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【K-1】木村“フィリップ”ミノルが元プロボクシング西日本新人王と対戦「ボクサーにパンチで勝つのが今のK-1ファイター」

2019/07/22 15:07
2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN』の最終追加対戦カードが、7月22日(月)都内で行われた記者会見で発表された。  3試合連続KO勝ち中のK-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス)が、2014年プロボクシング西日本新人王の大泉翔(昇龍會)と対戦する。  大泉はチョコボーイ大泉のリングネームで、ボクサー時代は5勝(2KO)3敗2分の戦績。計量ではTバックを着用し、派手なパフォーマンスを売りにしていたが、スタイルはアウトボクサー。キックボクシングに転向し、4月のK-1 KRUSHでデビュー。山際和希からパンチでダウンを奪ったものの、最後はハイキックでマットに沈んだ。今回がキック2戦目。  会見に出席した木村は「こういう形の試合が嬉しくてワクワクしています。俺はスタイルを変えるつもりはないし、今まで磨いてきた武器で勝負したい。パンチの部分でも自分の方が間違いなく上なので倒して勝ちます」と、元プロボクサーをパンチでKOすると発言。  対する大泉は「前回デビューさせていただき、2戦目でスーパースターと対戦できるのはビッグチャンス。宝くじを当てるより凄いレベル。緊張していますが、試合では全開で行ってパンチ勝負で倒したろかなと思っています」と、こちらもパンチでKOすると言い放つ。  木村はあえてパンチで勝負するとした意図を「(大泉の)パンチは凄く危険な武器だと思う。今までのvsボクサーのセオリーはローキックでパンチには付き合わないこと。でも、それは昔のスタイル。今のK-1ファイターは同じものをぶつけ合った中で勝たないといけない。今までより進化したK-1を見せる意味でもパンチで勝つ。過去のボクサーと戦ったK-1ファイターを超えたいと思います」と説明。  さらに「僕が一番、大泉選手の良さを引き出せる。前回の試合では彼の良さが出ていないと思った。もっと強いところがあるはず。本当は相手のいいところを潰し合うのがスポーツですが、格闘技はエンターテインメントの部分も大事なので彼の良さを全部引き出そうと思います」と、大泉のいいところを引き出した上で勝つ、と語った。  それを聞いた大泉は「元ボクサーですが、木村選手のパンチはえぐいなと思っていて。ナチュラルにファンなんですよ。だからワクワクドキドキがいっぱいです。携帯の待ち受けも木村選手なくらいファンです」と明かして笑いを誘うも、「木村選手はパンチのスピードが凄いから、集中力を切らしたら危ないから集中力が大事かなと思っている。前回は見せられなかった部分があるので、僕の全てを木村選手にぶつけたいと思います」と、全力で挑むという。  今回はボクサー時代のアウトボクシングスタイルで行くのかと聞かれると「それは秘密ですが、僕は顔を打たれるのが嫌なタイプなので、それでアウトボクシングをやっていました。でも逃げていてもおもろないし、大舞台ですし、大阪は地元なので、この怪物を倒したら一気に顔が売れるんとちゃうかなと思う。ワクワクしています」と、木村を倒して一気にメジャーになるとの野望を燃やす。  それを聞いた木村は「ボクシング時代のアウトボクシングを見たいので、彼は自然とアウトボクサーになると思います」と、大泉がアウトボクシングをせざるを得ない状況に持ち込むと不敵な笑みを浮かべた。 <決定対戦カード> ▼日本vs世界・5対5 -68kg契約 3分3R・延長1R木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者)vs大泉 翔(昇龍會/2014年プロボクシング西日本新人王)
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