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2023年3月25日(日)に東京・ニューピアホールで開催される昼夜興行の夜大会となる『宗明建設 Presents DEEP TOKYO IMPACT 2023 2ND ROUND』の前日計量が24日午後1時45分から、都内にて行われた。
メインイベントのバンタム級戦(5分3R)に出場する、DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)は61.70kg、鹿志村仁之助(セラロンゴファイトチーム) は61.10kgでパス。
▼第8試合 DEEP バンタム級 5分3R
DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)61.70kg
鹿志村仁之介(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)61.10kg
計量後のコメントでは、鹿志村が「ここを、試合を食えば、次のステップに大きく上がれるチャンスだと自分は思っているんで、確実に勝って次のステップに上がって行こうと思います」と、DJ越えでステップアップすると宣言。
それを受けてDJは、おもむろに「DEEPは尿検査が無いとはいえ、薬物は試合が終わってからにしろ。試合が無くなると困るから。あとは今回は何としてもアベック勝利は阻止したいと思います。以上です」と、この日、報道があったKINGレイナをかけて、ニューヨーク帰りの鹿志村を揶揄。さらに、セラ・ロンゴ・ファイトチームの練習パートナーの平田樹のONEでの試合と鹿志村の、海を越えた連戦の勝利を阻止するとした。
その言葉に苦笑いしていた鹿志村だが、最後は壇上でDJに中指を突き立てるポーズ。去り際には、「黙~れ~」「マジ、絶対コロす。ゼッテーコロすかんな、テメー」と、怒り心頭の言葉を吐き捨てていいる。
会見後の囲み取材では、DJは「あんなに動揺するとは。思った通りにかかったと」陽動作戦だったと話し、鹿志村は「言ってくるやつにはカチンとくる。でも盛り上げてはくれたんで、乗ってあげました」と怒りを覚えながらも冷静だったと語った。
DJは、2004年4月にキックボクシングでプロデビュー後、同年10月からMMAに出場。DEEP、DREAM、PANCRASEに参戦し、シュートボクシングやK-1にも出場。2013年4月に前田吉朗にTKO勝ちでDEEPバンタム級王座を獲得し、翌年2月に返上。前戦は2022年5月の『DEEP 107 IMPACT』で、COROとDEEPバンタム級暫定王者決定戦を争うも、僅差の判定負けを喫している。
対する鹿志村は、柔道と柔術がベースのグラップラー。2019年アマチュアPANCRASEプロ昇格トーナメント・ライト級優勝。2022年6月の『ROAD TO UFC』では、ライト級でキ・ウォンビンと対戦し、サブミッションを仕掛けるも1R TKO負け。前戦は2022年11月の『DEEP 110 IMPACT』で、元ムエタイ王者でDEEP3連勝中だった雅駿介にリアネイキドチョークを極めて一本勝ちしている。
MMAで上回るというDJに対し、ロンゴ&ワイドマンMMA、アルティメットジム、セラBJJに加え、10th PlanetでもMMAグラップリングを磨いてきたという鹿志村。
どちらが自身の土俵に引きずり出して戦い、勝つか。
また第4試合のバンタム級の計量で、海飛(和術慧舟會 HEARTS)が初回計量で62.30kg。15時30分までの再計量で62.2kgと500gオーバーで、試合は行われるものの海飛が-2Pからのスタートとなる。