大晦日には不出場を表明している朝倉未来
2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の対戦カード発表記者会見が10月26日、都内にて行われた。
会見終了後、囲み取材に応じた榊原信行RIZIN CEOは、大晦日大会に「90%以上の確率で出ない」と明言している朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)についてコメントした。
榊原CEOは「戦うことに自信がないんじゃないですか。もうケラモフ戦で心が折れているというか。何を彼が格闘家として目指すのか。それ次第だと思います。自信を取り戻してRIZINというトップアスリートがしのぎを削る舞台に戻ってきてくれたらいいなと思っていますけれど。僕にはふにゃっとした感じに見えるけれどね」と、朝倉はケラモフ戦での敗北で心が折れてしまっているのではないか、との見解。
【写真】2021年大晦日の斎藤裕戦。2022年は出場していない朝倉未来
「ただ、10%は可能性があると言っていたので、1/10の可能性で出てくるっていう気持ちなのかなと思ったり(笑)。いずれにしても我々からするとこの先2カ月の中でいろいろコミュニケーションをとって、期待しているファンもたくさんいるしね。ファンの求めるものに応えるのがプロの、トップアスリートの宿命なので。これは平本蓮にしてもそうだと思います」と、朝倉未来と平本蓮の出場の可能性を探るとする。
しかし、「求める側の思いと、選手も人間なのでどこかでメンタルも含めてオーバーホールすると言うか。やっぱり人生懸けて戦って敗れたものをフィジカルとかテクニカルな部分を補うだけでなくて、メンタルを含めた猶予期間のようなものはファンにちゃんと考えてもらえたらいいなと思います」と、復帰を急かすのは良くないと釘をさした。
そのうえで「平本選手とは昨日も会って話していますし、大晦日へ向けて前向きにいろいろな話を進めてちょっと面白いことをやれたらいいなと思っています。未来とも話はしていますから、両選手が出てくる可能性は十分にあると思っていただいていいかなと思います」と、両選手が出場する可能性を感じているようだった。