(前列左から)麻原、吉成、泰良(後列左から)K-1ヘビー級レジェンドのホースト、佐竹、武蔵
2023年5月14日(日)東京・大田区総合体育館『第一回国際親善大会 KICKBOXING WORLD CUP in JAPAN/TOKYO』の記者会見が、4月26日(水)都内にて行われた。
会見では対戦カードや出場予定選手の発表があり、海外9カ国から選手が参戦。全16試合を予定している。
協力団体にはニュージャパンキックボクシング連盟、ジャパンキックボクシング連盟、NO KICK NO LIFE、BOM、MUAY THAI SUPER FIGHT、DEEP☆KICK、Chinese Fighting Promotion、FIGHT DRAGON、全日本新空手道連盟、京滋キックボクシング振興会、静岡KICK、モンゴルキックボクシング協会が名を連ねた。
実行副委員長の土居龍晴(ホーストカップ代表)は「多くの団体にご説明をさせていただき多くの協会・連盟にご協力をいただいてご参戦いただいています。日程的であったり、団体のポリシーや方向性の違いもあったのかもしれませんが、全ての国内団体が出るのは第1回では限られたところですが、多くの方にご協力をいただいております」と、趣旨に賛同する団体と第1回大会をやっていきたいと説明。
今後に関しては「まず第1回大会をやって反響が大きいところになれば、実行委員会でご相談のうえ、理想としているのは最低年1回ですが2回、3回、4回と続く可能性もあります。国内団体とのバランスを考えて開催をしていきたいと考えています。次回大会も予定しているので、完全決定ではないのですが年内にもう1大会も予定しております」とした。
ルールに関しては「今回はゆくゆくのバンコク大会へ向けてムエタイルールもあります。キックボクシングのルーツも空手家がタイに渡ってキックボクシングが発生したので、ムエタイの人たちと協力してワンキャッチワンアタックのヒジ無しキックボクシングルールと、ヒジありのムエタイルール、この2つのルールで共存共栄していきたい」と、2つのルールで試合を行う。
会見では新たに福田海斗(キング・ムエ)の参戦決定、吉成名高(エイワスポーツジム)の参戦予定が発表された。
メインイベントに予定されている吉成の試合だが、実行副委員長でもある中川夏生エイワスポーツジム会長は「名高はタイ側と調整しています。タイ側もどういう大会なのかといろいろ調査をしていて今後やっていこうとしているところです。名高はこの大会に今後参戦していきたいとの意思が本人にもあります。一番は選手たちのためになる大会になっていってくれればと思います」と、吉成は出場を希望しているがタイ側との調整が必要なのだという。
会見に出席した名高は「今回第1回の大会が開催されることで自分もタイ側の調整をしている最中で、自分はいつでも試合が出来る準備をしているので試合が決まったらいつでも完璧な状態を作れるので、頑張りたいと思います。もし今回決まらなくても、これから参戦していきたいと思いますので、培ってきたムエタイの魅力を発揮できたらと思います」と、決まればいつでも出られる状態にしておくとコメントした。
また、すでに対戦カードが発表されている武蔵の弟子・泰良拓也(PFP/HOOST CUP日本ライト級王者)と麻原将平(元HOOST CUP日本ライト級王者/PFP)も会見に出席。泰良はジン・フー(中国/CFP推薦/タイBangla Boxingジム61kg級王者)と、麻原はリー・コーベル(LEE COBEL/レイ・セフォーDNA/USA/WFKKO世界ライト級王者)と対戦する。
泰良は「キックボクシング・ワールドカップの名にふさわしいレベルの高い試合をして盛り上げたい」、麻原は「第1回目ということで、このイベントが続いていって盛り上がる大会にしたいので、自分がしっかり盛り上げて見ている人に夢と感動を与えられる試合をします」と、それぞれ意気込んだ。