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【修斗】岡見勇信が修斗初参戦で韓国王者と対戦「42歳の冒険。ネガティブな気持ちは一切、無い」。世界フェザー級王者SASUKEが田中半蔵を相手に2度目の防衛戦も。昼の部「COLORS Vol.2」でアトム級王座戦・澤田千優vs.中村未来が決定=12月2日(土)豊洲PIT

2023/11/02 15:11
 2023年12月2日(土)、修斗初進出となる豊洲PITにて開催される『プロ修斗公式戦 MOBSTYLES presents FIGHT&MOSH』および『プロ修斗公式戦 COLORS Produce by SHOOTO Vol.2』の追加カードが11月2日、YouTube会見にて発表された。  同日は、1部と2部の入れ替え制で、第1部がプロ修斗女子公式戦『COLORS Vol.2』、第2部がプロ修斗公式戦『FIGHT&MOSH』となる。  2部の『FIGHT&MOSH』に、岡見勇信(EXFIGHT)の参戦が決定。韓国AFC・TFCミドル級王者のキム・ジェヨン(韓国・NOVA MMA)と対戦するほか、「修斗世界フェザー級チャンピオンシップ」(5分5R)として、王者SASUKE(マスタージャパン東京)と挑戦者・田中半蔵(同級5位/FUN'S)のタイトルマッチも決定。また、1部では「修斗世界女子アトム級チャンピオンシップ」(5分5R)で王者・澤田千優(AACC)が初防衛戦。中村未来(マルスジム)の挑戦を受ける。 ぶつかってどちらが前に出られるか(岡見) ▼ミドル級 5分3R岡見勇信(日本/EXFIGHT)37勝15敗キム・ジェヨン(韓国・NOVA MMA)26勝15敗2分 AFC、TFCミドル級王者 173cm  2002年のプロデビューから21年目を迎えた岡見は42歳。柔道から「DEMOLITION」旗揚げ大会に出場。83kg契約試合で判定勝ちでMMAのキャリアをスタートさせた。日本人選手にとって絶対的に不利とされるミドル級で2011年には世界の頂点、アンデウソン・シウバが保持するUFC世界ミドル級王座にも挑戦している。  ONEには2019年から上がり、水抜き禁止の83.9kg=ONEウェルター級でキャムラン・アバソフにTKO負け。同年8月にジェームズ・ナカシマに判定負けと苦しい日々を送ってきたが、2019年10月の両国大会でアギラン・ターニに判定勝ち。新天地で初白星を掴んだ。  2022年11月に3年ぶりの試合で、ONEミドル級(※93.0kg)で復帰。アウンラ・ンサンと対戦し、ンサンの右ストレートをかわした岡見がシングルレッグも、そこに右ヒザを合わされ後方に倒れた岡見は立ち上がれず、1R TKO 負けとなっている。  MMA51戦37勝15敗。今回が1年ぶりの試合で、プロ修斗は初参戦となる。また、水抜きあり減量のミドル級での戦いになる。  会見で岡見は、「修斗は、僕が格闘技を始めた頃からもちろんあって、大先輩の宇野薫さんらがチャンピオンで、和術慧舟會の先輩方が修斗にたくさん出ていて、セコンドや応援で修斗の会場には足を運ばせてもらいました。そのなかで自分は海外中心の舞台で戦ってきて、なかなか縁が無かったのですが、いずれ日本で戦うときに、この修斗という舞台で戦ってみたいという気持ちは常々持っていました。この修斗という舞台で戦う意義があるのかなと思い、坂本さんに戦うことはできますでしょうか、と連絡をさせてもらいました」と初参戦の経緯を説明。 「久々の日本の舞台なので、緊張もすごくあり、ワクワク感もあり、ここ1年試合もしていなくて、コロナのこともあって、日本の舞台にいま帰って来るのは、何だろう、また新しい冒険をするような──いま42歳なんですけど、こんなことやっていていいのかなという(笑)──すごく冒険という、ほんとうそういった気持ちにさせていただけているという、感謝ですかね。(48歳の宇野薫が11月19日の後楽園大会出場もあり)先輩がほんとうにすごいので、僕もすごく勇気をもらっています」と、今回の日本復帰戦を「冒険」と称した。  対戦相手のム・キム・ジェヨン(韓国・NOVA MMA)は、40歳で26勝15敗2分。AFC、TFCミドル級王者の経歴を持つ。坂本一弘サステイン代表は、「ハートの強い選手で非常に面白い試合になる。“日韓レジェンド対決”」と期待を寄せた。  同年代のベテラン対決に臨む岡見は、「キム・ジェヨン選手の映像を見て、歴戦の猛者というか、韓国人選手らしく気持ちが強く頑丈でどんどん前に出て来る選手。こういう選手と修斗の舞台で戦えるのは光栄だし、やりがいがあります。気持ちの勝負が大きな部分を占める。気持ちで退くと、どんどん前に出て来るので、自分も気持ちを持って潰し合いというか、ぶつかってどちらが前に出られるのか、押せるのか、そこの勝負が一番大きいのかなと思います」と、現在の岡見が最も欲する「前に出る気持ち」の勝負になると語った。  また、今後については、「もちろん“冒険”ですから、いまは20代中盤くらいの気持ちを持って戦っていこうと思っているので、この年齢だから終わりを考えているとか、そういうのはもう止めたんです。いまできる精一杯をやって、またその先が見えて来ると。自分にすごく期待しています。引退するために試合をするとか、自分が弱いからもうここで終わりにしよう、とか、みんなに最後に見てもらおうとか、そういう感傷的でネガティブな気持ちは一切、無いです。自分を信じて、自分に期待して、自分の背中を見せる──そういった思いだけなので、もちろんこの先を見据えて戦いますけど、いまは全力でキム・ジェヨン選手と戦い、潰し合いをしていきたいと思います」と、現役としての強さを見せていく試合になるとした。 [nextpage] SASUKE「王者らしくアグレッシブに」、田中「最後のチャンスで修斗王者になる」 ▼修斗世界フェザー級チャンピオンシップ 5分5RSASUKE(王者・2度目の防衛戦/マスタージャパン東京)11勝3敗1分田中半蔵(挑戦者・同級5位/FUN'S)15勝8敗  修斗世界フェザー級王者のSASUKEは、『ROAD TO UFC 2』でのTKO負けからの再起戦。2022年の『RTU1』でイー・ジャーに投げられた際に手を着き負傷したSASUKEは、そのままチョークで一本負け。10月の『RTU』のワンマッチで判定勝ちで再起を遂げると、2023年3月の修斗では飯田健夫をバックエルボーで沈め、2R TKO勝利を収めた。2023年5月に『ROAD TO UFC 2』に再挑戦し、キム・サンウォンと対戦。2Rに右ストレートを被弾し、パウンドアウトでTKO負け。今回は約半年ぶりの再起戦にして、修斗世界王座2度目の防衛戦となる。  会見でSASUKEは、田中を「経験豊富なファイターで勝負どころを分かっている選手。かなり切れ味のあるストライカーというイメージだったんですが、チームメイトの結城大樹選手もロイベ・ネト選手も要所要所で組まれてやられているので、スキルも高い、決して侮れない相手。僕のチームにも強い40代がたくさんいるので、ほんとうに40歳、侮れないないなと思っています」と警戒。 「でも、しっかりチャンピオンらしくアグレッシブに戦って、5Rありますが、みんなが退屈しないように、最後はみんなが立ち上がって手を叩くような試合をしたいと思っています。プレッシャーはまったく無いです。僕の気合いと心意気を見てもらえたら嬉しい」と、王者らしくアグレッシブに戦うとした。  対する田中は、2022年5月の福岡大会で約5年振りの修斗参戦。結城大樹に判定勝利し、ランカーに返り咲きとなった。倒れずに相手を制圧する王道スタイルで41歳となった今でもその強さを示す。2023年5月にはロイベ・デ・オリベイラ・ネイトをテイクダウンで削って勝利。修斗復帰2連勝で王座挑戦権を得た。  田中は、北九州の自身のジム「FUN'S」からビデオメッセージ。 「SASUKE選手は柔道出身で足技が上手くて、一発があるので、そこを警戒したいと思います。初めての5Rなのでしっかり5Rをかけて戦いたいと思います。年齢的に衰えている部分もあると思いますが、技術的にいまが一番ノッっているのでそこを見てもらいたです。これが最後のチャンスだと思って、SASUKE選手にしっかり勝って、修斗のチャンピオンになります」と、力強く戴冠を宣言している。 [nextpage] 2年ぶりの再戦、北米帰りの澤田千優vs.MMA4連勝中の中村未来 ▼修斗世界女子アトム級チャンピオンシップ 5分5R澤田千優(王者・初防衛戦/AACC)5勝1分中村未来(挑戦者・同級1位/マルスジム)8勝6敗  同日昼の部は、プロ修斗女子公式戦の『COLORS Vol.2』。  第一弾カード発表では、「修斗世界女子アトム級チャンピオンシップ」(5分5R)として、王者・澤田千優(初防衛戦/AACC)と中村未来(挑戦者・同級1位/マルスジム)の王座戦が組まれた。  両者は2021年11月の修斗「インフィニティリーグ」以来の再戦。当時は、澤田がテイクダウンを決め、中村が立ち上がる展開のなか、判定2-0でテイクダウンを奪い続けた澤田が勝利している。  MMA5勝1分、負け無しの澤田は、2018年東日本学生選手権フリースタイル50kg級優勝、全日本社会人選手権優勝、全日本選手権5位などの実績を持つレスラー。兄・澤田龍人の背中を追って2021年5月に修斗でデビュー。リーグ戦で優勝するなど3勝1分で初代女子アトム級王者に輝いた。  2023年2月にタイで行われた『ONE Friday Fights 5』でも2R アメリカーナで一本勝ちすると、チーム・オーヤマでの北米修行も経て、5月に米国フロリダ州マイアミ開催の『Combat Global』でアナ・パラシオス(メキシコ)にテイクダウン&パウンドで判定勝ち。約1年ぶりの日本マット凱旋で、初防衛戦に臨む。  対する中村は、MMA8勝6敗。『Road to ONE』で平田樹に、シュートボクシングではMISAKIに敗戦も、修斗では小生由紀、加藤春菜に判定勝ち後、渡辺久江にKO勝ちするなど3勝。2022年のインフィニティリーグ準優勝となっている。2023年5月の前戦では修斗で川西茉夕とのスクランブル戦を制して判定勝ち。MMAでは4連勝中だ。  組んで倒して寝かせて殴る精度が高まった澤田に対し、左の攻撃の殺傷力を高め、組み力も磨いた中村。王座を賭けた再戦を制するのは?  なお、両大会ともチケットは11月3日(金)よりBASEオンラインショップにて先行販売、一般販売開始は11月7日となる。 [nextpage] MOBSTYLES presents プロフェッショナル修斗2023 Vol.8 FIGHT&MOSH 発表カード 2023年12月2日(土)東京・豊洲PIT2部[開場]17:00[開始]17:30 ▼修斗世界フェザー級チャンピオンシップ 5分5RSASUKE(王者・2度目の防衛戦/マスタージャパン東京)田中半蔵(挑戦者・同級5位/FUN'S) ▼ミドル級 5分3R岡見勇信(日本/EXFIGHT)37勝15敗キム・ジェヨン(韓国・NOVA MMA)26勝15敗2分 AFC、TFCミドル級王者 173cm 【既報カード】 ▼契約体重未定 5分3Rリオン武(RISING SUN)内藤太尊(ROOTS) ▼フライ級 5分3R猿丸ジュンジ(修斗ジム東京)安芸柊斗(MMAZジム) 【出場決定選手】内藤頌貴(パラエストラ松戸) MOBSTYLES presents プロフェッショナル修斗公式戦 COLORS Produce by SHOOTO Vol.2 FIGHT&MOSH 2023年12月2日(土)豊洲PIT1部[開場]12:00[開始]12:30 ▼修斗世界女子アトム級チャンピオンシップ 5分5R澤田千優(王者・初防衛戦/AACC)中村未来(挑戦者・同級1位/マルスジム)
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