【ROAD TO UFC】鶴屋怜が父ゆずりのVクロスで一本勝ち！ 7戦無敗全フィニッシュ勝利に。神田コウヤが熱戦制す。SASUKEはTKO負け

　2023年5月27日（土）と28日（日）、中国・上海のUFC パフォーマンス・インスティチュートにて『ROAD TO UFC SEASON 2』が開催された（U-NEXT／UFC Fight Pass配信）。 　男子フライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級の4階級で各8選手による勝ち抜き形式のトーナメント1回戦16試合と、ワンマッチ4試合の計20試合が、2日間にわたり行われている。 　日本からはフライ級で鶴屋怜、バンタム級で野瀬翔平と上久保周哉、フェザー級で佐須啓祐（SASUKE）と神田コウヤ、ライト級で丸山数馬と原口伸の7選手が出場。 　初日の27日（土曜日・19時開始）の「エピソード1＆2」には、鶴屋怜とSASUKE、神田コウヤが出場した。 ROAD TO UFC エピソード1＆2 速報 2023年5月27日（土）UFCパフォーマンス・インスティチュート（UFC PI）上海19時（日本時間）～ 【エピソード1】 ▼非トーナメント戦 フライ級 5分3R〇ニャムジャルガル・トウメンデムベレル（モンゴル） 7勝0敗・25歳（126lbs／57.15kg）[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×トップノイ・キウラム（タイ）8勝5敗・30歳（126lbs／57.15kg） [nextpage] ▼フライ級　5分3R〇鶴屋 怜（日本）7勝0敗（126lbs／57.15kg）[2R 1分19秒 Ｖクロス]×ロナル・シアハーン（インドネシア）7勝1敗（126lbs／57.15kg） 　2021年2月にプロMMAデビューした鶴屋は、DEEPで久保健太を1R TKOに下すなど3連勝後、2022年4月にPANCRASEに戦場を移すと、秋葉太樹を1Rリアネイキドチョーク、2022年9月に上田将竜を1R TKOに下し、2022年12月に王者・猿飛流に挑戦。2R、リアネイキドチョークで一本勝ちで、20歳でPANCRASEのベルトを巻いている。 　UFC出場を目指してきた鶴屋は、同級で練習仲間でもある平良達郎と同じ米国大手スポーツエージェントのイリディアム・スポーツ・エージェンシーと契約をかわしており、これまで1発勝負のコンテンダーシリーズなどへの出場も視野に入れてきたが、同シリーズの日本人への門戸が狭まるなか、『ROAD TO UFC』フライ級トーナメント出場を決めた。今回は、父の鶴屋浩代表と岡田遼がセコンドにつく。 　対するロナル・シアハーンはOne Pride MMA Fight Nightで7勝無敗。 　1R、シアハーンのワンツーにシングルレッグテイクダウンは鶴屋。すぐにサイドを奪い、左で脇を差してマウント、ブリッジするシアハーンに、鶴屋はシングルバックからツイスター！ 　極まらないとみるやトップに移行。マウントから脇を開けるシアハーンに4の字ロックでヒジ打ち、パウンド。後ろを向いたシアハーンにチョーク狙いから、またもシングルバック。サイドを奪い、パウンド。 　金網使い立つシアハーンをボディロックから後方に投げてパウンド連打！ ここも凌ぐシアハーン。残り20秒、背後から4の字ロックでネッククランクもタップは奪えず。 　2R、ともにサウスポー構えから。中央を取る鶴屋は低いダブルレッグから両脇差し。肩パンチから、シアハーンが左で指し返してくるとすかさず首投げテイクダウン。袈裟固めから、父・鶴屋浩代表ゆずりのVクロスでタップを奪った！ 　試合後、鶴屋は「とりあえず一本で勝ててよかったです。全試合一本で勝つので。僕がチャンピオンになりますんで。“今日は僕の日だ！”」と最後は英語で咆哮した。シアハーンはMMA初黒星。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇イー・ジャー（中国）23勝4敗・26歳（145.5lbs／66.00kg）[1R 2分28秒 腕十字]×ウーズーアーズービエクア（中国）30勝12敗1分（147.5lbs／66.90kg）※体重超過※ウーズーアーズービエクアが規定体重をオーバー。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のイーに報奨金の20％を支払う。 　イー・ジャーは「RTU1」でSASUKEを投げて負傷させてチョークを極めて一本勝ち、準決勝では松嶋こよみとの接戦を制して決勝へ。決勝はスプリット判定の惜敗でUFCと契約ならなかった。ウーズーアーズービエクアはウイグル自治区のレスリング王者。 　1R、サウスポー構えのイージャー。オーソのウーズーアーズービエクアに左ミドルも。キャッチしたウーズーアーズービエクアがシングルレッグから金網まで押し込む。イージャーは四つに戻して体を入れ替え。しかしそこから崩したのはウーズーアーズービエクア！ 　三角絞めを仕掛けるイージャーに担ぎパスを狙うウーズーアーズービエクア。しかし、下のイージャーは腰を切って腕十字！ 最後はうつ伏せになって極め。タップを奪った。 　試合後、イージャーは「俺に勝てるレベルじゃない。UFC PIに世話になっている」とホームでの勝利に余裕の表情を浮かべた。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇マーク・クリマコ（フィリピン） 9勝1敗・25歳（125.5lbs／56.93kg）[判定3-0] ※30-27×3×イ・ジョンヒョン（韓国）8勝1敗・20歳（126lbs／57.15kg） 　フライ級トーナメント一回戦。強豪同士の潰し合いに。 　クリマコはLFAを主戦場にMMA8勝1敗。堀内佑馬に1R TKO負けが唯一の黒星の25歳。ジョンヒョンは、8勝中4KO・TKOと50％のKO率を誇る。韓国ROAD FCで山本聖悟を初回KO、秋葉太樹に判定勝ちしている8勝無敗の20歳。 　1R、サウスポー構えのクリマコが左右ローから。ジョンヒョンも左右スイッチして左ローを返す。 　左ミドルハイはクリマコ。ブロッキングのgoもサウスポー構えに。右を伸ばすクリマコは詰めて左で指して押し込みも、崩せず。ジョンヒョンがヒザを突く。 　崩すクリマコに下から鉄砲で返すジョンヒョンだが、その手を取って上を取りに行くクリマコ。すぐにジョンヒョンも立ち上がり金網背に。 　差し合いからレベルチェンジしダブルレッグテイクダウンはクリマコ。すぐに立つジョンヒョンはヒザ蹴りから崩しも、投げるクリマコ。尻を着きながらもジョンヒョンはすぐに立ち上がる。クリマコのラウンドか。 　2R、ともにサウスポー構えから。左ミドルハイをガードの上にこつこつ当てるクリマコ。テイクダウンの動きから左を突く。右ミドルを返すジョンヒョンに、左カーフを当てるクリマコ。 　右オーバーハンドはジョンヒョン。クリマコはオーソのジョンヒョンに左インロー。サウスポー構えになると左カーフを蹴る。シングルレッグに入るクリマコを切るジョンヒョン。右インローを当てるジョンヒョン。クリマコのシングルレッグを再び切る。右ハイをガード上に当てるジョンヒョン。クリマコもサウスポー構えから右ハイ。互いにワンツー。 　圧力をかけるジョンヒョンを押し戻すクリマコは左ロー。ワンツーの連打から右を届かせるジョンヒョン。クリマコが組んでホーン。ジョンヒョンが後半は巻き返した2R。 　3R、オーソから入るジョンヒョンは右インロー。クリマコも左インロー。右ジャブを額でかわすジョンヒョンは回転を上げる。右ミドルを当てるクリマコ。左を突いてシングルレッグも、切るジョンヒョン。なおも左ストレートから組んで金網まで押し込むクリマコ。 　ヒザを突くクリマコは押し込んで右ヒザも、突き放すジョンヒョン！ オーソからワンツー。サウスポー構えになり、クリマコのローシングルを切って左ロー。クリマコも右ローから左右を振ると手数を出す。 　ジョンヒョンの足が止まったところで繰り出した左をかいくぐった繰り出したがダブルレッグテイクダウン！ 立ち際に左足をかけてリアネイキドチョーク狙い。ここで脇差しスクランブルして立つジョンヒョンが前に出るもクリマコがダブルレッグに入ったところでホーン。クリマコが取ったか。 　判定はフルマークでクリマコが勝利。「自分が勝ったと思ったけど、ジャッジに委ねてしまった。UFCとの契約を勝ち取ることが目標だ」と語った。 [nextpage] ▼フェザー級　5分3R〇キム・サンウォン（韓国）10勝5敗1分（145.5lbs／66.00kg）[2R 1分42秒 TKO] ※右ストレート→パウンド×SASUKE／佐須啓祐（日本）11勝3敗1分（146lbs／66.22kg） 　フェザー級トーナメント一回戦。 　SASUKEは、2022年の「RTU1」でイー・ジャーに投げられた際に手を着き負傷。続くチョークで一本負け。10月のRTUのワンマッチで判定勝ちし、2023年3月の修斗では飯田健夫をバックエルボーで2R TKO勝利を収めている。 　サンウォンは、韓国Double Gフェザー級王者。2020年3月のBrawlで伊藤空也に1R TKO勝ちも、2022年11月の原口伸戦では1R TKO負けしている。 　1R、ともにオーソドックス構え。先に右ローから圧力をかけるSASUKE。左ボディストレートも。回るサンウォンも右から左を伸ばす。 　2発目の右カーフの打ち終わりにダブルレッグテイクダウンはSASUKE。ハーフから左で脇差し上体を立てようとするサンウォンをSASUKEは首を左で抱えて寝かせるも、外したサンウォンが立ち上がり。バック狙いも左で差すSASUKEが正面に。 　離れ際にバックフィストを狙うSASUKE。かわしたサンウォンにSASUKEは詰めてダブルレッグ。崩して立ち際にスタンドバックから左足をかけにいくと、正対してきたサンウォンを足払いでこかして首を抱えに。最後の最後でサンウォンがリバーサルしてホーン。 　2R、先に中央を取るSASUKE。右ミドルを当てるサンウォンの蹴り足をつかんで右を振る。互いに右ローを突くと、左ジャブから右フック！ さらに右ストレートが胸元をとらえる。 　ジャブ＆ローのサンウォンは、左フック、そこに左を打ち返してきた SASUKEに右ストレート！ 倒れたSASUKEが亀になったところにパウンド！ SASUKEは動けず。レフェリーが間に入った。 　2R 1分42秒 TKO。サンウォンはイー・ジャーが待つ準決勝に駒を進めた。SASUKEは昨年に続き、初戦敗退となった。 [nextpage] 【エピソード2】 ▼非トーナメント戦ウェルター級　5分3R〇タイイーラークエ・ヌエアジ（中国）9勝1敗（170.5lbs／77.34kg）[2R 3分22秒 TKO] ※左ヒジ×キム・ハンスル（韓国）13勝5敗（171lbs／77.56kg） 　1R、サウスポー構えのハンスルに、ヌエアジはスイッチしての右を突き、後ろ廻し蹴りは空振り。サウスポーからワンツーの左を伸ばすヌエアジ。詰めて右ヒジに地元観客の場内が沸く。 　さらに右ロー。かわすハンスルは打ち返しの左を突くが、ヌエアジは右の打ち下ろしのヒジは空振り。さらに金網を蹴ってのショータイムキックも見せるが遠い。 　右ボディから詰めるヌエアジ。ハンスルは右ジャブを突くが、ヌエアジは右スーパーマンパンチと大技を見せる。その入りに左ヒザはハンスル。終了間際、ヌエアジはイマナリロールを見せる。 　2R、ハンスルのワンツーに大きな右を合わせに行くヌエアジ。左ハイをガード上に当てるハンスルに、ヌエアジは後ろ蹴りも大きい。ハンスルの打ち終わりに右でアゴを上げさせたヌエアジが前に！ 　ヌエアジは、右前蹴りから右ジャブをハンスルの顔の前に突くと、踏み込んで左ヒジ！ ハンスルが前のめりに崩れながら振った右は空を切り、マットにダウン。ハンスルの身体が痙攣して一瞬上体が動く衝撃失神KOとなった。 　ホームの場内は大歓声。勝者インタビューもたっぷりで、あらためて「中国のためのRTU」を印象づけるKO劇だった。 [nextpage] ▼フライ級　5分3R〇ジー・ニウシュイエ（中国）12勝2敗（126lbs／57.15kg）[1R 3分04秒 TKO] ※パウンド×ビリー・パスラタン（インドネシア）10勝3敗（125.5lbs／56.93kg） 　1R、サウスポー構えから左の蹴りで積極的に圧力をかえるニウシュイエ。パラスタンは跳びヒザから引き込み、サイドを取るニウシュイエにバギーチョーク狙いへ。 　外したニウシュイはマウントを奪い、パウンド。パラスタンの身体を伸ばして、背後からパウンド連打でレフェリーを呼び込んだ。 [nextpage] ▼フェザー級　5分3R〇神田コウヤ（日本）12勝4敗（145lbs／65.77kg）[判定3-0] ※30-27×2, 29-28×イーブーゲラ（中国）22勝12敗1分（145.5lbs／66.00kg） 　神田は、2021年12月に牛久絢太郎をあと一歩まで追い込みながらも判定負けでDEEP王座奪取ならず。牛久戦後、青井人を3R TKO。2022年11月には中村大介にも判定勝ちで再び連勝街道に乗ると、2023年2月のDEEPフェザー級暫定王者決定戦で五明宏人を完封し、ベルトを巻いた。ホーム・中国のイーブーゲラは33歳で22勝11敗1分1NC。中国JCKを主戦場に現在6連勝中だ。 　1R、ともにサウスポー構え。ファーストコンタクトでダブルレッグから金網に押し込み、左ヒジを突く神田！ イーブーゲラは体を入れ替え四つ組みに。ブレーク。 　神田の右ミドルを掴んで右ストレートを突くイーブーゲラ。一瞬バランスを崩した神田だが、すぐにシングルレッグテイクダウン！ 　マット中央で背中を着かせると、中腰からパウンド。右で差して片足をパス。しかし亀から立つイーブーゲラ。追う神田にヒザを突くが、神田が右で差して押し込み、両脇差しから左差しに。離れ際に右ヒジを突く。ワンツーの左を振る神田。ホーン。神田が攻勢も、蹴り足を掴んでの右が当たらずもどう評価されるか。 　2R、右を突いて前に出て左ヒザを突く神田。さらに右インローも。ダブルレッグから金網に押し込むもここは固執せず離した神田。ワンツーの左をブロック上に当てる神田は右ジャブのダブルも。ブロッキングのイーブーゲラに右前足ハイも。詰めるときにガードが下がる神田。左から右を当てるイーブーゲラ。 　ジャブから左を突く神田に下がりながら右を当てるイーブーゲラ。その1発に場内から歓声が沸く。2度の神田の組みは切ったイーブーゲラだが、残り30秒で神田はダブルレッグテイクダウン。金網背にイーブーゲラが立ち上がる。イーブーゲラが取ったラウンドか。 　3R、ワンツーから低い組み、その離れ際に左縦ヒジを突く神田だが、かわすイーブーゲラ。右をもらう神田の左頬がカットする。前に出るのは神田。追って跳びヒザにサークリングするイーブーゲラはクリンチ。突き放す神田は左ハイ。左右で前に出るが、打ち終わりにイーブーゲラは左を狙い、右を当てる。 　右インローの神田は詰めて組むがテイクダウンには繋げられず。右フックから組み。さらに詰めて左を当てる！ しかし詰めたところに右を返すイーブーゲラ！ 左の蹴りを掴んで右ストレートは神田！ バランスを崩し尻餅を着いたイーブーゲラだが立ち上がる。 　詰める神田は右で前に！ スタミナ互いに厳しいなか、前に出る神田はジャブ、ストレート。最後に手数を出す。 　判定3-0（30-27×2, 29-28）で神田が勝利。頷いて満足気な表情を浮かべた神田は、「対戦していただいたイーブーゲラ選手、会場を盛り上げていただいたファンの皆さんありがとうございます」と、圧倒的なアウェーながら上海のファンに挨拶。 　続けて「いろいろな手続きを経てここまで来たので、決して負けるわけには行きませんでした。最後は被弾覚悟、玉砕覚悟──という言葉が日本にはあるのですが、その覚悟で向かいました」と落ち着いた表情で語った。 [nextpage] ▼フライ級　5分3R〇チェ・ソングク（韓国）7勝2敗（126lbs／57.15kg）[判定3-0] ※29-28×3×スミト・クマール（インド）7勝1敗（125lbs／56.70kg） 　1R、開始早々、力強いダブルレッグでドライブしたクマール。立ち上がるソングクのシングルレッグに下からレスリングで切り返して上になるとスクランブルでスタンドに。 　頭を下げて大振りのオーバーハンドを振るクマール。かわすソングクに、遠間から走り込んでのシングルレッグテイクダウンもスクランブルで立つソングク。 　とにかく大きな右オーバーハンドから組もうとするが、ここは切るソングク。金網に詰めてダブルレッグで尻は着かせるが、腰を抑え込むまでには至らず。ソングクは足を抜く。 　2R、シングルレッグから小外がけでテイクダウンはクマールも、ここも立つソングクだが、クマールは大きな右を振って組んでひたすらレスリング勝負。シングルレッグにアームロックから切り返して離れるソングク。クマールの頭を下げた入りに右ヒザを当てる。さらに右カーフ。クマールのワンツーをかわして右を返す。右ヒザを被弾するクマールだが、構わず追ってホーン。 　3R、右カーフを当てるクマールに同じ右カーフを返すソングク。詰めてシングルレッグでテイクダウンを奪う。すぐに立つクマール。右ローの蹴り合いから右ボディストレートを当てるソングク。クマールの組みを潰して上を取るが、クマールも脇を差して立ち上がる。 　ソングクの前足へのシングルレッグも足を抜くクマール。ソングクの右ハイが空を切るなか、クマールは跳びヒザも遠い。序盤のテイクダウンはクマールも中盤から右の打撃を当てたソングク。判定は3-0（29-28×3）で、“コリアンゾンビ”ジョン・チャンソンがセコンドについたソングクが接戦を制した。 [nextpage] ▼フェザー級　5分3R〇リー・カイウェン（中国）11勝5敗（145.5lbs／66.00kg）[1R 1分11秒 TKO]×ルー・カイ（中国）8勝5敗（146lbs／66.22kg） 　フェザー級トーナメント一回戦。カイウェンはONEで9勝3敗。2018年から4連勝をマークも、2021年5月にファブリシオ・アンドラージ戦で肩を脱臼して1R TKO負け。ルー・カイは、昨年のRTU準決勝で韓国のイ・ジョニョンに1R KO負けを喫している。 　1R、サウスポー構えのカイウェンはいきなり走り込んでの跳びヒザ。ブロックしたオーソのルー・カイはワンツーの右で押し戻す。さらに右ミドル。カイウェンの左の蹴りを打ち返しを掴むが、その足を抜いたカイウェンが前に。 　右はブロックしたルーカイだが、カイウェンは右アッパー！ ダウンしたルーカイに鉄槌もすぐに立ち上がるルーカイ。 　ブンブン振るカイウェンにルーカイも応じるが、再び右を被弾し、ヒザを着き。立ち上がったところに左フック！ 後方にダウンしたルーカイに、殴りかかろうとしたカイウェンを背後からレフェリーが止めた。 　TKO勝ちした元ONEのカイウェンは神田と準決勝で対戦へ。