んと言うてるヤツにな、リング上でボッコボコにされるから見とけよな。お前の舞台でやってやんねん、お前のルールでやってやるんだぞ」と返答。
これに木村が「立ち技だから負けた時に言い訳できるな」と言うと、白川は「言い訳なんかあるか。負けたらどないすんねん、お前」と自分のルールで負けたら恥をかくぞとする。「負けるわけないから」と木村が言えば、白川は「しばき回したるからな」と怒り。木村も「やってみろ」と挑発した。
打倒YA-MANを掲げていた木村が、YA-MAN軍団入りしたのはなぜかと聞かれると「俺の最終的な目標はYA-MANやから。それは変わっていない。でもRISEのOFGをナメられた発言をされて黙っていられんから。まずはこいつをシバいて、次はYA-MANって感じですね。立ち技では勝たれへんやろなって感じです」と、RISEのために戦うとする。
これに白川が「MMAファイターですがOFGはこっちの方が使い慣れているし、OFGの戦い方があるのでそれをしっかり見せたいと思います。YA-MAN目標って言ってるけどお前なんや、ケルベロスって言ってるけどYA-MANの番犬になったんか」と挑発すると、木村は「お前のとこの朝倉がRISEのOFGをナメた発言するから。YA-MANの仲間ちゃうけれどRISEナメられてるのムカつくから」と答えると、ここから状況が一変する。
木村の発言にカチンと来たか、朝倉未来がマイクを持ち「お前、誰？ 初めて見たんだけどさ、まず俺たちに感謝から言えよ。お前らより知名度も何もかも上の状態でお前らの興行にお前らのルールに合わせて出てきたんだから。お前、まずそれを感謝しろよ。俺らが出てこなかったらこの試合全然注目ないぞ。お前の知名度が物語っているだろ」と一喝。
最初は「最近、注目度のことばかり言ってるな」と反論していた木村だが、朝倉が「お前さ、この場で俺らとやったら一瞬で終わるの分かるだろ、俺らが勝つに決まってんだろ。じゃあここでやってみるか？ ここでやったら30秒でおつり返って来るぞ。お前らのルールに合わせてやっているんだから、まず感謝しろよ。分かったか」と怒気を含んだ口調で言うと言葉を失ってしまった。
白川も「なんでお前が勝てると思うねん。同じルールで俺らに勝てると思ってんのか。地獄の番犬か何か知らんけれどな、リングでド突きまわして俺の忠犬ハチ公にしてやるからな、覚悟しとけよ、クソガキ」と畳みかけ、木村は「1Rで倒します」と小声で答えるが、白川は「で、ケルベロスが負けます」と笑った。
YA-MANは「格闘技は知名度じゃないので」と木村をかばうが、朝倉は「さっきYA-MAN、第一部の会見で隣にいたヤツに言ってなかった？ 誰もお前のこと知らないから自分で盛り上げろって」とツッコミ。YA-MANも「まあ、そうですね。ケルベロスのことは知ってる人は知ってると思うんですよ。でも、それはケルベロスがもっと盛り上げるべきですよね、口で」と突き放す。
また、木村を起用した理由を聞かれたYA-MANは「やれるヤツが他にいなかったからですね」と答え、木村は「そんなことはないと思いますけど…」と不服そうだった。
完全に孤立してしまった感のある木村。リングの上で朝倉未来軍団を見返すことは出来るか。
