パワフルファイター同士、☆SAHO☆(左)と鈴木の初対決が決定
2023年7月17日(月・祝)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP』の第2弾対戦カード発表記者会見が、5月25日(木)都内にて行われた。
女子フライ級3分3R延長1Rで、☆SAHO☆(闘神塾)vs.鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)が決定。
☆SAHO☆は軽快なステップを駆使し、回転の速いパンチにローキック&前蹴りを上手く織り交ぜるパワフルなファイタータイプ。2017年9月にミネルヴァ・スーパーバンタム級王座を奪取し、2019年5月にはWMC日本同級王座との二冠王に。2020年11月、S1レディース バンタム級ジャパントーナメント優勝。2022年11月にはホームリングのNJKFでS1女子世界バンタム級王座決定戦に勝利し、世界王者となった。K-1には2021年12月から参戦し、2勝1敗。前戦は4月にイ・ドギョンと激闘を展開して判定勝ち。戦績は14勝(1KO)2敗。
鈴木は空手のバックボーンを持ち、2016年にキックボクシングでプロデビュー。MMAでは2勝3敗の二刀流ファイターとして活躍し、エキシビションマッチながら中井りんとも対戦経験を持つ。流血もいとわない激しいファイトを信条とし、付いたキャッチフレーズは“流血のマドンナ”。そのルックスも含めて多くのファンからの人気を集めている。K-1 GROUPには2022年3月から参戦し、2戦2勝。前戦は2022年6月に櫻井梨華子に判定勝ち。クロスポイント吉祥寺に移籍し、今回が1年1カ月ぶりの試合となる。戦績は11勝(3KO)5敗。
中村拓己K-1プロデューサーは「勝者がKANA選手が持つタイトルに近付く」と、女子フライ級トップ同士の対戦であるとした。
鈴木は「今回の試合は凄いチャンスだと思っているので、しっかり自分らしさを出して戦いたい」、☆SAHO☆は「今回もしっかり圧倒的に勝つ」と、それぞれ意気込み。
互いの印象を聞かれると、鈴木は「見ていてトータル的にバランスが取れている選手で全部うまい。気持ちも強いので打ち合いになるかなと思っています」、☆SAHO☆も「体幹、フィジカルが強いと思っていて。あと打たれても前に出てくる選手なので気持ちが強いと思っています」と、互いに相手は気持ちが強いと評した。
どんな勝ち方をしたいか、との問いに鈴木は「自分らしさ、気の強さを出して試合でガンガン打ち合っていく試合にしたいと思います」と打ち合いを宣言。☆SAHO☆は「誰が見ても自分が勝っていると思われるくらい圧倒的に勝とうと思います」と圧勝を宣言した。
1年1カ月も試合間隔が空いてしまった理由を聞かれた鈴木は「上京しまして。東京に来てから生活もあるのでその基盤、ジム移籍も考えていて、そこで準備期間が長くなってしまいました」と説明し、拠点を東京に移した理由については「年齢もあって覚悟を決めていかないといけないと思いました。いろいろ考えて、東京に来てチャンスをつかみに来ました」と残りの格闘技人生で勝負を懸けたいからと話す。
その覚悟を聞いた☆SAHO☆は「気持ちが強い選手なので、気持ちと気持ちのぶつかり合いでこの試合は面白くなると思います」と、激闘になると予告した。