2023年3月26日(日)東京・有明アリーナで開催された『Cygames presents RISE ELDORADO 2023』の一夜明け会見が、27日(月)都内にて行われた。
セミファイナル(第12試合)のISKA世界ライトウェルター級(-65㎏) 王座決定戦3分5Rで、ジェレミー・モンテーリョ(フランス/Kona team)を4R1分45秒、KOした原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日は入場から試合内容までELDORADOにふさわしい試合だったと思います。ハイキックは完全に狙って決まった技なので自分持っているなという感じ。相手は意外と強くて、無名でも世界王者は強いんだと再確認しました。自分も世界へ行ったら無名ですが勝てるヤツが強いと思っているので、そういうファイターになっていきたい」
試合が終わり、自分へのご褒美は何かと聞かれると「このベルトです」と答える原口。今後は「僕も海外へ行ってみたいと思うし、やりたい相手はいませんが、自然と勝手にRISEが強い相手を連れてくるのでその相手と戦いたい」と海外進出とRISEが用意する相手と戦って自分の強さを証明していきたいとした。
そのために「昨日のファイトスタイルは初めてのスタイルで、足(フットワーク)を使わないのが作戦でプレスを懸けて前へ出続ける作戦だったのが実行できました。3Rが終わったところで『ハイキックで倒してくる』とセコンドに言って倒したので、考えて実践できているので成長している。でも、もっとやりたい部分もあってそこが出来なかったので、細かいところも磨いていきたいと思います」と、微調整を加えていきたいとした。
また、試合前には「ジェレミーの身長が180cmで海人君も180cmなので、対人練習(マススパー)をお願いしてさせてもらえたので、そのおかげで勝てました」と、大会当日に海人とマススパーしたことが勝利につながったと明かした。
伊藤隆RISE代表は「メインの仕事をやり切った。やりづらい相手だったと思うんですが、ハイキックで倒す、さすがという想いだった。7月の大阪大会にも出てもらいたいと思っています。そこでは面白い相手とやらせたいと思っています」と、次回は7月大会ですでに相手も内定しているとした。
試合後のインタビューで原口が「右腕に3本、左腕に3本、そして最後にRISEの世界ベルトを腰に巻きたい」と、世界王者のベルトをあと6本欲しいと宣言したことには「世界のベルトは主にムエタイのベルトなので、そこは選出しているところです。そういうこともやっていきます」と原口のキックボクシングの世界タイトル収集に協力すると話した。