兄の朝倉未来同様、応募してくる層が変わって来たことに危機感を抱いている様子だった海
BreakingDownのスペシャルアドバイザーである朝倉海と白川陸斗が、毎回恒例となっている『BreakingDown 9』のオーディション出場者の選考会を実施。溝口勇児COOと瓜田純士を迎えて、応募者たちが送ってきた映像を見てオーディションに進出者を選考した。
朝倉海のYouTubeチャンネル『KAI Channel』にて公開された選考会の模様は、男性の部が2回にわたって動画化されている。今回も個性豊かな人々が出場をアピールし、前回からスタートした高校生の部には、全日本選手権10回優勝、世界選手権3回優勝という自称「日本一強い空手高校生」も応募。何本あるか分からないほどのトロフィーを並べて「誰でもいいのでかかってきてください」とアピールした。
男性の部の選考会を終えた瓜田は感想を求められると「応募してきているヤツらも、ここをもっとこうしたらいいのにって気付きがいっぱいあったかな」と切り出し、朝倉は「明らかに見た瞬間、もうダメだって人がいますもんね」と同意。
【写真】『BreakingDown 8』から始まった高校生の部。今回は出場者も増えそう
瓜田は「例えば声がちっちゃいとかシャドーと自己PR項目が2つあるのにシャドー2発送ってきちゃったりとか。これって絶対マイナスにしかならないっていうのが目立ってたから。改善点、彼らは分かってないじゃん」と、応募者たちにダメ出しする。
続けて「もしかしたらこのやり方を変えていかないといけないかもしれない」と問題提起すると、溝口COOも「ここが肝じゃないですか。どれだけ未来のスターを輩出していくかっていう。でもこのやり方自体が摩耗感が出てる」と、この書類&動画による選考を考え直す時期が来たかもしれないとした。
瓜田は「何回も送ってダメだったって言ってるヤツらがけっこういるじゃないですか。そいつらはなんで何回送ってもダメなのかをもっと自分らで考えないと何百回やっても一緒だと思うんですよ。想いが強い子はストレートに胸に刺さる、この子出してあげたいってなるじゃない」と、主催者側が何を求めているかを応募者たちが分かっていないとし、朝倉も「ストーリー性を一番大事にしたいですよね」、溝口COOも「本当にこれに人生懸けてるんだっていうことをもうちょっと僕たちに届けて欲しい」と同意する。
【写真】BreakingDownの重鎮・瓜田(右)は出場を目指す応募者にアドバイスしていた
「あと人生を変えたいって漠然と言ってるけれど、何に対してどんなことがあってっていう説明が抜けてる子ももったいないなかったな。ちゃんと強い想いで言ってくれればけっこう胸をつかまれる気がした」と、瓜田は今後BreakingDownに出場を希望して応募する人たちへ向けてアドバイスを送った。
それでも今回の選考の手応えはかなりあったようで、朝倉は「今回選んだ人たちっていうのはマジでめちゃくちゃ面白かったので、かなり期待値は高い」と、『BreakingDown 9』のオーディションはかなり面白くなりそうと予告。
【写真】朝倉未来プロデューサー立会いの下で行われるオーディション。今回も話題を呼びそうだ(C)BreakingDown
また、溝口COOは「もっと格闘技未経験の人の応募は増えて欲しいですよね」、瓜田は「レベルの高い人が多くなりすぎてた」と、格闘技未経験の喧嘩自慢などにもっと応募してきてもらいたいと話していた。
選考の途中、元プロキックボクサーが登場すると瓜田は「こういうのは皇治がやってるNARIAGARIでいいね。BreakingDownじゃない。微妙な格闘家枠のヤツって微妙なんですよ。オーディションが絶対に寒くなるので。経歴とかはあの場ではさほど重要じゃないんでね、中途半端なヤツは」とし、溝口COOも「全然未経験の人でも歓迎しているしね」、朝倉も「ただ強い人は違う団体に」と、BreakingDownの方向性はそうじゃないとした。