2023年4月23日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール『Suk Wanchai MuayThai Super Fight vol.8』の追加対戦カードが発表された。
52.5㎏契約3分5Rで、ムァンコーン・UEFAブーンデックシアン(タイ)が元REBELS-REDスーパーフライ級王者・老沼隆斗(Struggle)と対戦する。
空手をバックボーンに持つ老沼は2018年6月にREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座決定リーグ戦を制し王座戴冠、その後も得意の蹴り技を駆使し2020年9月のKNOCK OUTでは清志を上段後ろ回し蹴りで一撃KOと衝撃的なKO劇を見せ、年間表彰においてベストKO賞を獲得した。
そして3月26日(日)東京・後楽園ホールで開催された『スックワンキントーン』のメインイベントでも同様に後ろ回し蹴りでタイ人選手ノーンガティンをKOし、“ムエタイトルネード”として空手で培った回転技とムエタイテクニックを融合させたファイトスタイルを確立。昨年大会では山田航暉(キング・ムエ)と対戦し接戦の末勝ち星を逃したが、今なお軽量級のトップファイターであることは間違いない。
一方、ムァンコーンはタイ東北部スリン出身の22歳。主にギャットペット系の興行に出場、筋肉質の上半身からの重いパンチを武器に活躍。今年1月の『RISE164』で初来日し、大﨑一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者)に2RでKO負けを喫している。ヒジ攻撃や首相撲が制限されるキックボクシングルールということもあり苦杯をなめさせられが、今回は完全なムエタイルールだけに前回の汚名を返上するため大いに気合いが入っているという。
ムエタイルールながら、全くスタイルの違う両者。タイ人選手にとって後ろ回し蹴りのような空手の技は脅威であろう。逆にムァンコーンは距離を詰めてヒジ・ヒザを駆使するに違いない。その間合いをどちらが制するか、がカギになるか。