キックボクシング
ニュース

【RISE】K-1との対抗戦に勝利した白鳥大珠「自分自身次が楽しみ」、南原健太「対抗戦には僕を使って欲しい」、門口佳佑「凄い手数を出しているなと思った」

2023/03/27 22:03
 2023年3月26日(日)東京・有明アリーナで開催された『Cygames presents RISE ELDORADO 2023』の一夜明け会見が、27日(月)都内にて行われた。 「RISEvs.K-1対抗戦」で勝利を収めた、白鳥大珠(TEAM TEPPEN)、南原健太(極真会館)、門口佳佑(EX ARES)の3名が会見に出席。前夜の試合を振り返った。  新美貴士(名古屋JKファクトリー)に判定3-0(30-29、30-28×2)で勝利した門口は「いろいろな戦いが出来る準備をしてきたけれど、ああいう気持ちで昨日は戦い抜きました。新美選手だからそういう戦い方が出来たと思うし、何が何でもRISEに1勝を獲りたかったのでああいう試合になりました」と、気持ちの勝負だったとする。  愛鷹亮(力道場静岡)に1R2分57秒、KO勝ちした南原は「結果としては1RでKO勝ちという僕の中で一番理想の勝ち方が出来たのでとても嬉しく思います。対抗戦第1試合目の門口君の試合を見て凄く勇気をもらったというか、そこで僕も気持ちが入ったので、何としてでも勝って大将の大珠君につなげようと考えていましたので僕も勝つことが出来て、RISEが3戦全勝できてとても嬉しく思います」と喜びの言葉。  佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に判定3-0(30-28×3)で勝利した白鳥は「佐々木選手と戦っって、やる前は厳しい戦いと言うか、ギリギリの勝負になるのかなと予想していたんですが、チームでやってきたことが出て、佐々木選手もやりたいことが思うように出来なかったのかなと思います。65kgに上げて昨日は体のキレも良くていい感覚がつかめたので、このまま上に登りつめたいと思ったんですけれども、メインとセミの2人は倒し切っていますし、早くそこに追いつくには決定力が必要だと思ったのでもっと頑張ります」と、いい感触はつかめたがもっと努力が必要だとした。  以下、記者との質疑応答。 ――自分の試合を映像で見ての感想は? 門口「ようあんなに手が出るなと思いました(笑)。試合中は本当に試合内容がどうだったか自分がどれくらい勝ってるのかも分からず戦っていたので、映像を見返して凄い手数を出しているなと思って。空手時代もあんなに出してなかったんじゃないかってくらいよう頑張って出したなと思いました」 南原「昨日の倒し方は100点満点じゃないでしょうか。じぶんでも思うくらい。帰ってから30回じゃきかないくらい見ていたし、俺は持っているなと思いました。エンターがテイナーしていましたね。あの大舞台で愛鷹選手を相手にあれだけの戦いを見せられたのは南原健太が出せたのかなと思います」 白鳥「ここ最近の試合の中でも昔と言うか、調子がいい時の似たような感覚の試合運びだったんじゃないかなって。普通に完勝だったと思うけれど、だからこそ倒したかった想いは残ります。対抗戦とかも試合直前は全く意識しなかったんですけれど、僕が入場口に行ったら南原君がすぐにKOしちゃうから(笑)。ちょっと早すぎるよと思って」 南原「でもいいパスですよね(笑)」 白鳥「それでより気が引き締まりましたね。まだ自分は課題が残るなって思っています」 ――戦ってみてRISEとK-1の戦い方の違いは感じたか? 門口「戦ってみてそこに特に差は感じなくて。新美選手は素晴らしい格闘家だと試合中に思いましたし、でも対抗戦でホームというのはプレッシャーがハンパなくて、。関係者の皆さんも試合直前に顔出しに来てプレッシャーをかけに来ていたので(笑)。そういう部分がプレッシャーだったんですけれど、終わってみれば良かったなと思います」 南原「僕らのヘビー級はそんなに差がないのかなと。重い階級で技術面とかはあまり見せられないので、派手さや豪快さはあまり変わらないと思います」 白鳥「正直何も変わらないんですよね。佐々木選手は昔から知っていて、テクニシャンタイプの選手じゃないですか。ワンキャッチはあまり苦にしないだろうと思っていました。単純に佐々木選手という強い選手とやるっていう、それに勝つだけだったのであまりそこに対しては違いは特に感じなかったですね」 ――K-1クルーザー級には極真出身の星龍之介(POWER OF DREAM)がいる。南原選手は意識する? 南原「星選手は同い年で(極真の)全日本でもよく戦っていました。昔から知っている選手ですので意識はしています。星選手に限らず、これから今後K-1との対抗戦があるとしたらヘビー級、ライトヘビー級の中で僕をぜひ使って欲しいと思います。K-1の選手とどんどん戦っていきたいと思います。誰と言うのはそんなにないんですが、愛鷹選手と戦えたのも凄く光栄なことで、もっともっと自分の立ち位置、自分の強さがどこまでいけるかの可能性を証明したいのでもっともっと戦いたいですね」 ――伊藤代表、門口選手は「勝って伊藤代表の笑顔が見たい」とRISE愛ならぬ伊藤愛を語っていたことについては? 伊藤「それは嬉しいですよ。門口はプロでRISEの叩き上げなので非常に嬉しかったです。それを勝利につなげたからこそ今回の全勝がある。白鳥大樹も本部席までわざわざ来てくれたし、南原君は何もなかったね(笑)。目は合いました。チームRISEとしての対抗戦があると、鈴木真彦とかK-1に参戦した選手たちも激励に行っていて、いつ戦うか分からないメンバーですがチームRISEとしての結束力を凄く見せられたと。私自身、主催者冥利に尽きる。非常に嬉しかったです」 ――白鳥選手は良い時の自分が戻ってきた? 白鳥「その感覚はありますね。本調子じゃない試合が続いていましたが、それは僕の中では全部メンタルだなと思っていて。今回は心技体が全部そろっていたんですよ。だから練習も充実していましたし、試合が近付くにつれて自信が増して。今回は自信を持って戦えたのでメンタルって一番大事なのかなと思いましたね」 ――RISEの中にいるライバルは白鳥選手とってモチベーションになる? 白鳥「倒している選手がいる中で、僕も最後にKOしたのがRIZINのトーナメント1回戦なので、だいぶKOから遠ざかったのでそこは意識しています。周りが見てどう感じるかは分からないですけれどパワーを意識してつけてきたんですね。実際にガードの上からでも効いていたと思いますし、自分自身次が楽しみです」 ――伊藤代表が考えるRISEの勝因は? 「選手はみんなハングリーですけれど、今回の6名はそれ以上にハングリーだったと思います。向こうよりさらにハングリーだったんじゃないかなと。それに尽きると思います」 ――南原選手、計量の際にAKO(愛鷹KO)したいと言っていたが、今振り返ると? 「AKOはもうこれ以上ないのが出せたんじゃないですかね。リングの上で魅せるタイプなので、こっち(口)は微妙なんですけれど。ファイトの方はけっこういける口なので南原健太の試合にハズレなしなので」 ――格闘技界をどう盛り上げていきたい? 南原「強さを証明したいのが一つと、目立ちたいのがあるので人気者になりたいのがありますね。その中で絶対に一つの通過点としてRISEのベルトを巻くこと。そろそろ僕ありそうですか?」 伊藤「元々ライトヘビー級はあるので。安心してください」 南原「押忍、ありがとうございます」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント