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【RISE】世界王者・志朗「自分の中で試合はもう始まっています」7月開幕の世界トーナメント制覇へ意欲

2023/03/27 16:03
 2023年3月26日(日)東京・有明アリーナで開催された『Cygames presents RISE ELDORADO 2023』の一夜明け会見が、27日(月)都内にて行われた。  メインイベントで、ディーゼルレック・ウォーワンチャイ(タイ/ペッティンディームエタイアカデミー)を5R2分37秒、右ハイキックによるKOで破り初代RISE世界バンタム級王座に就いた志朗(BeWELLキックボクシングジム)が出席。前夜の試合を振り返った。 「相手は打たれ強くて気持ちも強くて勉強になった一戦だと改めて思います。ムエタイから相手がRISEに来て世界ベルトを争うのは運命的だったし、メインはKOで締めないといけないと思っていたのでKOで締められてよかったと思います」  映像で自分の試合を見直した感想は「5Rの戦い方が出来た。5Rを通して上下に散らして、下に意識させて最後上で決められたので(自分には)5R合ってるなと改めて思いましたね。今回は1Rから行く出力の出し方も練習していて1Rの動きが良かったので、レベル上がっていると思いました」と、5R制は自分に合っていると思ったのとレベルの向上も確認できたとする。  ムエタイ独特のリズムには付き合わず、キックボクシングで戦ったのかとの質問には「そこは相手の出方次第というか。外国人選手とやる時のデメリットって、映像でしか見たことないじゃないですか。実物と対峙して、スピードとかパワーは試合の時にしか分からないので。最初の1分で試合展開を決めようと思っていました。それでミドルの蹴り返しとかが速かったらローキックとかでRISEルールでポイントを取りに行こうと思っていましたし、逆にRISEルール寄りで来たら自分のチャンスだと思っていました」と、最初の1分で戦い方を決めようとしていたとする。  実際にはどうだったかと言うと「もっとミドルを蹴ると思っていたら、ローとかカーフを蹴ってきたのでそれは意外でした。そういった練習もしてきているんだなと改めて思いましたね」と、RISEルールに対応した戦い方をしてきたのでキックボクシングスタイルで戦おうと決めたと明かした。  7月の大阪から開幕する予定の世界トーナメントRISE WORLD SERIES -54kgには55kgの世界王者として参戦することになるが、「プレッシャーと言うか、(RISEは)絶対に弱い外国人は呼ばないじゃないですか。そういった意味では世界王者ですが挑戦者の気持ちでいられるので、自分も(優勝を)獲りに行く立場なので嬉しいです」と挑戦者のつもりで向かうとする。  強いタイ人をチェックしているのかと聞かれると「ペッティンディーには天心と戦ったクマンドーイとかいますよね、ペッティンディー系列にはけっこういると思う。2~3人強いのがいるのでその辺りを呼ぶんじゃないかなと思っていますね」と、ムエタイの大手プロモーションであるペッティンディー系列の強い選手が来るのではないかと予想。 【写真】RISE WORLD SERIES -54kgに出場が決定した大﨑一貴、志朗、田丸辰「みんなが見たいのは自分と大崎(一貴)君の試合だと思いますし、クマンドーイも天心と戦っているのでみんな見比べると思います。だから54kgは大変だなと自分でも思いますね」と、RISE WORLD SERIES -54kgは激戦区になるだろうという。 「自分はクマンドーイでも誰でもいいです。ただ54kgに落とすので減量をどうしようかと考えているので、自分の中で試合はもう始まっています」とすでにRISE WORLD SERIES -54kgを見据えていると話した。  伊藤隆RISE代表は「RISE世界王者として強い相手と防衛戦をしてもらって。あとは54kgで参戦を表明しているので本命になると思う。ただ強い外国人選手の出場が2人決まっています。その中に王者として出てもらいたい」と、すでに2人の外国人強豪の参戦が決まっていると明かした。  強豪が集うことが予想される中、自分の強みは何だと思うかと問われると「自分は一度53kgに落としているので、減量後のリカバリーでどれくらい体力おかスタミナとか免疫力、コンディションがどれくらい変わるか自分が一番理解しているので、他の選手は増量とか減量するので、自分が一番増量・減量を理解しているので有利だと思いますね」とし、「パワーはどうなんですかね。1kgで変わる。スピードは速くなりますがその分パワーをどうするかっていうのも減量方法によって変わります。そこは自分を変えていくので楽しみですね。もしかしたらスピードで勝負するかもしれないし、55kg以上のパワーで勝負するかもしれない。それは相手によって変えたいと思うし、臨機応変に行けると思う」と、対戦相手のタイプによって自分を変えていきたいとした。  そして、話題は志朗が大好きなパンの話題に。「(今日も)パン屋に行ったんですけれど、道を間違えて1時間半以上かかってそれがけっこう疲れました(苦笑)。往復で2時間半かかって。朝5時に起きて20個くらい買いました。それが毎回ご褒美なので自分はそれで十分です。昨日も焼肉食べてそんなにお腹が減っていなかったので(会見前は)5~6個で済ませました」と、3分5Rの試合を戦った翌日にもかかわらず、早起きしてパンを買いに行ったと笑う。  好きなパンを聞かれると「自分はベーコンエッグとパン・オ・ショコラ。クロワッサンにチョコが入っているああいう系が好き。クロワッサンって凄いカロリー高いんですよ。試合前には絶対に食べられないので、(試合が終わったら)凄い食べたいと思います。半分甘いのと、半分ハード系の固いのが好きなので買いました」とのこと。  さらにパンの魅力を聞かれると「何かを得るにはそれ相応に失わないといけない。自分が食べたいものを我慢すればするほど得られるものが大きいって思いながら格闘技をやっているので、そういう意味でパンを2カ月間封じているだけなので、普通の人はたくさん食べていいと思います」と、試合後のパンが格闘技をやる励みになると答えた。
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