Shimizu presents BOM 422023年7月9日(日)東京・Spotify O-EAST※U-NEXTにてLIVE配信(見逃し配信あり)▼メインイベント ラジャダムナンスタジアム認定フライ級(50.80kg)タイトルマッチ 3分5R×ウェウワー・ウォークリンパトゥム(タイ/王者)=50.0kg判定0-3 ※46-49、48-49、47-50〇名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム/挑戦者)=50.5kg※名高が新王座に就く。
名高は2018年12月にラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座(47.63kg)を獲得し、2019年4月にはルンピニーの同級タイトルも獲得。日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者となった。その後も快進撃を続け、今年2月にはRWSシリーズに参戦し、左ハイキックで見事なKO勝ち。4月にはムエタイ強豪ソンチャイノーイもKO、前哨戦となった5月のペットナコン戦では左ヒザ蹴りでKOと、現在破竹の21連勝を誇る。
対するウェウワーはサウスポーのフィームー(テクニシャン)で、5月18日にラジャダムナンスタジアムフライ級王座決定戦で勝利し新王者に輝いたばかりの選手。今回が初防衛戦となる。
1R、両者慎重な出足。互いに距離が合わずローの空振りが続く。その中でも名高が強い左ローを2発命中させた。三日月気味の前蹴りも名高は当てていった。
2R、急に前へ出てきたウェウワーだが、名高は強い左ロー、右の三日月を次々にヒットさせていく。右の三日月を嫌がったか、ウェウワーはなかなか入り込めず手数も出ない。
3R、名高の蹴りをかわして左ミドルを蹴るウェウワーだが、名高は右ミドル、右ロー、左ミドルと蹴りの数が多い。さらに右の三日月蹴り。ニヤリと笑みを浮かべる名高は余裕が出てきたか、右ミドルをどんどん蹴っていった。
4R、名高はウェウワーのミドルをキャッチしての右ストレートでウェウワーをスリップさせる。さらにキャッチしてからのヒザ蹴りを突き刺す。ウェウワーの左ミドルを当てられてもすぐに右ミドルを蹴り返す。名高は蹴ってこいと言わんばかりの構え。ウェウワーの蹴りへさらに強い蹴りを返す。完全に名高のペースに。
5R、ウェウワーは最後の勝負をかけて組みにいくが、こととごく名高にかわされ逆にローを蹴られ万事休す。残り1分30秒を切ったところでウェウワーは諦め、試合を流す。名高もこれに応じ、両者グルグルとリングの上を回る。もう一度仕掛けるウェウワーだが名高を捕まえることが出来ず再び諦め、残り5秒から場内はカウントダウンの合唱。
判定はタイ人ジャッジ2名が大差をつけての判定3-0で名高が完勝! タイ人以外では史上初となるラジャダムナン王座の2階級制覇を達成した。
[nextpage]
▼第4試合 ONEムエタイ ライト級(61.23kg) 3分3R×羅向(ZERO)=61.2kg判定1-2 ※28-29、29-28、28-29〇ロムイサーン・TIGER REON(タイ/REON Fighting Sports Gym)=61.0kg
昨年の「ROAD TO ONE JAPANライト級ムエタイ日本トーナメント」で更なるブレイクを果たした羅向が、森井洋介に勝利している元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級2位のロムイサーンとオープンフィンガーグローブ着用ムエタイで対戦。
1R、羅向は左インロー、ロムイサーンは右ミドルハイを蹴り、パンチの気概を伺う。羅向が右を放てばロムイサーンは右オーバーハンド。両者とも慎重な出足となった。
2Rも羅向は左インロー、ロムイサーンは右ミドルハイを蹴り合う。ロープを背にするようにリングを回り込むロムイサーンに羅向が何度かアタックをかけ、左右のボディを叩き込む。ロムイサーンも右ボディストレート。
3R、前に出る羅向が右ストレート、ロムイサーンは右ミドルを蹴る。セコンドから「慎重すぎる」との声を受け前に出る羅向だが、手数が出ずにロムイサーンの返しの攻撃をもらってしまう。
判定は2-1と割れたが、ロムイサーンの勝利となった。
[nextpage]
▼第3試合 BOMスーパーバンタム級(55.34kg) 3分5R×上野賢志(薩摩ジム)=55.2kgKO 3R 1分39秒 ※左フック〇知花デビット(エイワスポーツジム/Aimhigh)=55.2kg
1R、知花は強い右ミドルをバシバシと蹴っていく。上野はパンチをまとめて打とうとするが、知花にミドルを蹴られてしまう。
2Rも右ミドルをどんどん蹴っていく知花。上野はパンチで迎え撃つ。終盤、知花の左フックがヒットし、知花は左右フックとヒジのラッシュ
3R、パンチで前に出ていく知花が右ストレートからの左フックを決め、上野は前のめりに潰れるようにダウン。そのまま立ち上がることが出来ず、知花が歓喜のKO勝ちとなった。
そのまま引退式が執り行われた。
[nextpage]
▼第2試合 BOMウェルター級(66.68kg) 3分3R〇ファナンチャイ・ピティサック(タイ)=64.3kg判定3-0 ※30-27、30-29、30-28×与儀竜也(BOM SPORTS GYM 沖縄)=66.4kg
1R、圧をかけていくのはファナンチャイ。与儀は左右に動きながらローを蹴り、ファナンチャイはロー、ショートの連打。
2R、与儀はジャブ&ローでローを強く蹴撃つ。与儀が前に出てくるタイミングに右ミドルをしっかり当てていくファナンチャイ。
3Rは与儀がパンチで勝負をかける。右ストレートを叩き込むとファナンチャイは右ロー。前へ出る与儀と下がるファナンチャイ。下がりながらもしっかりと蹴りを当てていく。
判定は3-0でファナンチャイの完勝となった。
[nextpage]
▼第1試合 WMCインターコンチネンタル・バンタム級(53.52kg)王者決定戦 3分5R〇桂 英慈(クレイン)=53.2kg判定3-0 ※50-47、50-45、49-47×誓(ZERO)=53.3kg※桂が新王座に就く。
1R、前に出る誓はパンチのコンビネーション、桂はテンカオで迎え撃つ。
2R、桂は待ちの姿勢で誓が攻めてくるところへテンカオ、左ミドルを合わせていく。誓も右ミドル、右インローを蹴り、終盤には右フックをヒットさせた。
3R、誓は接近してのパンチコンビネーション、右インローで攻め込むが、そこへ桂はテンカオを合わせて首相撲に持ち込んでのヒジ・ヒザ。さらに誓を投げ飛ばす。
4Rも誓の攻撃にテンカオを合わせていく桂。ヒジ、ワンツー、左ストレートを打ってからの強烈な左ヒジと緩急をつけた攻撃で誓を削っていく。誓もインローを蹴るが削られている様子。桂はたびたび首相撲からのコカしも繰り出す。
5R、前に出る誓だが桂はヒジ・ヒザで迎え撃つ。テンカオからつかんでのヒジ、ヒザ。前に出るも攻撃につながらない誓。最後には左ハイキックもヒットさせ、桂が判定3-0の完勝で新王座に就いた。
[nextpage]
▼オープニングファイト2 BOMスーパーライト級(63.50kg) 3分3R×野原 心(アンジャネーア・ムアイ)=61.9kgTKO 1R 2分47秒 ※セコンドからのタオル投入〇小野寺楓珂(BOM SPORTS GYM八戸)=63.2kg
1R、上背とリーチで優る小野寺は右ミドルと首相撲からのヒザ。打ち下ろすような左フックも決める。前に出て攻め続ける小野寺が首相撲からのヒザ蹴り連打、右ヒジを叩き込むと野原は目を見開いてダウン。そのまま動けず、セコンドからタオルが投入された。
[nextpage]
▼オープニングファイト1 BOMスーパーフェザー級(58.97kg) 3分3R〇拳太(MSJキックボクシング)=58.6kgKO 2R 1分26秒 ※右ヒジ打ち×豪之晟(TSK japan)=58.5kg
1R、序盤の蹴り合いから孝太が組みの勝負に持ち込み、ヒジとヒザ。終盤には孝太のヒジで豪之晟がダウン気味のスリップ。
2R、豪之晟はミドルを蹴るも孝太にキャッチされてコカされ、組まれるとヒジとヒザをもらう。ダメージのある豪之晟がスリップ気味に倒れると今度はダウンとなり、最後は首相撲からのヒジで孝太がKO勝ちした。