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【ONE】女王アリシアがホリデーで大胆な水着姿に、2階級制覇はしばらく見送りストロー級王座防衛戦へ

2023/10/20 12:10
 2023年9月30日(土)シンガポール・インドアスタジアムにて開催された『ONE Fight Night 14: Stamp vs. Ham』で、ONEムエタイ女子世界ストロー級王者スミラ・サンデル(スウェーデン)に挑戦するも3R2分58秒でTKO負け、2階級制覇に失敗したONEムエタイ女子アトム級世界王者アリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)。  TKO負けはしたものの大きなダメージはなく、10月の第2週からトレーニングに復帰したアリシアだが、休息をとるべくタイ・プーケットからピピ島への数日間の短期旅行に出かけたようだ。  アリシアはその様子を自身のInstagramに多数アップし、世界中の男性ファンを歓喜させている。というのも、赤や水色などのカラフルかつ大胆な水着をまとってビーチや海の中に入っている写真を連発しているからだ。「とても美しい」「素晴らしい」と多くのコメントが寄せられている。  まだあどけなさが残る面影で“ベビーフェイス”のニックネームを持つアリシアは25歳。ブラジルで初期のキャリアを積んだ後、タイへ渡り試合経験を重ねてきた。2019年7月にはプーケットのバングラスタジアムでタイトルを獲得している。オープンフィンガーグローブ着用のムエタイ大会『ムエ・ハードコア』で2試合を行った後、2020年8月からONEに参戦。いきなりスタンプのONEアトム級ムエタイ世界王座に挑戦すると、判定勝ちで王座を奪取した。その後はコロナの影響で試合から離れていたが、2023年3月に暫定王者となっていたジャネット・トッドを判定で破り王座を統一。  今回は同時2階級制覇を狙ってサンデルに挑戦したが、ONEでの初黒星を喫した。しかし、コーチ陣からは「ストロー級での手応えを感じた」との評価で、アリシアがサンデル戦へ向けてのトレーニングで大きく成長したことを喜んでいる。本来のアトム級での試合にはもっと期待が持てるとしており、まずは休んで次はタイトルを守るための準備をすると語った。  その挑戦者の第一候補はペッティージャー・オーミークン(タイ)だ。7歳でムエタイを始め、「男の子を打ち負かす少女」として有名となり、10歳で100戦以上を戦い、そのうち70回以上は男子選手との戦いを経験。有名になりすぎてテレビで試合が放送されるようになると、タイの法律によって男子選手との試合は禁止となった。2016年2月には『ムエタイオープン』に初来日するも、小林愛三と対戦して判定負け。2017年11月にはシュートボクシングに再来日するとMIOに判定負けを喫している。 【写真】鍛え抜かれたボディが際立つアリシア(C)allycia_phuketfightclub ムエタイでは順調に勝ち星を重ねる中、アマチュアボクシングのタイ代表として選ばれ2018年AIBA女子ユース世界選手権48kg級銀メダルになるなど活躍。2022年8月にはプロボクシングデビューも飾った。ムエタイでの獲得タイトルは、WPMF世界ミニフライ級王座、WMC世界-45kg級王座、2021THAI FIGHTクイーンズカップ-51kg級優勝など。ONEには2023年3月から参戦し、4試合ともTKO勝ちというけた外れの強さを見せつけている。現在は21歳で戦績は192勝15敗3分。  バカンスを終えて次の試合へ向けての準備に入るアリシア。ペッティージャーとの対戦が決まれば正念場となる。
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