MMA
ニュース

【RIZIN】朝倉未来からテイクダウンディフェンスは直伝、YA-MANがMMAを習う豪華メンバーを明かす

2023/04/22 12:04
 2023年5月6日(土)東京・有明アリーナ『RIZIN.42』にて、フェザー級(66.0kg)5分2Rで三浦孝太(BRAVE)と対戦するYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が4月22日(土)都内にて公開練習を行った。YA-MANにとってこれがMMAデビュー戦となる。  YA-MANはオープンフィンガーグローブを着け、パンチのみのミット打ちを披露。気合いの声を発しながら、長い距離からの右ストレート、接近してのコンビネーションなどを繰り出した。 「コンディションはめちゃくちゃいいですね。1週間毎に強くなっている。ゼロベースから始めたので教えてもらったことが次の週には出来るようになってきて、調子は一番いいです」と絶好調の様子。  練習は長南亮代表のTRIBE TOKYO MMAをメインに、朝倉兄弟が所属するトライフォース赤坂、リバーサルジム、渡辺華奈が所属するFIGHTER'S FLOWと4カ所で行っている。  メインのTRIBEには「皇治戦が終わってから1年くらい通っています。ただ、すぐにTHE MATCHが決まって、その後にRISEで白鳥(大珠)戦が決まって。完全にシフトしたのは今年の2月くらいからですね。それまでは白鳥戦で骨折しちゃって組みの練習が出来なくて、ちゃんと組みの練習が出来るようになったのは今年2月からです」と期間が空いた時期もあった。 「めっちゃ楽しいです。生物として強くなっているのを感じます。ぶっちゃけ、キックボクシングより楽しいです(笑)。出来ることが増えていくので早く練習したいんですよ。身体の疲労具合があるのでずっとは出来ないけれど、早く次の練習に行きたいと思うくらいで。朝昼の2部練習を週6日で毎日練習しています。キックボクシングは朝練だけだったので、そういった意味でもいま格闘技が一番楽しいですね」と、やりがいを感じているという。 「出来ないことが出来るようになることが面白い。ボクシングとかキックボクシングって感覚的なところがあって。どうやったら強く殴れるか誰も知らない。知っていたらみんな強いパンチが打てるようになるはずじゃないですか。でも総合の組みの練習は教わった通りにやれば逃げられるし極められるのが面白い。自分がレベルアップしているのが見て分かる。キックボクシングは試合をしないと強いか弱いか分からないけれど、総合は練習で出来ないことが出来るようになるのが分かるので楽しいですね」  得意の打撃を活かすファイトスタイルには、テイクダウンディフェンスが不可欠。それは「今はFIGHTER'S FLOWでレスリングも教えてもらっていて。テイクダウンディフェンスも教えたもらったらされないようになってきたので。あとはテイクダウンディフェンスと言えば未来さんなので丁寧に教えてもらっています」と、朝倉未来からも教わっているという。 「未来さんには全然(テイクダウンを)取られます。全然ダメです(苦笑)。総合はレベル差が如実に現れると思っていて。キックボクシングはラッキーパンチで勝てることとかあるけれど総合にはない。レベル差があったらディフェンス出来ないし、極めも回避できない。そこがキックボクシングとは違うと思いました」  今の自分のレベルはどこまで上達しているかとの質問には「それはやってみないと分からない。キックボクシングと違うのはガチのスパーリングがないので。でも中堅くらいの選手とは割と互角に出来るようになった。もう極められはしないです」と、中堅クラスの選手とスパーリングをしても極められないくらいになっているそうだ。 [nextpage]  どんな選手とスパーリングをしたかと聞かれると、「朝倉海選手、朝倉未来選手、西谷(大成)選手、ヒロヤ選手、(才賀)紀左衛門さんともよくやります。TRIBEだと石井逸人選手にも教えてもらえるし、青木(真也)さんとも毎週やっていて。それに若松佑弥選手…名前のある選手ばかりできりがないです(笑)。あと関原翔は地元で中学の時の野球チームが一緒だったので教えてもらって。FIGHTER'S FLOW代表の上田貴央さんにもパーソナルで半年間教えてもらいました。そこで渡辺華奈選手ともレスリングのスパーをやりましたし、鈴木隼人選手にもレスリングを教えてもらいました」と、錚々たるメンバーの名前があがった。  複数のジムに通っている理由は「ジムによって特色があるんですよね。TRIBEの練習だとシチュエーションの練習。基本が多くてスパーはほとんしない。今日はこれをやります、というような。逆にトライフォースではシチュエーションスパーはやらずに、基本スパーリングばかり。TRIBEでは個人にフォーカスして教えてもらわないので、みんなが同じことをやる。でもFIGHTER'S FLOWとリバーサルジムでは、TRIBEで教えてもらったことや出来なかったことを個人で徹底的に作ってもらえるんです。最短で強くなるために特色の違う4つのジムに行かせてもらっています」と説明した。  公開練習でその成果を見せなかったのは「何をやろうかといろいろ考えて、組みのスパーリングをやるのも面白いかと思ったけれどまだ見せたくない。本番までのお楽しみってことで。TRIBEのメンバーの中でやっていたら、そりゃあ強くなりますよ。上久保(周哉)さんとやったら、これから逃げられたら誰からも逃げられるなって思いました」と、組み技を見せるのは本番の試合で、とのこと。  その中でどんなスタイルのMMAを目指すのかと聞かれると「平本(蓮)君みたいなスタイルになるんじゃないですか。組むと疲れるので。あと得意なところがスタンドなので、総合って自分の強いところを相手の弱いところにぶつける競技じゃないですか。そういうところで自分の強みはキックボクシングなので、パンチとキックがメインになっていくから」と、平本蓮のようなスタイルだとした。  RIZINでどんな存在になっていきたいのか、との問いには「RIZINだからとかRISEだからとかじゃなくて、どこに出たとしても会場を盛り上げられればいいなって感じですね。あとお客さんに、見ている人に何か伝えられる選手になりたい。見ている人に何か与えられる選手になりたいです。自分には毎試合コンセプトがあって。格闘技をやってる理由があるので見ている人にそれを伝えたい。見ている人が多いのはRIZINだと思うので、より多くの人に伝えられる場所でやりたい」とし、それが今回は“挑戦”なのだと語った。 また、三浦戦のテーマを聞かれると「対極にあると思うので、一言で言うなら挑戦です。キックボクシングの自分を知っているファンの方々は、ある程度登っていったYA-MANしかしらないと思うけれど、俺は凡人だと言っても納得しないと思う。才能があるからキックボクシングでもある程度上まで行けたと思っている人がいるけれど、今回はゼロから始めて新しい挑戦を見てもらって。朝倉未来さんのYouTubeを見てもらえれば分かるけれど、最初の頃は佐々木君にボコボコにやられていますからね。あそこから週6で練習してプロで勝てたら、才能が無くても勝てるんだってところをお見せしたいです。そういう意味での挑戦です」と、才能がなくても練習すれば強くなれることを証明したいとした。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント