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レポート

【PANCRASE】フェザー級の高木凌が中田大貴を1R TKO! ストロー級で黒澤亮平が小林了平を1R KO! 佐藤豪則は近藤有己との接戦制す

2023/07/09 15:07

▼コメイン 第7試合 ストロー級 5分3R
〇黒澤亮平(パラエストラ松戸/初参戦)16勝4敗 52.6kg
[1R 2分40秒 KO] ※右フック
×小林了平(SONIC SQUAD/初参戦)5勝3敗 52.15kg

 名門パラエストラ松戸に所属し、修斗ストロー級で現在5位にランキングされる黒澤は、2016年7月の澤田龍人戦の2R KO勝ちでの世界フライ級王座戴冠以降、2年半試合から離れたが、2019年1月に復帰。2連勝後に本田良介にスプリット判定で敗れたものの、木内 SKINNY ZOMBIE 崇雅を1R KOに下すと、マッチョ ザ バタフライにも判定勝ちで再び連勝。

 2021年11月に猿丸ジュンジとの「修斗世界ストロー級暫定王者決定戦」に漕ぎつけるが一本負けで戴冠ならず。2022年5月に現世界ストロー級王者の新井丈にも敗れ、キャリア初の連敗を喫した。

 しかし、2023年4月の修斗で大城匡史を再三のテイクダウンを奪う組みからパスガード、立ち際に1R リアネイキドチョークを極めて一本勝ち。再起を果たしている。

 対するSONIC SQUADの小林了平もPANCRASE初参戦。小学生から始めた空手をベースに、中学2年からMMAを始めた19歳の新世代だ。Fighting Nexusを主戦場に5連勝(3KO・TKO)の快進撃を見せると、2023年2月の前戦では宮澤雄大と対戦。

 長い射程の上下の蹴り、リーチを活かした打ち下ろしの右ストレートなどを当てたが、宮澤のテイクダウンに尻を着かされ苦い判定負けを喫している。

 山北渓人が返上した空位の第4代ストロー級K.O.P.の座を狙う黒澤に対し、ストライカーの小林は宮澤戦を経たことで、よりMMAとして成長を遂げている可能性もある。

 格闘第3世代と第4世代による“RYOHEI”対決を制するのは黒澤か小林か。

黒澤「明日はPANCRASEストロー級の空気が変わる試合をします」※くろさわ りょうへい  1993年5月10日 163cm 千葉県出身

小林「SONIC SQUADの小林了平です。パンクラス初参戦ということで、爪痕を残せるようにしっかり勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」※こばやし りょうへい  2003年8月19日 167cm 神奈川県出身

 1R、ともにオーソドックス構え。右の上段蹴り、右ストレートを見せる小林。

 黒澤の組みを突き放すが、黒澤は近い距離で左右を突き、圧力をかける。右フック! ダウンした小林が立ち上がったところに詰めた黒澤は狙いすました右クロス! 一瞬動きが止まってダウンした小林に、黒澤は追打を入れずにレフェリーを待った。

 1R、2分40秒 KO勝ちした黒澤は、試合後マット上で「PANCRASEのベルトを獲りに来ました。若林、八田、北方、誰でもいいんで」と上位戦線に宣戦布告した。

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