【RIZIN】「平本幻想が凄く強い」矢地祐介は平本蓮のKO勝ちを予想、牛久絢太郎vs.朝倉未来は「激闘にはなるだろうけれど」

　2023年4月29日（土）、ケージで行われる『RIZIN LANDMARK 5』（国立代々木競技場 第一体育）でのフェザー級戦に、ファイターたちから注目が集まっている。 　矢地祐介（フリー）は4月25日に自身のYouTubeチャンネルを更新。各試合の予想を公開した。 【写真】『RIZIN LANDMARK 5』の各試合を予想した矢地。的中が4試合以下だった場合は視聴者にプレゼントをするという（C）ヤッチくんチャンネル　その中で斎藤裕（パラエストラ小岩）vs.平本蓮（剛毅會）について触れ、平本について「俺はこの前のドミネーター戦を見て、ここまで来たかと思いました、正直。打撃が強いのは知っていました。打撃の部分では超一流なんだけれど、MMAではアジャスト出来ていない部分がずっと見えていたから。俺も最初から、あんなの化け物なんだから、打撃が。そのうちすぐにアジャストして化け物になるからって言っていたんだけれど、もう来たかって驚いて。だから平本幻想が凄く強いファイターだと思っている」と、平本が想像以上のスピードで成長していると見ている。 　今回の斎藤戦もドミネーター戦と同様に「徹底的にスタンドで勝つ。ああいう試合をするでしょう、確実に。（斎藤は）組みにはいくでしょう。そうじゃないと無理だと思う、打撃でどうやろうと。なので組みを混ぜての打撃、打撃を混ぜての組みでトータルで上をとってという話になって来るんですけれど、平本君は身体が強そうなんだよな。特にタックルのスプロールですか。かなり練習しているだろうし、なかなか下のタックルは行けそうにないなと。だから斎藤選手が四つ組でどこまでやれるかによって変わってくると思うんですよね。でも首相撲とか出来ちゃうもんね」と、平本がスタンドで有利だとする。 「平本君が徹底して切って、殴って、蹴って、KOしちゃうんじゃないかな。そんな気がする。俺は早い段階で効かせちゃって、そのままそのダメージを引きずっていって、2Rをまたぐかまたがないかくらいで倒し切っちゃうとような気がします。平本君のKO勝ちで大爆発じゃないですか。そんな感じの雰囲気を持っている」と、平本が1RでKO勝ちするのではないか、と予想した。 　同じくフェザー級の牛久絢太郎（K-Clann）vs.朝倉未来（トライフォース赤坂）に関しては、「未来選手は打撃特化型でスピードもパワーもあるし、組み立ても上手。で、牛久選手は頑張る系ですよね。トータルファイターで喧嘩も出来る、組みも打撃も寝技も全部頑張る。練習もしたことがあるけれどスタミナがエグいし、力もエグい。120％の出力で5R、6R、7R、8Rとかやれちゃうタイプ。本当に練習しているんでしょうね、練習量が多い」と両者を評価。 　試合のキーポイントとしては「2人はサウスポー同士なんですよ。未来選手ってオーソ（ドックス）に対する打撃って、パーフェクトに近い戦い方してますよね。サウスポーがやらなければいけないことを遂行できているのが未来選手なので、オーソドックスの選手とやる時のKO率は高いと思う。でも今回はサウスポー同士なんですよ。俺もサウスポーなので、俺とやった時にちょっとやりづらそうだなと感じたんですよ。いつもの組み立てが出来ないのかな。俺も正直、やりやすかったから」と、朝倉が同じサウスポーの牛久とはやりづらいのではないかとする。 　しかし、「未来選手とも1～2年前にさらっと練習したことがあって、打撃も強いんだけれど、組みも変な強さがあるんですよね。不思議な。ケツが着いたところから立つ動作のことを俺は言っているんですけれど、凄い体勢からでもニュイーンと立てちゃうというか。体幹が強いって簡単な表現では出来ないけれど、ゴムみたいな立つ力が凄いんですよ。だからケージ押し込んでケツ着かせてそこから背中を着かせるのはけっこう苦労するかなっていう」と、牛久がテイクダウンを完全に奪うのは相当に苦労するだろうと指摘。 　そのうえで「牛久選手は強いしコンビネーションも利くしスタミナも全部あるんだけれど、中村大介さんとやった時にヒザでバーンと倒された時があるじゃないですか。俺も人のこと言えないけれど牛久選手も頭が下がる癖が抜けてないんですよね。未来選手はそこはもちろん研究しているだろうし、そこを逃さないだろうし、それを誘い出す戦い方をしてくるだろうし、ヒザも上手いしって考えると、これも激闘にはなるだろうけれど、未来選手がお互い疲弊してきたところ3R序盤から中盤にヒザでKOすると思う。どれだけ癖って指摘されてもなかなか抜けないんですよね。練習で80～90％出来るようになったとしても、試合で最後のダメな10～20％が出ちゃうみたいな。なかなか試合で克服するのって難しいので」と、朝倉が「牛くんは頭を下げる癖を直した方がいい」と指摘したことが現実となるのではないかと予想した。