勝次がホームリングで元NJKF王者の岩橋と対戦する
2023年10月15日(日)東京・後楽園ホールで開催される新日本キックボクシング協会主催『TITANS NEOS 33』の全対戦カードが発表された。
新日本キックvs.NJKF交流戦が4試合行われる。WKBA世界スーパーライト級王者・勝次(藤本ジム)は元NJKFライト級王者・岩橋伸太郎(エスジム)と対戦。
勝次は2003年にプロデビューし、2015年にキャリア12年目にして新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた。2017年にKNOCK OUT初代ライト級トーナメントへ参戦すると、1回戦の不可思戦、準決勝の前口太尊戦といずれも倒し倒されの大激闘を演じて一気に名を挙げ、決勝では森井洋介に敗れるも大きなインパクトを残した。2019年10月には悲願であったWKBA世界王座をTKO勝ちで獲得。前戦は2023年7月の『NO KICK NO LIFE』にて大月晴明に5RでKO勝ち。戦績は44勝(19KO)17敗8分。
岩橋は粘り強いファイトで相手を泥試合に引きずり込む。2022年5月にNJKFライト級王座に就いたが、11月の初防衛戦で羅向に敗れて王座を失った。2023年4月、MA日本キックボクシング連盟で平澤優聖に判定勝ち。
両者ともしぶといファイトスタイルが身上なだけに、タフな試合となりそうだ。勝次は自身のSNSにて、この試合を最後に新日本キックボクシング協会を離れることになったと報告している。
日本フェザー級王者・瀬戸口勝也(横須賀太賀ジム)はNJKFフェザー級王者・前田浩喜(CORE)と対戦。
鹿児島出身の瀬戸口は長らく新日本キックのフェザー級トップ戦線で活躍し、2020年2月、5度目の挑戦となった日本フェザー級タイトルマッチで平塚一郎に3R TKO勝ちし悲願のベルトを巻いた。2022年10月にはTKO勝ちで初防衛に成功している。2023年7月に同じくNJKFの大田拓真と新日本キックで対戦も判定で敗れた。パンチでガンガンと前に出るスタイル。
前田は2004年8月プロデビューのベテラン選手で、第6代NJKFスーパーバンタム級王者、第8代・第11代NJKFバンタム級王者。サウスポーから繰り出す左の蹴りとストレートを得意としており、2020年2月にはISKAムエタイ・インターコンチネンタル・フェザー級王座にも挑戦した(判定2-1で惜敗)。2021年9月には国崇とのベテラン対決でTKO勝ちしている。2022年2月、大輔に判定勝ちしてフェザー級王者となり、3階級制覇を達成した。
また、5勝(2KO)5敗1分の木下竜輔(伊原道場本部)が5勝(1KO)2敗2分のNJKFフェザー級8位・坂本直樹(道場373)と、WKBAアルゼンチン王者アダン・フローレス(伊原道場アルゼンチン支部)vs.元WBCムエタイ日本統一バンタム級王者・一航(新興ムエタイジム)も決定した。