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【シュートボクシング】女子ミニマム級王座決定トーナメント4選手が計量パス、MISAKI「誰よりも大暴れして私が必ず明日ヒロインになってみせます」

2019/07/20 19:07
【シュートボクシング】女子ミニマム級王座決定トーナメント4選手が計量パス、MISAKI「誰よりも大暴れして私が必ず明日ヒロインになってみせます」

SB日本女子ミニマム級王座決定トーナメントに出場する4選手と、メインで対戦する未奈とペッターピー

2019年7月21日(日)東京・浅草花やしき園内の浅草花劇場(かげきじょう)にて開催される、“女子格闘技の真夏の祭典”『Girls S-cup 2019』の前日計量&記者会見が、20日(土)都内にて正午より行われた。


MISAKI


田川

 同大会で行われる「SB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント」には、同級1位MISAKI(グラップリングシュートボクサーズ)、今回がデビュー戦だがアマチュアで輝かしい戦績を収めている田川女神(TIA辻道場)、NJKFミネルヴァ・ライトフライ級1位の喜多村美紀(テツジム)、NJKFミネルヴァピン級王者MARI(ナックルズGYM)の4名が参戦。


MARI

 準決勝(1回戦)はMISAKIvs喜多村、MARIvs田川で行われる。MISAKIは47.2kg、喜多村は47.6kg、MARIは47.6kg、田川は47.85kgでそれぞれ計量を1度目でパスした。


喜多村

 会見の冒頭でシーザー武志会長は「急遽、MIOのタイトル返上で王座決定トーナメントになりました。若い世代がどんどん増えてきて面白いかなと思います。女子格闘技はSBでは20年前くらいからやっていますが、だんだん男子を押ししのぐくらい人気が出てきまして、もっともっと女子の参加人数が多くなってより一層、女子が盛況になるように望んでいます。MISAKIはMIOと何回もやっている選手ですが、田川は明日がデビュー戦。本人は若くてやる気満々で来ています。どうなるか分かりませんが、最初からNJKFのチャンピオンとやりますが負けないで頑張って欲しい。明日の大会はいい大会になります。この4人が頑張ってくれればお客さんも感動しますし、ぜひ頑張って欲しいと思います」と、女子4選手にエールを送る。


 優勝候補のMISAKIは「今回Girls S-cupでSBの王座決定戦ということで、このベルトがいま目の前にあるだけでドキドキしています。去年2月(前王者MIOに挑戦したが判定負け)の雪辱を晴らすべく、今回このトーナメントで誰よりも目立って誰よりも大暴れして私が必ず明日ヒロインになってみせます」と宣言。

 対する喜多村は「この度、Girls S-cupという大きな大会にオファーをいただき、凄く光栄に思っています。SBの大会ですがキックボクサーとして大きな爪痕を残せたらいいなと思っています。MISAKI選手はカワイイ選手だなと思っていて、ウチのジムでも私よりMISAKI選手の方を応援している人が多いんじゃないかってくらいなんですけれど(笑)。でもカワイイだけじゃなく、気持ちが凄く強くて。本当に気持ちの強さとパワーがある選手だなと思います。明日は気持ちと意地のぶつかり合いになる試合になるかと思います」と、気持ちvs気持ちの勝負になると予告。


 MISAKIは「喜多村選手は(小林)愛三選手とドローという戦績を持っていて、試合を見たんですが気持ちが凄く強くて意地でも立っているような選手ですが、気持ちの部分では私は日本中の誰にも負ける気はしないので、明日は必ず倒してみせます」とKOすると言い放った。

 2017年のGirls S-cupで那須川天心の妹・那須川梨々に勝利している(セミプロルール)女神は、現在高校1年生で今回がプロデビュー戦。抜群のアマチュアキャリアがあることからトーナメントメンバーに大抜擢されることとなった。

「1年半のブランクがあるけれど、出来るだけのことはやってきたので、気持ちを活かして勝ちたいと思います。MARI選手は試合を見たことがなくて全く対応できるか分からないけれど、それなりの動きで倒せたらいいなと思っています」と、やや弱気なコメント。

 対する現役女子キック王者のMARIは「1週間前の急なオファーで試合に対する練習はまともにできていませんが、このトーナメントに自信があったので参加させていただきました。田川選手の試合はあまり見たことがないんですが、噂で強いというのは聞いています。でも私の方がプロとしてのキャリアは上なので、その差を見せつけたいと思います」と、堂々のコメント。


 記者との質疑応答で、決勝は誰との対戦になると思うかと聞かれるとMISAKIは「2月にMARI選手と試合をして私も倒すつもりでやったんですけれど倒しきれなくて、強い選手だと分かっています。田川選手はよく名古屋で試合をしているのを見て正直、ヤバいな、やりたくないなって思っていた選手なんですけれど、どっちが上がってきても倒せる、勝てる練習をしっかりしてきたので楽しみにしていてください」と、どっちが勝ち上がってきても勝てると自信をみなぎらせる。

 喜多村は「田川選手とは一緒に練習したことがあって、凄く強いのを知っているので、シュートボクサーでもあるし田川選手に有利なのかなと思いますが、同じキックボクサーとしてMARI選手に上がってきてもらって一緒に戦いたいなと思います」と、決勝でのキックボクサー対決を希望。


 MARIは「MISAKI選手と喜多村選手のどちらが上がってくるか分かりませんが、ルール的にMISAKI選手の方が有利なのかなと思います。2月にMISAKI選手に負けているので、MISAKI選手に上がってきてもらって私がリベンジしたいと思っています」と、2月の後楽園ホール大会で判定負けしているMISAKIにリベンジしたいとする。

 そして田川は「正直、MISAKI選手といい打ち合いをして試合を盛り上げたいなと思っているので、上がってきてください。お願いします」と、先輩のMISAKIに言い放つ強心臓ぶりを発揮していた。

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