2023年7月21日(金)タイ・ルンピニースタジアムにて開催される『ONE Friday Fights 27』で、スアキム・PKセンチャイムエタイジム(タイ)が復帰戦を行う。ムエタイの情報をSNSで提供している『Muay Thai Super Fight』が伝えた。
スアキムはルンピニースタジアムのバンタム級、スーパーバンタム級、スーパーフェザー級の三階級制覇王者で、2018年2月の『KNOCK OUT』に初来日。那須川天心への最強の刺客として大きな話題を呼んだが、那須川に5R判定負け。2019年7月には『RISE』で那須川と再戦したが、胴廻し回転蹴りで目尻を切り裂かれて流血、3R1分25秒、TKOで敗れている。
その後、RISEでニキータ・セブンを一蹴、ルンキットとの再戦でリベンジし、スーパーレックには判定負け。2019年12月に日本の『BOM』でチャンヒョン・リーにTKO勝ちし、BOMスーパーライト級王者になった。しかし、2020年4月に突然の引退宣言。詳細は分からないが「長年、大物ギャンブラーとのいざこざからの不信感が強く、引退の決め手となったらしい」という。まだ24歳だった。
チャトリ代表によれば、スアキムは元妻に捨てられて一文無しになったため、ONEがPKセンチャイムエタイジムと話して復帰戦を決めたのだという。
実に4年ぶりの復帰戦は145ポンド(約66kg)契約で外国人選手と行われるが、今後は体重を落としていくと思われる。チャンヒョン・リー戦はライト級(-61.2kg)で行っているため、引退前まで戻せればONE参戦が決まっている武尊(team VASILEUS)とONEフライ級(-61.2kg)での対戦もありえそうだが、まずは復帰戦が注目される。