朝倉未来との再戦も再びアピールしたグスタボ
2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館にてケージで行われる『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』に出場する全選手の個別インタビューが、27日(木)都内にて行われた。
第6試合のライト級(71.0kg)5分3Rで武田光司(BRAVE)と対戦するルイス・グスタボ(ブラジル/EVOLUCAO THAI)は、「上腕二頭筋を断裂してしまい大晦日に日本に来ることが出来なかったけれど、今はまた日本に来れて嬉しい。120%改善し、より良くなった、より強くなって戦いたい気持ちがとても強くある」と、さらに強くなった自分を見せたいとする。
怪我に関しては「練習中に怪我をした。1日に3、4回練習しているので上腕二頭筋が疲労で切れてしまったんだ。11月に怪我をして1カ月くらい休んで、その後に練習を再開した。今はもう120%回復している」と説明。
首にはに新たなタトゥーが彫られており、「漢字で『無敵』と書いてある。何も恐れるものはないという気持ちを表している。ブラジルに日本人の生徒もいるし、日本に住んでいるブラジルの友だちもたくさんいる。僕は日本の文化が好きなのでこのタトゥーを選んだんだ」のだという。
対戦する武田については「武田は有名な選手なので自分もずっと戦いたいと思っていた。4月29日はとても面白い試合になるよ。必ず自分がフィニッシュしたいと思う」とし、大晦日のラバダノフ戦を見て「特に何も思わなかった。ラバダノフが勝ったのは当然だと思うし、武田はその試合で何もやっていなかったと思う。彼は得意な技が何一つないと思っている。ただ戦っているだけで、得意なものが何もない。この試合も自分が必ずKOで勝つ。もしかしたらこれが武田の最後の試合になるかもしれないな」と、武田には際立った武器がないと指摘。
レスリング仕込みのテイクダウンがあるのではないか、と言われると「彼は柔術が得意ではない。だからテイクダウンをとることが出来たとしても、その後で極めることが出来ないと思う。自分は柔術が得意なので、テイクダウンを取られた後も対応できる自信がある。今回は彼の口にヒザ蹴りを喰らわせて彼を病院へ送りたい」とテイクダウンするだけで、フィニッシュすることが出来ないとした。
警戒していることはないのかと聞かれても「彼を殴って自分の手を骨折するのが怖いだけだよ。これまで2度骨折しているし、彼は頭がデカいからね(笑)」と、恐れるものは何もないとグスタボ。
武田のスープレックスに関しても「彼がそれを得意なのは知っているよ。逆に、彼は自分が試合でとてもアグレッシブなことを知っているかな?」と意に介さず、「必ずKOか極めて終わらせたい。僕はこれまで7回のKO、5回の極めでフィニッシュしている。朝倉との試合だけが判定になった」と今回もフィニッシュして終わらせると強気だ。
何を強化してきたのかとの質問には「今回の試合のために用意したのではなく、フィジカル面を強化してきた。もちろん柔術とムエタイも練習した。ブラジルに長い階段があり、その階段を毎日走って上り下りしたり、水泳もやってきた」とフィジカルを強化してきたという。
前回の来日時には朝倉未来との再戦をアピールしていたが、その気持ちはまだあるのかとの質問には「もちろんある。あの試合は自分的には自分が勝ったと思っているし、みんなもそう言っている。あの時、朝倉は何もしていない、ただ逃げていただけだ。僕はもう一度再戦したいと思っているけれど、彼は絶対にやりたがらないだろうね」と、まだあるとする。
では、65kgのフェザー級まで落とせるのかと聞かれると「自分が65kgに落とすことは出来ないが、自分とやった時は68kgだったと思う。それと矢地とやった時は70kgでやっていたはず。ならばなぜ彼が体重を上げられないのか。それは彼が弱虫だからじゃないのか」と、以前は68kgや70kgでやっていたのだから出来るはずだと主張した。
また、大晦日に対戦予定だったジョニー・ケースが今回怪我で欠場することについて「彼に早く良くなって欲しい。自分も怪我をしたので怪我をすることがどんなにつらいか、自分たちが好きなことが出来ないことがどんなにつらいかが分かる。だから早く治して戻ってきてほしいと思う」とメッセージを送っていた。