囲み取材で記者からの質問に答える皇治だが、進退について明言はしなかった
2023年4月25日(火)都内にて『NARIAGARI vol.2』の記者会見が行われ、終了後の囲み取材で皇治(TEAM ONE)が自身の進退について語った。
4月1日『RIZIN.41』のメインイベントにて、芦澤竜誠(Battle-Box)に判定2-1で敗れ、引退宣言していた皇治。そのことについて聞かれると「何の話か分からない。今は八百屋さんでバイトしています」とはぐらかしながらも「いや、また楽しみにしてもらったら。引退会見が出来たら。(次は)引退会見です」と、引退会見を行うつもりだとする。
榊原信行RIZIN CEOが「全力で引退させません」としていることには「俺が出たらお金になるからかな」と笑いながらも、「感謝ですよね。気にかけていただいて嬉しく思います」とした。
引退を明言したのは本気と受け取っていいのかと問われると「もう忘れた。全部忘れた。芦澤さんと試合しましたか? 誰ですか、その方は。ちょっと覚えないな。おかしいな」ととぼける。
マルコメ(フロイド・メイウェザー)と絶対に戦うと宣言していたことはどうなるのかと聞かれても「誰ですか、その下品な名前の人は。いや、分からない」とこれもとぼけた。
今は休暇の時期なのかと聞かれると「俺はきっと試合をしていないと信じていますし、すべて忘れているけれど、言うことあるとしたら傲慢になっていたということ。調子に乗っていた。それが一番ですね。今気付いたことはこれ。傲慢になって調子に乗っていた。調子に乗ってファンに申し訳なかったと思っています。みんなダメージがどうとか言ってくれますが、言い訳にすぎないので。調子こいて試合したのは俺なのでね。イージーに思ってラクに勝てると思ったこと、あの試合を受けたのは調子に乗っていたと思い、情けないなと思っています」と、ベストな状態ではない状態で試合を受けたことは後悔しているという。
では、まだ戦いに対する情熱は残っているのかとの質問には「自分の進退についてはまた話をします。ただ試合が終わってからの想いは何も変わってないです。その想いを発表できる日を楽しみにしておいてください。試合が終わった瞬間の気持ちは変わっていないので」と言い、「いつもなんやかんや言っても盛り上げるじゃないですか。楽しみにしていてくださいよ。俺は全てに対して、NARIAGARIに対しても全力で行きますし、くどいようですが笑われても何されてもやってきた。それはブレないのでファンに約束したこと、自分が心に決めていることを必ずみんなに見せられたらと思います。いろいろなリップサービスをしますよ。みんなが予期せぬことをしようと思っています。誰もがまた出てくると思っているので、そういうことはしないです」と、どっちともとれるかなり曖昧な返答。
もしかして寿引退か、との質問も出たが「結婚し回すかな。いや、そういうキャラはやめよう。そんなんでなく、全ての意味で全ての行動でみんなを楽しませることをしていけたらと思うので、楽しみに」と、まだファンを楽しませたいという。
榊原CEOが語っている新しい立ち技の大会については「なんか言うてましたね。俺も聞いてますけれど。総合の選手と立ち技の選手がフェアなルールで、真ん中のルールで戦えるルールとかあの社長だからいろいろ考えているんでしょう。それはファンのみんなにも楽しめることだからいいことじゃないですか。俺はそんなややこしいルールはないかな。今頃ルール変えるとか大変ですから。俺はゆっくり応援していますよ」と、自分が新ルールをやることはないとする。
終盤には「そういえばマルコメっておったな。アイツをNARIAGARIに呼ぶかな。金出せばナンボでも来るでしょう。朝倉(未来)と話そうかな。メイウェザーとパッキャオを呼んで、じゅんけんしてどっちがファイトマネーを出すか。俺と朝倉がじゃんけんするの面白くないですか?」と、メイウェザーとパッキャオをNARIAGARIとBreakingDownに呼び、そのファイトマネーをどっちが出すかじゃんけんで決めようと提案した。
また、引退をするのなら引退試合をするつもりはと聞かれると「引退試合とかはないですね。涙もろいから泣いてしまいそうです。ないです、もういいです。でも10年戦って来たので、それはちゃんとファンに発表しようと思うので待っていてください」と、何かがあることを匂わせて「もう全て忘れました」と最後までとぼけていた。