2023年11月4日(日本時間5日)、オランダ・アルンヘムのヘルレドームで開催される『GLORY COLLISION 6』(U-NEXT配信)にて、ヘビー級王者リコ・ヴァーホーベン(オランダ・60勝10KO20敗)と、ヘビー級暫定王者ケヴィン・タリク・オサロ(ナイジェリア・25勝2KO1敗13分)の王座統一戦が決定した。
GLORYヘビー級の真の王者が決定する。
ヴァーホーベンは、2021年の『GLORY COLLISION 3』でのジャマール・ベン・サディック戦以来、GLORYのリングから遠ざかっていた。ヒザの負傷により、2023年初めの復帰戦はお預けとなったが、ついに待望のGLORYカムバックとなる。
バダ・ハリ、グーカン・サキ、ベンジャミン・アデグビュイ、ピーター・アーツ、エロール・ジマーマンなど数々のレジェンドに勝利し、キックボクシング界の頂点に上り詰めた34歳は、GLORY史上最多の王座防衛記録(10回)を持ち、現在16戦無敗という驚異的な記録を10年近くも続けている。
しかし、彼が不在の間に新チャンピオンが登場した。この1年、タリク・“クッキー”・オサロが、GLORYデビューイヤーにKOに次ぐKOという驚異的なパフォーマンスを6度披露し、新たなプロモーション・スターとなった。
ヘビー級4人トーナメントでオサロは、準決勝でムラト・アイグンをKO。6月の『GLORY COLLISION 5』のメインイベントでは、大本命のアントニオ・プラジバットを破壊的なKOで破り、暫定ヘビー級王座を獲得している。
得意の身体ごと打ち込むアッパーを主武器に強豪たちをなぎ倒してきたオサロは、勝利後、スタンドで観戦していたヴァーホーベンに「できるだけ準備をしろ、タイトルを獲りに行くぞ!」と宣戦布告していた。ヴァーホーベンがGLORY無敗記録を更新するか、それともナイジェリアの巨漢が、新たな時代の扉を開くか。