2023年8月11日(金・祝)埼玉・ふれあいキューブで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟/PITジム主催『絆 XIV』の全対戦カードが発表された。
メインイベントのスーパーバンタム級3分5Rには、第9代新日本キックボクシング協会日本フライ級王者の石川直樹 (Kick Ful)が参戦。NJKFスーパーバンタム級7位・庄司理玖斗(拳之会)が迎え撃つ。
石川は元・新日本キックボクシング協会フライ級王者、元ジャパンキック同級王者、スックワンキントーン認定スーパーフライ級王者の三冠王で、ジャパンキックでは2019年5月のプレ旗揚げ戦、8月の旗揚げ戦ともにメインを務めたエースだったが、2021年9月からフリーに。10月のRIZINでは吉成名高にTKOで敗れている。首相撲からのヒザ蹴り・ヒジ打ちを得意とする。
庄司はキックボクシングを始める前はブレイクダンス(ブレイキン)をやっていたという選手で、拳之会期待の新鋭。2023年5月の拳之会興行では倍以上のキャリアがある湧也を2RにTKOで破り、戦績を5勝(3KO)1敗1分とした。
セミファイナルでは、様々な団体に出場している聖域統一スーパーライト級王者のTAaaaCHAN(PCK連闘会)が元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者シンダム・サンライズジム(タイ/サンライズジム)と対戦。
TAaaaCHANは聖域統一ライト級王座、聖域統一スーパーライト級王座、INNOVATIONフェザー級王座を獲得した三冠王。東北を拠点として活動しており、2022年5月のNJKF 『DUEL.23』ではナカノ・ルークサラシットに3RでTKO勝ち。11月にはKNOCK OUTに参戦したがバズーカ巧樹に惜敗した。
シンダムは元ラジャダムナン王者で、2022年5月に蹴拳初代スーパーフェザー級王者・津橋雅祥に判定勝ち、8月には新日本キックキックボクシング協会日本フェザー級王者・瀬戸口勝也にも判定勝ちしている。
第9試合は女子ミネルヴァ スーパーバンタム級挑戦者決定戦2分3Rとして、同級1位MARIA(PCK大崎/TeamRing)が同級6位・七美(真樹ジムオキナワ)と対戦する。
【写真】3R止まらない攻撃で打たれても前に出続けるMARIA MARIAは小学校低学年から宮城の『聖域』でアマチュアファイターとして活躍し、聖域チャレンジのミニフライ級とフライ級王座を獲得。2021年11月に16歳でプロデビューし、10月には和乃から勝利を収めて4連勝。2023年1月に韓国遠征でチェ・ウンジに初黒星を喫した。6戦目にしてミネルヴァ スーパーバンタム級王座挑戦のチャンスをつかんだが、ドローで王座奪取ならず。5月には『KICK BOXING WORLD CUP』に参戦し、ピーター・アーツの愛娘であるモンタナ・アーツを判定3-0で撃破。1R開始から3R終了のゴングが鳴るまでガムシャラに攻め続け、モンタナの攻撃をもらっても構わず前へ出続ける姿には場内からどよめきが起こり、印象を残した。現在高校3年生。
七海はアマチュア時代に沖縄在住のアメリカ人や男子選手を相手に10戦8勝の好戦績を残し、2016年12月に中学3年生でプロデビュー。蹴り技を武器に日本各地で試合経験を積んできた。