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【ビッグバン】城戸康裕がMMAファイターの草・MAXを迎え撃つ、駿太と谷山俊樹が2年ぶり復帰、Bigbang王者が勢揃い

2023/10/17 15:10
【ビッグバン】城戸康裕がMMAファイターの草・MAXを迎え撃つ、駿太と谷山俊樹が2年ぶり復帰、Bigbang王者が勢揃い

ブアカーオ戦を経て城戸がホームのビッグバンに登場

 2023年12月3日(日)神奈川・横浜武道館『Super Bigbang 2023』の全対戦カードが発表された。


 ダブルメインイベント第2試合の71kg契約3分3Rで、城戸康裕(谷山ジム)が草・MAX(TEAM CLIMB/グラバカ赤羽)と対戦する。

 城戸はK-1 WORLD MAXで魔裟斗、佐藤嘉洋らと日本の主力選手の一人として活躍し、2008年の日本代表決定トーナメントでは優勝。その後もKrush、K-1で活躍し、2019年3月のK-1ウェルター級タイトルマッチでは敗れたが、元々の階級であるスーパー・ウェルター級に復帰すると連続KO勝ち。2023年1月には皇治がプロデュースする『NARIAGARI』に出場し、高橋幸光とドローに。2023年5月のRIZINに初出場するもRISEランカーの木村“ケルベロス”颯太に判定で敗れた。9月には『RWS』でブアカーオ・バンチャメークと注目の一戦を行ったが、3Rに偶発的なバッティングで城戸が大流血、無効試合となった。戦績は55勝(26KO) 25敗1分1無効試合。

 草・MAXはMMAファイターで、2020年9月の『HEAT 47』でのライト級王座決定戦で阿部右京に2R TKO勝ちで戴冠。2022年5月に岡野裕城に敗れ王座陥落すると、同年9月にPFL入りする前の西川大和に判定負け、2023年7月にはパンクラスで住村竜市朗に判定で敗れている。MMA戦績は11勝12敗6分。キックボクシングでは5勝3敗と勝ち越している“二刀流”だ。サウスポーから繰り出す左フックには定評がある。

 2022年11月の『Super Bigbang 2022』でのジョージ戦以来勝利から遠ざかっている城戸だが、MMAファイターを相手に調子を取り戻したいところ。草は城戸の左ミドルやバックハンドブローを警戒しつつ、一気に距離を詰めての左フックを当てたいところか。


 メインイベント第1試合はフェザー級タイトルマッチ3分3Rで、王者・龍斗(team NOVA) が田中聡(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を相手に防衛戦。

 龍斗は2021年からBigbangに定期参戦。2022年11月に第6代Bigbangフェザー級王座に就くと、今年2月のKrush後楽園で岡嶋形徒に判定勝利、6月のBigbangで神田賢吾に左ハイキックでKO勝利と連勝したが、7月のK-1でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王者・久井大夢に判定2-0で敗れた。

 田中は第37回K-1アマチュア チャレンジAクラス -60kg優勝で、K-1 GROUPには2022年2月から出場。天野颯大、小松貴哉に連続KO勝ちを収めたが、2022年12月の石田龍大戦ではKO負け。2023年6月に龍斗とのタイトルマッチが決まっていたが、田中が怪我で欠場。今大会にスライドされた。


 第19試合はフェザー級3分3Rのビッグバンキックルール(ヒジ打ち、首相撲あり)で、Bigbangスーパーフェザー級王者の駿太(谷山ジム)が2年4カ月ぶりの復帰戦。元NJKFスーパーバンタム級王者のTAKAYUKI(K-CRONY) と対戦する。

 駿太は2003年2月にプロデビューし、国内とタイのトップ選手を相手に渡り合ってきた41歳の大ベテラン。2019年6月に琢磨をKOしてベテラン健在ぶりを示したが、8月の安本晴翔戦、20年2月の栗秋祥梧戦と若い選手に連続KO・TKO負け。しかし、同年11月のビッグバン10周年記念興行では宮崎勇樹を判定で下してBigbangスーパーバンタム級タイトル3度目の防衛に成功すると、3月には元新日本キックボクシング協会ライト級4位の渡邊涼介をヒジ打ちで2RにKOした。2021年8月にジョムラウィーに判定勝ちして以来の試合となる。戦績は40勝(15KO)23敗4分。

 対戦するTAKAYUKIは元NJKFスーパーバンタム級王者で、戦績は14勝(6KO)13敗1分。


 第17試合の65kg契約3分3Rでは、WKA世界スーパーライト級王者・谷山俊樹(谷山ジム)が2年2カ月ぶりの復帰戦。元ルンピニースタジアム 認定フライ級9位ナロンチャイ・ファンパサー(タイ/新興ムエタイジム)と対戦する。

 谷山は学生キックを経て、2008年3月にプロデビュー。Bigbang以外にもK-1やKrushで活躍し、これまでWBKF王座のほか、WKA世界スーパー・ライト級、初代Bigbangスーパー・ライト級、ISKAインターコンチネンタル63kgなどの王座も獲得。今年3月のBigbangではPFCフェザー級王者・林優作を1RにハイキックでKO勝ちしている。戦績は33勝(10KO)11敗2分のベテランだ。2021年9月に4年7カ月ぶりの出場を果たしたが、篠原悠人に判定で敗れた。ナロンチャイは75勝(24KO)30敗。

 他にも〉Bigbangスーパーウェルター級王者・藤村大輔(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST) が高木覚清(RIKIX) と、〉Bigbangウェルター級王者・大輝(ハリケーンジム)がWBCムエタイ日本スーパーライト級王者・畠山隼人(E.S.G) と、Bigbangスーパーバンタム級王者・一航(新興ムエタイジム)がK-1 GROUPの小巻海斗(真樹ジムAICHI) と、〉Bigbangスーパーライト級王者・琢磨(OFA)は東本央貴(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦するなどBigbang王者が揃い踏み。それぞれBigbangならではの対戦相手と拳を交える。

 また、第7代Krushウェルター級王者の山際和希(谷山ジム)は、同じくK-1 GROUPで活躍したヴィトー・トファネリ(ブラジリアンタイ/闘英館)と対戦。MA日本キックボクシング連盟ライト級王者・平澤優聖(士道館植野道場)は連勝中のシュートボクシング日本スーパーフェザー級1位ポッシブルK(K'growthジム)と対戦し、MA日本キックボクシング連盟スーパーウェルター級王者・松山翔(菅原道場)が野村太一(K.Bスポーツジム)との試合を迎える。

 様々な団体の選手が登場し、本戦21試合+オープニングマッチ3試合の大ボリュームで開催される。

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