(C)ONE Championship
2023年12月22日(金)タイ・ルンピニースタジアムで開催される『ONE Fight Night』メインイベントにて「ONEフェザー級ムエタイ世界タイトルマッチ」として、王者のタワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)に、スーパーボン・シンハ・マウイン(タイ)が挑戦することが発表された。
オープンフィンガーグローブ(3分5R)で行われるONEフェザー級ムエタイ頂上決戦。
当初、両者は10月7日の『ONE FIGHT NIGHT 15』で対戦予定も、スーパーボンが負傷欠場し、タワンチャイは緊急参戦のスーモーキン・ジョー・ナタウット(タイ)とキックボクシングルールで対戦。代役のナタウットが健闘も判定でタワンチャイが勝利している。
スーパーボンはブアカーオの弟子で、2021年10月のONEフェザー級キックボクシング王座決定戦でジョルジオ・ペトロシアンに右ハイキックによるKO勝利で戴冠。2022年3月の『ONE:X』ではマラット・グレゴリアンを判定で完封し、初防衛にも成功した。
しかし、2023年1月にチンギス・アラゾフとケージで対戦し、アラゾフの右スーパーマンパンチから右ストレートでダウンを喫すると、最後は金網に詰まって右ストレートを被弾して2R KO負け、王座陥落。
前戦は2023年6月、ルンピニースタジアムのリングでタイフン・オズカンを2R、オーソから離れ際の左ハイでKOに下し、再起を果たしている。
対するタワンチャイは“タイの神童”。2022年9月にケージ・OFGのONEムエタイでペットモラコットに判定勝利し、ONEムエタイ世界フェザー級王座を戴冠。
その後、ジャマル・ユスポフ、デビット・キリアをサウスポーからの左の蹴りでTKOに下し、2023年10月の前戦で代役のナタウットに判定勝ちしている。
スーパーボン戦に向け、「僕はムエタイがバックラウンドですし、ムエタイルールの方が得意です。このタイトル防衛にはすごく自信があります」と初防衛に自信。
挑戦者について「スーパーボンはタフで、テクニカルで、経験豊富な素晴らしいファイターですから、この試合は必ず盛り上がる試合になると確信しています。僕自身も彼とリングで拳を交えるのをすごく楽しみにしています。皆さんが忘れられないような試合を見せます」と、エキサイテキングな試合になると予告した。
対するスーパーボンは、ルンピニーのリングでのオープンフィンガーグローブ戦に向けて、「タワンチャイとの対戦は皆さんが興奮するような試合になることを確信しています。相手は危険なファイターの1人ですが、僕が勝つ確率は100%、自分の勝利を信じています。日本のファンの皆さん、いつもサポートをありがとうございます。今回の試合も応援してください」とコメントしている。
同大会は、ABEMA格闘チャンネルで12月9日(土)午前9時より生中継が予定されている。