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【RISE】門口佳佑「フェザー級最強を証明する」挑戦者はSBの魁斗「SB代表として負けるわけにはいかない」/王座決定戦の数島大陸「ぶっ倒して必ず王者になる」松本天志「5R戦うつもりはない」=10・29Wタイトル戦

2023/09/14 21:09
 2023年9月14日(木)都内にて記者会見が行われ、10月、11月(昼夜)、12月に東京・後楽園ホールで開催されるナンバーシリーズでのRISEタイトルマッチ日程が発表された。  10月29日(日)の『RISE 172』では、王者・門口佳佑(EX ARES/王者)vs.魁斗(立志會舘/挑戦者・同級1位)によるRISEフェザー級タイトルマッチ3分3R無制限延長R、数島大陸(及川道場/同級1位)vs.松本天志(HAWK GYM/同級2位)による第2代RISEフライ級王座決定戦3分3R無制限延長Rの2試合が行われる。  門口は『ABEMA』で行われた企画『VS 那須川天心』でトーナメントを勝ち上がり那須川天心と対戦したことで名をはせた空手出身の選手。その後、RISEで2018年7月にプロデビューすると、攻撃力の高さを活かして9戦無敗(1引き分け)を誇っていたが、2020年12月のフェザー級王座次期挑戦者決定戦で竹内将生に敗れ、挑戦権を逃した。2022年8月のRISEフェザー級タイトルマッチに臨むと梅井泰成から2度のダウンを奪い王座を奪取。12月にはSBの山田彪太朗と好勝負を演じて2度のダウンを奪っての判定勝ち、2023年3月には元Krush王者の新美貴士にも判定勝ち、7月もSBの川上叶を判定で破り他団体を相手に3連勝。戦績は14勝(2KO)2敗1分。  魁斗は立志會館・坂口立起館長の実子で“西の天才”と評されている21歳のテクニシャン。2020年2月のSB後楽園大会で笠原友希に再延長戦で惜敗するまでは負けなしの8連勝を記録。11月のRKSスーパーフェザー級タイトルマッチで王者・兼田将暉に勝利し初戴冠。2021年7月にはRISEで門口佳佑からも勝利を収め、10月にはHOOST CUP日本フェザー級王座に就いて二冠王に。しかし、2022年4月のSB日本フェザー級王座決定戦では川上叶に敗れた。2023年2月、前RISEフェザー級王者・梅井泰成に勝利してトップランカーに踊り出ると、8月には王座挑戦者の有力候補であった安本晴翔をも判定で破った。戦績は14勝(1KO)3敗。  両者2021年7月のRISEで対戦し、判定2-1の僅差で魁斗が勝利を収めている。 ●門口のコメント「タイトルを獲ってから仕事しすぎちゃって。凄い慌ただしいなっていうのがあります。10月の大会が年内ラストの試合になるか分からないけれどシュートボクシングの選手が対戦者ということで、一回負けていて僕が迎え撃つ形ですがリベンジしてフェザー級最強の証明にまた一歩近づきたい。この前の試合は世間的には安本選手が勝つと言われていて、僕的にも世間が安本と言うので僕が勝って知名度も一緒にもらいたかったけれど、予想は魁斗選手が勝つと思っていました。なので予想通りって感じでした。 (挑戦者は)他にいないと思うので(魁斗vs.安本の勝った方と)決まらなかったら逆指名で言おうと思っていたくらいでした。僕もタイトルマッチで5Rを初めてやったけれど特に体力面は問題なかったので強い方が勝つだけです。フェザー級はRISEファイターいなくなりました? ってくらいシュートボクサーばかり。SBの勢い凄いなって思って。でも僕は現王者の山田選手にSBルールで勝ちましたし、魁斗選手が負けている川上得選手にも勝ちました、K-1にも勝ちましたし、魁斗選手に負けてからの僕の方が勢いあるので勝つと思いますね。  魁斗選手にはSBのベルトを持っていて欲しかったですね。でも、あまり関係ない。相手選手の持っている物じゃなく、安本選手がフェザー級で一番と言われていたのに明確に勝ってきたので、そこを勝てば僕の地位も上がる。フェザー最強を証明する。その目標に向かうだけです」 ●魁斗のコメント 「今回タイトルマッチなので、前回は勝ってるとか関係なしにタイトル戦らしい試合をして盛り上げて勝ってベルトを獲ります。対戦相手は誰でも関係なく自分のスタイルで攻めるだけです。5Rやからって判定に行くような戦い方をするつもりは特にないので、変わらないです。SB代表として負けるわけにはいかないと思っています」 [nextpage]  初代RISEフライ級王者の田丸辰(TRY HARD GYM)が王座を返上することになり、数島と松本で第2代王座が争われることになった。  会見には田丸も出席。伊藤隆RISE代表から「WORLD SERIESで決勝まで上がって防衛戦の目途が立たないことと、身体作りもしていてフライ級を維持するのが難しいとのことで、選手・ジムと話してトーナメントに専念するので返上することになりました。田丸には日本代表として頑張って欲しい」との説明があった。  田丸は「フライ級のベルトを返上することになりました。理由はトーナメントの時期的にも防衛戦が難しいのと、体重的にも元々フライ級でずっとやるつもりはなかったので返上することにしました。防衛戦が松本選手と決まっていたので申し訳ないです。なので松本選手に獲ってもらって、自分も世界を獲ってまたいつか高い位置でやれたらいいなと思います」と説明。初代フライ級王座を争った数島にではなく、松本にエールを送る。  今後の階級に関しては「トーナメント後のことは考えていなくて。負けた選手にリベンジしたいのがあるので、53kgでも55kgでもやりたいと思っています。お任せしますって感じです」と話した。  数島は2020年9月にプロデビューすると軽量級でも倒す選手として注目され、2021年7月大会にはラジャダムナン王者の竜哉・エイワスポーツジムと対戦しドローとなったもののダウンを奪い一躍名を挙げた。2022年4月から開幕したフライ級王座決定トーナメントでは準決勝で当時無敗の塚本望夢とダウンの応酬の末の判定勝ちで決勝進出を決めたが、10月の決勝戦で初代スーパーフライ級王者の田丸辰に敗れて王座戴冠を逃した。2023年2月には予告通りに“神の左”でPRANDAMにKO勝ち、7月には松岡宏宜に判定勝ちし、戦績は10勝(6KO)2敗2分。  松本はJAPAN CUP2021 -55kg準優勝で、2021年8月にRISEでプロデビュー。3戦目で初黒星を喫するが、2023年2月に行われた「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」で大方の予想を覆し、空龍と塚本望夢の優勝候補2人を下し下剋上を果たして優勝。7月には弾丸風太も初回KOに沈め、6連勝で今ノリにのっている19歳のホープ。8勝(4KO)1敗の戦績を持つ。  会見を欠席した数島からは「今回タイトルマッチを組んでくださってありがとうございます。僕は1年前にフライ級王座決定戦を田丸選手とやらせてもらいましたが、そこで皆さんの期待を裏切ることになってしまいました。これは自分自身へのリベンジマッチ。松本選手は今一番勢いがある選手。そんな選手を僕がぶっ倒して僕が必ず王者になります。キックボクサーは泣かないぜ」とのコメントが読み上げられた。 ●松本のコメント 「僕がデビュー戦の時のメインで数島選手がフライ級を引っ張っていくと言っていて、その数島選手と今回できるので嬉しく思います。あと1カ月、完璧に仕上げて、5R戦うつもりはないので倒します。(当初は田丸に挑戦するはずだったが)田丸選手は世界トーナメントがあるのでそれはしょうがないことだと思います。僕が返上したベルトを獲って、もっと高い位置で2人で試合が出来たらと思います。  数島選手は倒せるくらい怖い攻撃がありますが、克服して練習をたくさんして自信を持って試合に出られたらと思います。いろいろな展開が自分の中で予想できていて、自分が効かされる予想もできますし、自分が効かせて倒すことも予想できます。いろいろな展開が予想できますね。(数島には自称・神の左があるが)僕の左ストレートで倒れていると思います(笑)」  最後に松本は「RISE NEW WARRIORS フライ級(-51.5kg)トーナメント」で優勝した時に嬉し泣きしていたことを指摘され、今回タイトルを獲ったらキックボクサーでも嬉しくて泣いてしまうかと聞かれると「今回も泣いちゃうかもしれないです(笑)。でも、スパンッと終わったら泣かないかもしれないですけれどね」と答えた。
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