2023年11月19日(日)都内某所にて開催される全試合オープンフィンガーグローブ着用キックボクシングルール3分3Rの『FIGHT CLUB』の対戦カード発表記者会見が、4日(土)都内にて行われた。
後半戦3試合はYA-MAN率いるYA-MAN軍団と朝倉未来率いるJAPAN TOP TEAMの朝倉軍団による3vs.3の軍団対抗戦が行われる。
メインイベントは、RISEオープンフィンガーグローブマッチ -65kg級王者のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)vs.朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)に決定(-70kg契約)。
YA-MANは「前にトライフォースで練習させてもらっていたんですけれど、その時に一緒に練習していて。(朝倉が)この前のケラモフ戦で負けてそこから格闘技のモチベーションが下がって2カ月くらい練習してなかったんですよ。そんな負けてやり返さない男だと思わなくてスゲェださいなって思って。こんな人が格闘技界のトップにいたら格闘技界がダサくなるので、俺がボコボコにして昔の朝倉未来を呼び戻したいなと思っています」と、朝倉の目を覚まさせると意気込み。
その言葉を笑いながら聞いていた朝倉は「YA-MAN無理してるなって感じですかね。ちょっと無理があるんじゃないかなって。自分の大会っていうのもさっき知って、RISEからオファーが来てたのでRISEの大会だと思っていたんですけれど。自分の大会を盛り上げたいから俺に喧嘩売ったって素直に言った方がいいんじゃない? だって2カ月練習してなかったからと言って俺の保護者じゃないし。素直になった方がいいんじゃない?」と薄笑いを浮かべながら問いかける。
YA-MANは「普通にださくないですか。やられたらやり返すとなればいいと思うんですけれど、俺はもう実業家になるからって、格闘技はもういいやって負けたまま折れるような男だとは思っていなかった」と返答すると、朝倉は「試合が終わってさ、2年とか3年とか練習しないわけじゃない。2カ月だけだよ。どうしたの?」と再び問いかける。
「普通すぐにやるだろう」とYA-MANが答えると、朝倉は「YA-MAN(それは)無理あるよ。さすがに」と笑い声をあげる。
なぜFIGHT CLUB参戦を決めたのかと司会から聞かれた朝倉は「格闘技を15年とかやってきて、キックボクシングの試合ってやったことがなかったので。YA-MAN強いじゃないですか、OFGで負けたことがないし。まあ、興味本位ですね。普通に変な煽りとかなくても俺とYA-MANがOFGで立ち技ルールでやったら面白いじゃないですか。経験としてやっておきたいなと思って」とその理由を語る。
YA-MANについては「試合は面白いじゃないですか。殴り合いで」とし、「このOFGで立ち技でやっている連中はどんくらい強いんだろうって。その興味本位です。後ろの2人(白川陸斗、西谷大成)も一昨日くらいに僕から提案させてもらったので、本当に近々で決まったんですけれど、RIZINで立ち技中心でやっている選手とこういう興行でやっている選手はどっちが強いんだろうって興味本位です」と興味があったからだとした。
MMAファイターが立ち技に挑むことについてYA-MANは「普通に俺が強いってことを世間に知らしめるための大会だと思っています。MMAの選手なのでさすがに勝てないでしょうって感じですね。陸上で5種競技のメダリストが100メートルか200メートルの専門家に勝てるかって言ったら勝てないじゃないですか。それと一緒ですよ。MMAは強いかもしれないですけれど、キックボクシングをやらせたら勝敗は分かり切っている」と、キックボクシングの専門家には勝てないと断言。
しかし朝倉は「俺とYA-MANが立ち技で試合するのってけっこう勝負論あると思って引き受けたんですけれど、世間の評価がYA-MANが格下って言われちゃっててかわいそうだなと思って。一応このOFGのチャンピオンなんですよね。なのに世間で俺の方が強いと思われていて凄いかわいそうだなと思った」とあざ笑う。
それにYA-MANは「それは信者が多いからじゃないですかね。教祖みたいな。朝倉未来が言ってることが全部正しいみたいなヤツらばかりなので、その幻想を今回解こうかなと思います」と、“朝倉幻想”を打ち砕くと言い放った。