初参戦のBigbang王者・大輝（右）を迎え撃つは海斗
2023年9月29日（金）東京・後楽園ホール『Krush.153』の対戦カード発表記者会見が、8月23日（水）都内にて行われた。
ウェルター級3分3R延長1Rで、海斗(LEGEND)と大輝(ハリケーンジム/チーム男鹿キック)が対戦する。
海斗は『THE OUTSIDER』を経て2017年10月にKrushデビュー。強靭なフィジカルの強さを活かした攻撃力を誇り、戦績は8勝（6KO）5敗。2020年3月の「第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメント」に出場したが木村“フィリップ”ミノルの剛腕の前にマットに沈み、同年8月の「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」では近藤魁成にKO負け。2021年3月に寧仁太・アリにKO負け、12月には安保瑠輝也にKO負けと泥沼の4連続KO負けを経験したが、2022年8月の幸輝戦でKO勝ちして再起したのも束の間、2023年3月の松岡力戦で判定負け。
大輝は今回がKrush初参戦。地下格闘技やAJKN（オールジャパンキックボクシングネットワーク）で試合を重ね、プロ3戦目で元MA日本ミドル級王者・井原浩之を判定で下してAJKN王座を獲得。2023年4月には野村太一を破りBigbangウェルター級王座に就いた。6月にはK-1で野杁や安保と対戦したプライチュンポンにも判定勝ちしている。戦績は7勝（4KO）無敗。
宮田充Krushプロデューサーが「どういう試合になるか絵面で分かる」と評した一戦。大輝は「自分は他団体でやってきて初のk-1参戦なので、それに伴って美味しい相手かなと思っていますね」、海斗も「僕も美味しいと思っています。なので喰っちゃいます」と、互いに美味しい相手だとする。
その理由を聞かれると、大輝は「元からK-1で名前を売っていた選手で、自分は格闘技を始めてまだ4年目なんですけれど、まだKrushにいてまだその立ち位置なのかって感じっすね。なのでサクッと倒してもっと強いヤツとやって先に俺が有名になってやろうかなと思っています」と、踏み台としてちょうどいいと言わんばかり。
海斗は「まだKrushにいて…というか、Krushナメすぎだろ、お前。分からせたるわ、今度。地下格やっていたんだよな？ 自分もやっていたので面白い試合になると思います。新幹線でちょっと動画を見たけれどパンチが得意なのか猫パンチみたいなのをちょこちょこ打ってたけれど。あんなの僕には効かないと思うので、重たい一撃をガチンと入れたります」と大輝の言動に苛立ちを隠せない。
互いの印象を聞かれると、大輝は「海斗選手の試合を見たんですけれど、木村ミノル選手や安保選手とやっていて。どっちもすぐ終わっちゃっていたので、全然どんな選手か分からない。ちゃんと練習して来いよって感じです」と挑発。
これに海斗は「Bigbangともう1個ベルトを持っているみたいですがK-1に来たら何の意味もないので、今回もすぐ終わるから僕のこと分からんと思うで。すぐ失神させてあげるわ」と答える。
どうフィニッシュするイメージかとの質問にも、大輝は「自分はパンチの選手なので打ち合いになっても負ける気がしない。その不細工な顔面殴ってもっとカッコよくしてやろうかなと思ってるっす」と挑発的。これに明らかにムッとした海斗は「これ日焼けやねん。日曜日にサーフィン行って日焼け止め塗るの忘れて顔かさかさなんですけれど、その男前やけれど僕が不細工にしてあげようかと思います」と返答した。
今後の目標を聞かれた大輝が「Krushのベルトをサクッと獲って、来年はK-1本戦で暴れようと思います」と言うと、海斗は「目標は変わらずでKrushのベルトを目指しているんですけれど、そんなサクッと獲れるもんちゃうからな」と大輝に言い放つ。
自分のウリは何かと聞かれた大輝は「自分の試合は全部バチバチなので、1回見たら絶対に名前を覚えて帰って来れると思うので、今回で一気にK-1 GROUPで名前を売ろうかなと思っています」と、一度見たら覚える試合をやることだとする。
自信満々で言いたい放題の大輝に海斗は「K-1の先輩としてゲンコツ喰らわしたろかと思います。コラっ！ って」と鉄拳制裁すると宣告した。
最後に大輝は「初参戦ですが、ここからどんどん勝ち続けて名前を売っていくので、後楽園ホールを一番盛り上げます」、海斗は「必ず面白い試合になると思う。あと同階級の負けている選手たちに、コイツヤバいだろと思わせてやろうと思うので、いい勝ち方をします」と、それぞれ激闘を誓った。
＜決定対戦カード＞
▼Krushライト級 3分3R延長1R
弘輝(WORLD TREE GYM)
REITO BRAVERY(BRAVERY GYM/M-1 JAPANライト級王者、KOSスーパーフェザー級王者）
▼Krushミドル級 3分3R延長1R
ブハリ亜輝留(WSRフェアテックス幕張)
大石昌輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第7回・第8回・第9回JKJO全日本空手道選手権重量級優勝）
▼Krushバンタム級 3分3R延長1R
白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/初代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者、元MUAY-THAI OPENスーパーフライ級王者）
齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ/K-1甲子園2021 -55kg準優勝）
