2019年9月16日(月・祝)千葉・幕張メッセ・イベントホール『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』の追加対戦カードが発表された。
快進撃を続ける第2代ACCELフェザー級王者・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)が、RISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー(韓国/RAON)とノンタイトル戦で激突。
原口は幼少期から空手を学び、17歳でプロボクシングデビューすると2016年西日本新人王戦で準決勝まで勝ち上がった。2017年にキックボクシングに転向するとデビュー2戦目でACCELフェザー級王座を奪取。グローブ空手のチャンピオンクラスが集うJAPAN CUP 2017 -57kgトーナメントで優勝すると、同年11月にRISE初参戦。
ハイキックを見舞う原口 各団体の王者クラスがエントリーしたRISE DEAD OR ALIVE 57kgトーナメント1回戦でシュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹と互角に打ち合い、判定までもつれる接戦を演じた。2018年6月にはRoad to RIZINキックトーナメントで優勝。同年9月にRIZINへ参戦し、大雅と引き分けている。
3月のRISE WORLD SERIESではミゲール・マルティネスを三日月蹴りで秒殺KO、5月のRISE後楽園大会ではRISEライト級2位・北井智大をもワンサイドで破り、7月のRISE WORLD SERIESでは梅野源治を苦しめたル・ジュン(中国)を1R1分7秒、三日月蹴りからの右フックで仕留めている。
対するリーは“韓国の鉄拳”と呼ばれる強打で日本人トップファイターを次々と撃破。2017年11月にRISEスーパーフェザー級王座を奪取し、『KNOCK OUT』のヒジ打ちありルールのアジアトーナメントに出場すると、決勝でヨードレックペットに敗れるも準優勝を果たした。RISE WORLD SERIES -61kgトーナメントでは1回戦で裕樹に勝利したが、準決勝で梅野源治に敗れてトーナメントからは脱落。
判定で敗れるも1Rは強打で梅野を追い込んだリー 現在スーパーフェザー級11位にランキングされている原口が殺傷能力抜群の蹴り技で王者をも食ってしまうのか、それともリーが鉄拳でまたも日本人ファイターをマットに沈めるのか。好カードの実現となった。
リーは「私はいつか彼と戦うと思ってハラグチ選手の戦いを見てきました。彼は創造的な攻撃と素早い動きをしています。また彼には良いテクニックがありますね。私は彼との戦いを通してさらに進化することができるでしょう。私は最近トーナメントで2回続けて負けてしまい、二つの大きなチャンスを失いました。一番下からやり直す覚悟で準備します。そして近い内に必ずトップに戻ります! 試合当日は楽しみにしてください」と、以前から原口を意識していたという。
一方、原口は「またWORLD SERIESに呼んでもらえて感謝しています。チャンヒョン選手は良い人すぎて身体がめちゃくちゃ頑丈。なおかつ破壊力が凄いと思います。凄く好きな選手なので胸を借りるつもりで勝たせてもらいます」と、リーを立てながらも勝利を奪うと宣言した。
<決定対戦カード>
▼RISE WORLD SERIES -61.5kg 3分3R・延長1Rチャンヒョン・リー(韓国/RAON/第5代RISEスーパーフェザー級王者)原口健飛(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/Road to RIZIN KICK Tournament優勝)