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【K-1】和島大海が早くも2度目の防衛戦で強豪ピケオーとリベンジマッチ「中村Pは僕のこと嫌いですよね?」とぼやく

2023/05/11 20:05
【K-1】和島大海が早くも2度目の防衛戦で強豪ピケオーとリベンジマッチ「中村Pは僕のこと嫌いですよね?」とぼやく

この日もぼやきをさく裂させたK-1スーパー・ウェルター級王者の和島

 2023年7月17日(月・祝)東京・両国国技館『K-1 WORLD GP』の第一弾対戦カード発表記者会見が、5月11日(木)都内にて行われた。

 K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・和島大海(月心会チーム侍)が挑戦者にジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike's Gym)を迎えて2度目の防衛戦を行う。


 和島は第1回K-1アマチュア全日本大会優勝など、アマチュア大会で数々の実績を残して2016年7月にKrush初参戦。サウスポーから繰り出す破壊力十分のパンチと蹴りで2020年3月の第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントでは準優勝。その後3連続KO勝ちを飾ると、2021年12月に木村“フィリップ”ミノルに挑戦して左ミドルでKO勝ち、K-1王座に就いた。2022年6月の『THE MATCH 2022』では“ブラックパンサー”ベイノアから3度のダウンを奪う圧勝を遂げ、9月はメレティス・カコウバヴァスを1RでTKO。2023年3月には最強の挑戦者と目されていたジョムトーンを延長戦でKOし、K-1では6連続KO中。戦績は19勝(16KO)4敗。


 ピケオーは2015年5月に初来日し、佐藤嘉洋をKOして注目を集めた。同年7月の『K-1 WORLD GP -70kg初代王座決定トーナメント』では決勝でマラット・グレゴリアンに敗れるも、1回戦と準決勝はKO勝ちして準優勝。その後は日菜太、木村“フィリップ”ミノル、野杁正明といった国内強豪たちを軒並み撃破し、日本人相手に無敗を誇っていたが2020年3月に久保優太に判定負け。2016年4月に奪取したKrushスーパー・ウェルター級王座は5度の防衛に成功している。2023年3月、約3年ぶりの来日を果たし、アビラル・ヒマラヤン・チーターを3RでKOした。戦績は48勝(22KO)8敗1分。

 両者は2018年9月のKrushで対戦しており、この時はピケオーが判定2-0で辛勝している。


 会見の冒頭では、中村拓己K-1プロデューサーより、今後ピケオーはK-1のスーパー・ウェルター級に専念するためKrush王座を返上することも発表された。

 和島は「ずっとリベンジしたかったし、挑戦者の気持ちで戦いたいと思います。試合の日は『海の日』なので『和島大海の日』になるように頑張ります」と自分の名前に引っ掛けた意気込み。続いて「あと聞きたいんですが、中村Pは僕のこと嫌いですよね? タイトルマッチ終わったばかりなのにタイトルマッチだし、また相手は強いし」と、いつものぼやきモードに突入。

 中村Pは「キャリアの中で充実したいい時期を迎えているので、ここでやるのがいいと思う」と試合を組んだ理由を話し、「前の試合後、和島選手に『そろそろピケオーですかね』と言われたので『はい』と答えました」と、本人の希望通りだと言わんばかり。


 この言葉を受けて和島は「和島大海vs.中村拓己、負けません。頑張ります!」とさらに闘志を燃やした。

 改めてピケオーの印象を聞かれると「派手な試合をする、凄いKOをする、パワーがあるイメージです」と答え、前回の対戦からの5年間での互いの成長を比べるとどうかとの質問には「ピケオー選手の5年間は分かりませんが、僕のこの5年間はトーナメントを経験したり、ベルトを獲って防衛戦もして、かなり経験が詰めた5年間でした」と自分の5年間は濃い5年間だったとする。

 ピケオーが挑戦者になることは「中村Pのことなので、強い選手が出てきたらすぐに当てるみたいな」と、予感はしていたという。


 とはいえ、嬉しそうにも見えるとのツッコミを受けると「そうでですね、リベンジが出来るので凄く喜んでいますが、ピケオー選手はベルトを返上するんですよね、出来れば王者同士でやりたかった想いはありますね」と、K-1王者vs.Krush王者としてやりたかったと話す。

 倒す自信を聞かれると「倒せるように頑張りたいと思います。何でも倒せるように準備しておきます」と答え、もっと強気なコメントが欲しいとリクエストされると「じゃあ、何で倒して欲しいですか?」と逆質問。記者が「では右ストレートで」と答えると、和島は「スイッチして戦う練習をします」(和島はサウスポー)と笑った。

 また、5人のK-1王者の出場が決定している中、メインイベントでやりたいかとの質問には「そうですね、ぜひメインでお願いします」と力強く中村Pに直訴。

 中村Pは「和島選手は70kgでベルトを獲って海外の強豪と戦ってきて、海外勢と戦っていく、世界と戦う権利を獲ったと思っています、70kgのベルトを持っている選手は世界に羽ばたいていって欲しいとの想いある。他のカードを発表してどんな反応かを見て、試合順は決めたい。もちろん、メインを張る候補の一つとして考えています」と、ファンの反応次第ではメインも十分にありえると語った。

●ジョーダン・ピケオーのコメント
「ついにK-1のベルトに挑戦できると決まって、その瞬間からモチベーションも最高に上がって、すぐにハードな練習をスタートしたよ。チャンピオンの和島は過去に戦って勝っているが、その時よりも格段にレベルが上がっているのが分かる。俺はいつもKO勝ちにこだわっているが、今回の1番の目標はなにがなんでも勝ってベルトを巻くことだ。そしてK-1チャンピオンとして歴史に名前を刻む。バダ・ハリ、マーセル・グローエンハートに続くMike’s gymからの3人目のK-1王者になりたい」

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