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【RIZIN】KINGレイナがさらにスリムに、女子選手の減量について提言

2019/07/23 18:07
【RIZIN】KINGレイナがさらにスリムに、女子選手の減量について提言

減量してスピードの増したパンチをミットに叩き込むKINGレイナ

2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.17』の第2試合、63kg契約5分3Rでステファニー・エッガー(スイス)と対戦するKINGレイナ(FIGHTCLUB 428)が、23日(火)都内所属ジムにて公開練習を行った。


 2018年から65kg~70kgの間で試合を行ってきたKINGレイナだが、今回は63kg。かなりスリムになった身体で軽快なシャドー、パンチと蹴りに加えてヒジ打ちを混ぜたミット打ちを2分2Rで披露した。

 前日の22日には23歳の誕生日を迎えたばかりのKINGレイナ。「格闘技を初めて4年目。気づけば4年経っていて、初めてRIZINに出たのが20歳くらいだったと思うんですけれど、気がつけば23歳になってて早いなと。少しずつですけれど格闘技も盛り上がってきたと思うので、さらに頑張っていこうかなと思っています」と、あっという間だったと振り返る。


 23歳の1年は「今年に入ってから2試合目なので、あと2~3試合は出来たらいいなと思っています。もっともっと目立っていきたいし、新しい選手も出てきているので、誰よりも目立っていかないといけない。面白い試合、前回同様盛り上がる試合をしないといけないですね」と、どんどん試合をして格闘技界を盛り上げていきたいと意気込む。

 減量については72kgから落とし始めたと言うが、「(体重の)停滞期が来たわけでもなく、そこまでしんどいのはないです。減量と増量のどっちがいいかと言ったら減量の方がいい(※RIZINに出始めた頃は無差別級だったため増量していた)。今みたいに練習をやっていると5kgでもなかなか増えないんですよ。減量の方は食べる量を減らせば体重は落ちてきますからね。昨年のRIZINでは65kgでやったんですが、65kgでは1回しかやってないんですよ。それで今回はいきなり63kg。普通、そこまで体重落とす人はいませんよね」と、減量は順調でリミットの63kgまであと2kg~1.5kgとのこと。


 加えて「最近、女子ならではの見直さないといけないことがあるじゃないですか。計量オーバーとか。男子にはない生理現象があって。海外ではピルを飲んでいるのは当たり前。団体側からそれをやってくださいと言ったら計量オーバーも減ると思うんですよね。つらい思いをする人が減るんじゃないかなと思う。最近よくそういう話が出るので、減量についてはそういうことを思います」との提言も。

 体重を落としたことによって「かなりスピードは変わります。動きやすい。軽い。バックハンドブローや後ろ廻し蹴りが前よりも出来るようになりました」と動きのスピードが速くなった実感はあるが、「練習では感じたことはないですが、スピードが出る分、体重が軽くなっている分、破壊力が下がっているかは試してみないと分からない」とパワー面で不安要素も。


 それでも「パンチのスピードが上がったり、次の動きにパッと動けるようになりました。ミットを持ってくれているトレーナーが元々軽量級なので、同じ階級と比べたら速く打てるような練習をしています。なるべく動いて相手の先々に動くのを考えています」と、プラス面の方が多いようだ。

 プライベート面では「私はどちらかと言うとストリート系なので、服についてはあんまり感じないんですけど、下着は特に変わってしまうので最近は困っています」と、下着のサイズが合わなくなったと笑った。


 対戦するエッガーも同じ柔道出身とのことだが、「柔道ベースという割にはあまり柔道っぽくない。打撃を元々やっていない選手なので、打撃は苦手かなって思う。組んでも、もちろん私の方が上だと思っています。組んでも劣るところはない」と、全局面で自分の方が優っているという。


 約1年ぶりとなるRIZIN出場については「誕生日を迎えたことだし、再スタートじゃないけれど、新しい体重にもなって、この1年をいい年にしたいと本当に思っています」と意気込み、「いい年にできるように、試合展開も練習環境も変えていこうかなと思っていてめちゃ忙しいんですよ。今回勝って、また海外にも行きたい。ウチのジムは選手が少ないので選手も増やしていきたいですね。キックの選手ともつながりができているので、いろいろな人と練習していけたらと思う」と出稽古もどんどんしていきたいとする。


「技術を盗めるような人がいいですね。いろいろ出稽古に行くのが好きなので。いろいろな人と練習したい」と、様々な技術を吸収していきたいとどん欲だ。

 そして「RIZINではあまりスカッとさせていないので、スカッとさせる試合をしたいと思います。2試合目なので、後ろの人たちのために会場を盛り上げて温めてあげようと思います」と、盛り上がる試合をしたいと語った。

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