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【KNOCK OUT】大谷翔平と一文字違いの大谷翔司「僕もMVPを狙います」、対するは九州から初参戦の力斗「すぐに壊れるサンドバッグは要らない」

2023/03/23 20:03
 2023年4月22日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.1』の対戦カード発表記者会見が、3月23日(木)都内にて行われた。  KNOCK OUT-BLACKライト級3分3R延長1Rで、JAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者・大谷翔司(スクランブル渋谷)が、初参戦の元大和フェザー級王者・力斗(TEAM PREPARED)と対戦する。  大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2019年1月にはREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルへの挑戦を経験(ドロー)。2020年8月にはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級王者バズーカ巧樹とノンタイトルマッチで対戦し、ダウンを奪って判定2-0で勝利。しかし、2021年5月のタイトルマッチでの再戦では逆にダウンを奪われて判定負けで王座奪取に失敗。2022年4月には『RIZIN TRIGGER 3rd』で初回KO勝ちも、7月には梅野源治に3RでTKO負け。12月には庄司啓馬にKO勝ちで再起を果たしている。戦績は16勝(9KO)8敗3分。  力斗は九州で活躍する選手で21歳。戦績は6勝(4KO)1敗1分。宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「九州キックボクシングの2月大会に力斗選手が出ていて、強いとの評判を聞いており派手なKO勝利を飾っていた。K-1、Krushでも試合経験がある選手ですが、東京で勝負するならKNOCK OUTに出たいと所属ジムから話がありました。試合はハードなものになると思う」と、力斗を高く評価して参戦を決めたとする。  その力斗からは「せっかくKNOCK OUTに参戦できることになったのに、相手が聞いたことのない弱そうな選手で残念です。どうせならバズーカとやりたかったです。大谷はどう考えても俺の踏み台になる選手。早くKNOCK OUTのベルトを獲るために今回はもちろんKOして勝ちます。大谷、すぐに壊れるサンドバッグは要らないので簡単に倒れるなよ」と、挑発的なコメントを寄せた。  大谷は「そういう感じで来るって言うのが予想外でしたが、僕はやることはひとつ。KOでぶっ倒すだけなので注目して欲しい。12月以来の試合ですが凄い成長できている自信があって、それを試合で披露するのが楽しみです」と言い、「試合映像を見たけれど凄い真っ直ぐで紳士的な好青年のイメージだったのでまさかでした。そういう感じなんだと。それはそれで面白い感じですね」と、力斗の挑発コメントは意外だったという。  聞いたことがない弱そうな選手、と言われたことには「逆に嬉しいです。そういう感じで来てもらえた方がスイッチ入るし、より一層試合が楽しみだし、試合が面白くなると思います」と、大歓迎だとした。  試合を見た印象は「シンプルに分かりやすく倒せるパンチを持っているし、真っ直ぐな気持ちの良さそうな選手という印象です」とする。  自身に関しては「全体的に体力もパワーも上がっている。一番は仕事を辞めて格闘技と向き合う時間が増えて考えることも多くて、いろいろ試せたりとか。テクニック面、幅の広さだと思います」と進化を実感している。  試合に関しては「相手のスタイル的にも喧嘩に近いというか、そういうものが求められているという直感。そういう試合をしたい。元々、相手の発言関係なくそういう感じで行こうかなって感じです」と喧嘩に近い試合をしたいと宣言。  KNOCK OUT-BLACKライト級戦線では、3月5日の『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.1』で王者バズーカ巧樹が不可思に敗れた。そのことについて聞かれると大谷は「対戦相手の不可思選手が同系列のジムなのでもちろん応援していたけれど、王者としては勝って欲しかった。応援する気持ちと、強さを証明して欲しかったのと複雑でしたが、最終的には僕がぶっ倒してベルトを獲ります」と話した。  前回大会より、BLACKルールがワンキャッチワンアタックに変更されたことには「僕のスタイル的にはワンキャッチワンアタックの方がマッチしていると思うし、そっちの方が盛り上げる試合が出来ると思っています」と、自分に向いているとした。  また、大谷は大谷翔平と漢字一文字違いということでその事に関して質問されることが多く、この日もWBCで大活躍の大谷翔平に刺激を受けたかと聞かれると「もちろんです。僕もMVPを狙います」とニッコリ。  WBCならぬWBCムエタイのタイトルを狙うつもりはと聞かれると、「ランキングには入っているのでそれもありですね」とまんざらでもない様子。同席した宮田Pも「WBCの熱があるうちにそれで弾みをつけるのもあり」と笑った。  最後には「成長できている自信があるのでその結果を出したい。そしてスクランブル渋谷と、陸上自衛隊出身として徒手格闘術の2つの強さを証明していきたいと思っています」と意気込んだ。
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