2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』の対戦カード第2弾発表記者会見が、10月18日(水)都内にて行われた。
スーパーファイトのスーパー・ウェルター級3分3R延長1Rで、アビラル・ヒマラヤン・チーター(志村道場)と璃久(HIGHSPEED GYM)が対戦。
アビラルは2016年1月に来日。2020年1月にHEATキックルールミドル級王座を獲得し、9月には初防衛にも成功している。12月のK-1両国大会で初参戦を果たすと、1Rに木村“フィリップ”ミノルから打ち下ろしの右でダウンを奪い、2Rに逆転TKO負けを喫したものの大きなインパクトを残した。その後は小鉄、松下大紀にはKO勝ちも和島大海、ジョムトーン、ジョーダン・ピケオーにはKO負けと勝っても負けてもKOがK-1では全試合続いた。前戦は8月にホームリングの『HEAT』でヤン・チャンウォンに初回KO勝ち。 戦績は15勝(14KO)5敗。
璃久は2019年4月に『S-BATTLE』でプロデビュー。2戦目からはシュートボクシングを主戦場とし、4勝1敗の戦績を残す。『NO KICK NO LIFE』や『HOOST CUP』、『NJKF』などに出場し、2023年7月にKrush初参戦を果たすとスーパー・ウェルター級ホープの森田奈男樹に右ストレートでKO勝ちを奪った。戦績は8勝(5KO)2敗1分。
これがK-1初参戦となる璃久は「学生の頃から見ていたK-1に参戦し、アビラル選手と試合させてもらうことに感謝しています。リスペクトを持って、地元・大阪なんで盛り上げて勝ちたいと思います」と挨拶。
アビラルは「久しぶりです。また(試合が)決まったということで気合い入っています。相手は和島選手の舎弟という感じみたいなんで、ぶっ飛ばしてチャンピオンに近づきたいです。期待してください」と、和島の練習仲間でもある璃久を“舎弟”呼ばわり。
璃久は「これから、その舎弟に負けるで」と吐き捨てるように言い、「デカいなと思ったんですけれど、和島さんとかジョムトーン選手とか僕が普通に負ける相手に負けていて、僕が普通に勝ちそうな相手に勝っているだけなので、同じくらいの選手かなと。バチバチに打ち合って盛り上げてくれたらなと思っています」とアビラルを評した。
ここで自分の強さはどこにあると聞かれた璃久が「僕、全然強くないです(笑)。強くないけれど、アビラル選手に勝てるように仕上げていきます。アゴが潰れたチーターなんかね」と挑発すると、アビラルが「ここでやるか、お前。今から」と怒りを露わに。璃久がニヤつきながら「ええで」と言うとお互いに「来いよ」と挑発。
アビラルが立ち上がると璃久も立ち上がり、両者は机の前で一触即発の状態に。璃久が近くに来るとアビラルは前蹴りを入れ、スタッフに取り押さえられた。璃久もやり返そうと前へ出ようとしたところで取り押さえられる乱闘騒ぎに、会見に同席した松岡力が「ちょっと興行が違うんじゃないでしょうか」と言って笑いをとり、その場の空気が和んで乱闘は収まった。
蹴られた璃久に記者が「大丈夫ですか?」と聞くと璃久は「大丈夫じゃないですよ。初めての見ていたK-1、バチバチ打ち合って倒れてもらったらいいかなと思います」と、バチバチの打ち合いでアビラルを倒すと宣言した。