【KNOCK OUT】大分県から来たREITOがエースの座を狙う、鈴木宙樹は「一番面白い試合になると思うし、僕がメイン」

　2023年4月22日（土）東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.1』の前日計量＆記者会見が、21日（金）都内にて正午より行われた。 　セミファイナルのKNOCK OUT-BLACK -63.0kg契約3分3R延長1Rで対戦する、鈴木宙樹（クロスポイント吉祥寺）は62.9kg、REITO BRAVELY（BRAVELY GYM）は62.8kgで計量をパス。 　続いての会見でREITOが「ライト級戦線を荒らしに来ました。明日は勝っても負けても一番面白い試合をします」と言えば、鈴木も「REITO選手が言ったように僕たちの試合が一番面白い試合になると思うし、僕の中で明日の興行でメインをはる気持ちでいるんので楽しみにしていてください」と好勝負を約束。 　試合について、REITOは「何度か映像を見ましたがパンチの回転、パンチが物凄く上手いので、僕は蹴りの選手なので蹴りで僕の距離で支配して勝っていく」と蹴りでの勝負を予告。それに対して鈴木は「手足も長いし、先ほどの回答も気合いが入っていて明日はバンバン来ると思うので、蹴りに巻き込まれないように自分のいいところを出してREITO選手のいいところを潰していきたい」とした。 　REITOは「KNOCK OUT初参戦も衝撃的なKOで勝っているので、今回もKOで勝ってKNOCK OUTのエースになって行こうとの想いが強くあるのでそういう試合を見せていきたい」と、エースの座を狙うという。 　鈴木も「今回はメインだと思っているので自分がメインらしい盛り上がる試合、やっぱりKNOCK OUTというくらいなのでKOして次につなげたいと思います。やってきたのはスパーリングをたくさんこなしたり、サウスポー対策をしたり、試合中のスタミナも付けてきました」と負けじとKO宣言だ。 　これにREITOは「今回めちゃくちゃ強い相手なので僕自身も試合でどうなるのか分からないし、一発当てて倒すのも倒れるのもある。後楽園ホールに来たお客さんがまた僕と鈴木選手の試合を見たいと思わせるのがエースだと思う」と、2人が光る試合をやりたいとした。 　大分在住のREITOのエース獲り宣言に、宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「KNOCK OUTは首都圏以外のジムにも出場してもらう機会を作るようにしていて、今回もREITO選手は大分、力斗選手が福岡、内藤選手は愛知、坂本選手も九州から来てもらって。九州、関西、中京から出てもらう。一番お客さんを呼べるのがメインイベンターだと思うし、この選手が出れば切符が売れる、今回だったYouTubeの数字が一番跳ねる（公式YouTubeチャンネルにて全試合当日ディレイ配信）、そのためにどうするかというのが一番だと思う。興行として閑古鳥が泣いたらみんな喰えなくなってしまうので、どれだけインパクトを付けるか。一番面白い試合を見せれば会見とかSNSをやらなくてもエースになれると思う。だからこの選手が見たいというファイターになれば自ずとファイトマネーも上がるし、試合の順番も後ろになる。それは日本に住んでいない外国人ファイターにもチャンスがある。そういうもんだと思います。だから、そうなるためには僕がこうしたらキミがスターになれるよっていうのはないから難しいし、そこは目指すチャンスは階級とか男子女子関係なくあると思っています」と、誰にでもエースになれるチャンスはあると語った。 　2月にはタイ・ルンピニースタジアムで行われた『ONE Friday Fights 4』に出場した鈴木。海外での試合で学んだことは何かと聞かれると「海外の試合に出て大きいのは日本人の選手が怖くなくなりましたね。それが一番大きい。僕も日本の血が少ないですけれど（ペルーとのハーフ）、日本人選手とやってきてそれが普通でしたが、海外の試合に出て海外選手のフィジカルだったり、それを目の当たりにして日本人のフィジカルの弱さを感じられたので、そこも含めて試合に出せると思います」と答えた。 　そして、REITOは「試合を見てもらえれば分かる。アツい試合をやっていきたい」と自分がエースとしてふさわしい試合を見せるとし、鈴木は「明日は僕がメインだと思っているので、僕たちの試合、今後エースになる2人の試合を待っていてください」とメッセージを送った。