MMA
インタビュー

【RIZIN】約2年ぶり復帰戦の白川陸斗が欠場中の苦悩と今回の試合に懸ける想いを語る「ここで負けたらこの舞台に戻ってこれないと思っている」

2023/09/22 12:09
 2023年9月24日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.44』に出場する全選手の個別インタビューが、22日(金)都内にて行われた。  第6試合のフェザー級(66kg)5分3Rで中原由貴(マッハ道場)と対戦する白川陸斗(トライフォース赤坂)が出席。約2年ぶりの復帰戦に「RIZINのリングに立つのも楽しみですし、みんなの前で試合するのも楽しみです」と試合が待ち遠しい様子。  対戦する中原については「トータルファイターという印象。打撃も上手いです。組み技も全部できる選手だと思います」と評し、「自分の今のポテンシャルだったりとか、中原選手をどうやって倒すのかを楽しみに見てもらえたら。いろいろな人の予想で言われていますが、中原選手がやりたいことを僕が潰していく、そして僕がいかにフィニッシュに持っていくかって試合になる」と自信のコメント。 「正直MMAの完成度は、他の選手と比べると僕は低い方だと思います。ただ、中原選手を倒すためだけの練習をしてきたので負ける気はさらさらないです」と、中原戦に特化した練習をしてきたとする。  この2年間は「ずっと置いていかれてるなって感覚でした」と言い、「フェザー級戦線が目まぐるしく変わって行くし、どんどん強い選手が入って来る印象。僕がRIZINに参戦した頃はフェザー級の選手が少なかったのに、あれよあれよという間に若手 ベテラン、海外選手も入って来て。昔のバンタム級のように群雄割拠になっている印象です」と2年間で大きく変化したと見る。  その中で「焦りも不安もありましたし、疎外感と言いますか、試合している人間が全てなので、自分に発言権がなかったりとか……けっこうキツかったですね」と心境を吐露。  今回の試合に関しても「リングに上がった時に久しぶりのリングなので緊張感はもちろんありますが、一番はここで負けたらこの舞台に戻ってこれないと思っているので。負けても他の選手は戻って来て下からやれるけれど、僕は2年ぶりだし負けてしまったらまた一からやり直してRIZINの舞台に上がって行くみたいになるので、絶対に落とせない緊張感はあります。ここで負けたらRIZINの舞台で立ち位置がなくなるので、命懸けで生き残る、上位陣に絡んでいくという気持ちで試合に臨みます」と、背水の陣で臨むつもりだ。  怪我の回復に関しては「試合をしている時は右ヒジが伸びなかったり曲がらない状態でしたが、手術して伸びるようになって、左腕の筋が切れたのも順調に回復して。スケジュール通りにリハビリをこなしてきたので今は万全です」と問題はないようだ。  朝倉未来を含めてトライフォース勢の連敗が続いていることについては「今RIZINでトライフォース全員負けてるのかな。欠場もあったり、悪い流れで来ているので僕がしっかりとそれを止めて、いい流れをみんなにパスしたいと思います」と、ここで食い止めると意気込む。  2年ぶりの減量に関しては「余裕すぎて。ギリギリまでご飯も食べられて、こんなの初めてです。ちょっと減りすぎているからもうちょっと食べようというくらいでした。準備期間も長かったし、いい感じで。凄くコンディションはいいです。通常体重は72kgとか73kgくらい。1カ月前からちょっと節制したらすぐに70kg台に行っちゃって。試合が決まる前から、いつ試合の声がかかってもいいように72kgをキープしていました」と、普段からの節制のおかげで余裕だったという。  リカバリーは「僕は基本的にリカバリーは5kgくらいしか戻さないと決めているので。71kgとか70kgで試合に臨むような感じです」と話した。  また、最近はBreakingDownの関係者として露出していることから、BreakingDownのファンからも応援して欲しいかと聞かれると「そもそもBreakingDownのファンの人、いてはるんですかね(笑)。BreakingDownから入った人って僕のこと何も分かってないだろうし、何の選手かも分かってないだろうし、そういう人たちにRIZINファイターだっていうのを見せたいですね」と、自分が何者であるかを示したいと語った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント