【Bellator】渡辺華奈、いざハワイ決戦。レスリング出身マクファーレンの「上を行くようなレスリング力と柔道の力を磨いてきた」

　2023年4月22日（日本時間23日）米国ハワイ州ホノルル・ニール・S・ブレイズデル・センター『Bellator 295: Stots vs. Mix』（U-NEXT配信）のコ・メインで、元女子フライ級王者イリマ＝レイ・マクファーレン（米国・3位）と対戦する渡辺華奈（FIGHTER'S FLOW・2位）が決戦前に個別インタビューに答えた。 【写真】現地入りして“やったります”とばかりに腕の筋肉を誇示する渡部　18日に現地入りした渡辺は「いつも通り調子は整っています」とし、「（宿泊施設に）プールと卓球台があって、そこを通るたびに遊んでいます」と試合前にもリラックスしているようだ。 　マクファーレンの印象については「元王者でオールラウンダーで一応全部できるんですけれど、その中でもレスリングと柔術に特化している極めの強い選手というイメージがあります」と評し、「強い部分が多少似ているので噛み合えばとても相性のいい試合になると思います」と予想している。 　寝技に関しては以前と変わらず「男性とやるのがほとんどです」と男子選手たちとのスパーリングを重ねてきた。また、昨年夏にはハワイでアンジェラ・リーと合宿も行っており、「アンジェラはとても組み技が強かったので、いい練習が出来たと思っています」という。 　その中でも「ケージ際での攻防と極め、下からの極めとか。極めの強い選手なのでそこを注意しています」とするが、「柔術に対してはそこまで凄く柔術対策をやったということではないですけれど、グラウンド全体の練習はずっと積んできています」と自信をのぞかせる。 　2022年5月以来の試合となり、「一応全部満遍なく、特に打撃だけというわけでもなく練習していたんですけれど、その中でも1年半くらい打撃の練習に通わせていただいていて。ARROWS GYMの矢口トレーナーの下で打撃を習っていて。少しずつ手応えが出て来てけっこういい打撃が出来るんじゃないかなと思っています」と、久保優太や木村“フィリップ”ミノルを育てた名伯楽・矢口哲雄トレーナーに師事し、強化してきた。 「一番変わったのはパンチのスピード。スパーリングだったりシャドーだったりで感じます。特にシャドーではスピードを意識してやっています」と、ハンドスピードに進化を感じているようだ。 「今はだいぶ形になってきていると思います。あとはそれが試合でしっかり出せるように頑張ります」 　同大会をLIVE配信するU-NEXTにて解説を務める川尻達也からは「前回の試合でタックルという新しい攻撃を見せていただいたんですけれども、イリマ＝レイ選手もレスリング出身でタックルが今回来るかもしれないですが、それに向けて新たな秘策は練っていますか？」との質問が寄せられ、「レスリングは前回の試合前からずっと取り組んでいるので対応はしっかり出来ると思いますし、そこの上を行くようなレスリング力と柔道の力を磨いてきました」と、レスリングでもマクファーレンの上を行くとの自信を語った。 　そして、前日には同所でリズ・カムーシュ（米国・王者）vs.ディアナ・ベネット（米国・挑戦者）の女子フライ級王座戦が行われ、「この試合で勝ったら金曜日に行われるタイトルマッチの勝った方、王者に挑戦させてもらえると思うので大きな試合にはなると思います」と、次期挑戦権を手にしたいとの野望を燃やす。 　最後には日本のファンへ向けて「いつも応援ありがとうございます。今回は日本の日曜日のお昼なのでとても見やすい時間だと思うので、ぜひリアルタイムで応援してください。日本人の強いところをしっかり見せれるように頑張って来ます。応援よろしくお願いします」と、U-NEXTでの観戦＆応援を呼びかけた。