2023年12月9日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 ReBIRTH 2』の対戦カード第2弾発表記者会見が、10月18日(水)都内にて行われた。
スーパーファイトのライト級3分3R延長1Rで、篠原悠人(DURGA)と大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が対戦。
篠原は幼少期から空手・キックボクシングを学び、2015年にK-1甲子園優勝。2016年4月にプロとしてK-1デビューを果たすと、2018年8月に第6代Krushスーパー・ライト級王座に就いた。12月にはライト級世界最強決定トーナメントの1回戦でゴンナパーに勝利して名を挙げて準優勝。2022年12月に弘輝、2023年7月に龍華に勝利して連勝中。戦績は18勝(6KO)7敗。
大岩は幼少期に空手を学び、中学・高校時代はラグビーで活躍して愛知県代表にも選ばれたアスリート。大学在学中にキックボクシングを始め、卒業後にプロデビュー。重いパンチを武器にスタウロス・エグザコスティディスと芦澤竜誠に勝利。2021年11月には第4代Bigbangライト級(-61.23kg)王座に就いた。前戦は6月に横山朋哉に判定負け。今回からライト級に階級を上げる。戦績は23勝(8KO)10敗。
会見で大岩は「乱闘すれば数字が獲れるし盛り上がるけれど僕はそういうタイプじゃない。面白い試合をする、それだけだと思う。タイへ行って他団体を見て、めちゃくちゃ面白くて初めて見る選手もファンになりました、だから面白い試合をして会場を盛り上げるのが大事。自分もめちゃくちゃ面白い試合をしてみんなにファンになってもらいたい気持ちがある。乱闘すれば拡散されるし盛り上がるけれど、K-1選手はたくさんいるので、みんなで拡散すれば盛り上がると思いました。なのでみんなで僕の試合を拡散してください(笑)」と、冗談交じりながらも乱闘ではなく試合で盛り上げたいと意気込み。
篠原も「6年連続で大阪大会に出られて嬉しい。僕もSNSは得意じゃないので試合で魅せるしかないと思っています。でもここ数試合はただ勝ったという試合が多いので、試合内容を見せられていない。僕も面白い試合をするのがやらないといけないこと。大岩選手とだったらバチバチに行けると思うので、アツい試合をしたいと思います」と、好試合を約束した。
大岩はライト級に転向した理由を「純粋にそっちの方がいい試合が出来る。10kg近く減量して無理して落とす必要がないし、適正の方が面白い試合が出来ると思います」といい試合を見せるために無理な減量はやめたとする。
篠原は「予想していなかったですね。対戦するとかも考えたことがなかった。試合を見ていたらどっちかと言うとパワーかなと思うので、一階級下でスピードのあるタイプの方が嫌だったのでやりやすいと思う」と、大岩との対戦は意外だったとするが、組みやすしと思っているとした。
互いの印象を聞かれると、大岩は「爆発しきれなかった天才」、篠原は「鎖を付けてる。まだ付けてるんやって思いました。あとは武尊選手と一緒によくいる」と、互いにチクリ。
すると大岩は「もちろん武尊とは仲がいいのでよく一緒にいるけれど、最近は武尊が気を使ってあまり(一緒のところを)あげないようにしているんですよ。武尊が凄いのはしょうがないので、そういう印象を持たれてしまいますが、僕は試合で魅せる。俺が面白いなって試合を見せます」と、“武尊の盟友”としてではなく大岩龍矢個人として目立って見せると話した。
そこで大岩が「バチバチ殴り合いの面白い試合を見せたい」と言えば、篠原も「パンチが得意なので殴り合ってくれれば面白い試合になると思うので、パンチ勝負したいです」と、互いに殴り合いを希望した。