シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】野外ロックフェスのセキュリティとしても活躍、未奈「私が大会を一番盛り上げる。今回もフルボッコKO」

2019/07/15 11:07
【シュートボクシング】野外ロックフェスのセキュリティとしても活躍、未奈「私が大会を一番盛り上げる。今回もフルボッコKO」

“東北の剛腕美女”こと未奈は“女ボディガード”だった

2019年6月29日・30日と7月6日・7日に京都で開催された野外ロックフェス『京都大作戦2019~倍返しです!喰らいな祭~』で、屈強な男たちに混ざってダイバー(ライブ時に興奮状態になり、ファンの中にダイブし上を転がっている人のこと)を受け止めていた“謎の美人女性セキュリティ”が、フェスに参加したファンの中で話題となった。

「綺麗な女性のセキュリティさんには驚き! しっかり受け止められてて尊敬しました」「大作戦に女性のセキュリティさん居たの! 屈強! 29歳人生で初めて女の人にお姫様抱っこされました」「昨日女のセキュリティを初めて見てテンフィの時に偶然キャッチしてもらったけどありえん力あったしひっくり返った」「めちゃめちゃキレイなセキュリティのお姉さん」「山本美憂を美人にした感じ」など、SNSには多くの目撃情報と実際に受け止められたとの投稿が数多く見られた。


 偶然撮られた写真の中にその女性セキュリティが写っており、よく見るとその正体はシュートボクシング女子日本ライト級1位の未奈(秀晃道場)。

 未奈は女子大生ファイターとして2010年10月にプロデビュー。“東北の剛腕美女”の異名を持ち、女子離れしたパンチ力で連続KOを飾ったとともにその端正なルックスでも注目され、雑誌グラビアを飾った。2011年8月からはSBを主戦場とし、戦績は12勝(4KO)8敗。昨年のGirls S-cupではMMAルールに初挑戦してKO勝ちし、その試合を含めて現在3連勝中。


(C)SHOOT BOXING

 7月21日(日)東京・浅草花劇場(かげきじょう)にて開催される“女子格闘技の真夏の祭典”『Girls S-cup 2019』では、ムエタイのビッグマッチ『S-1』で-58kg級世界タイトルを保持して70戦以上のキャリアを持つペッターピー・クルンテープトンブリー(タイ)と対戦する。

“謎の美人女性セキュリティ”未奈に話を聞いた。(記事提供:シュートボクシング協会)

泥だらけの靴で顔面を蹴られたりしたのですが、全然大丈夫でした

――ロックフェス「京都大作戦2019~倍返しです!喰らいな祭~」で謎の美人女性セキュリティとしてSNSで話題になってましたね。

「私が身長が高く、体格が良く、結構話せることが評価されて、去年のGirls S-cupの記者会見の時にセキリュティ会社の社長に声をかけていただいてお仕事をやるようになりました。そのフェスでは、会場の最前列でダイバーをキャッチして床に下ろすお仕事をしていたんです。女性でこの仕事をしている方は珍しかったのでSNSで話題になったみたいですね。

 ちなみに京都大作戦は日本一ダイバーの多いフェスだというので、それを経験したく現場入りさせていただきました。関係者からケガする可能性は高いとは言われていて泥だらけの靴で顔面を蹴られたりしたのですが、全然大丈夫でした(笑)。落ちてくる人の頭を掴んでは左右に降って床に落ろすのでまるでムエタイの首相撲をしているような感覚でしたね(笑)」


――まさかお仕事が練習の一環に(笑)。そういうセキリュティのお仕事で身の危険を感じた場面はこれまでにありました?

「普段は女性芸能人のボディガードのお仕事がメインなのですが、そういうのは一度もないですね。日本は平和ですから。でも掴まれても投げられる、殴られても怯まないなど、私はシュートボクサーなのでやられても大丈夫だという自信はあります。そういう場面には絶対に遭いたくないですけどね」

――確かにそうですね。試合が近づいてきましたが調子はいかがでしょう。

「いつも通りバッチリ仕上げています。練習では試合でフルボッコスタイルが貫けるようにいつも通りのことをやっています。それにプラスして、最近ではパンチを当てるために、攻撃を散らすコンビネーションを重点的にやっています」


――6月のキム・ジュヒョン戦では3RKO勝ちでしたが、凄く慎重に戦っているように見えました。

「4月のイェジン・ハン戦では1Rから前に行き過ぎた試合をしてしまったので、前回の試合では相手の動きを見て試合を組み立てて、行ける時に行こう、倒せる時に倒そうという考えでいたからなんです」

――次の相手、ペッターピーについてはどのような印象がありますか?

「タイ人でオーソドックスの選手という情報しかありません。試合映像はあるそうですが、私は誰が相手だろうと気にしてないので全く見ていません。道場の太田秀俊代表が対戦相手の完全コピーしてくれますし、対策もしっかり立ててくれるのでその指示通りに動くだけです」


――映像を見た限りでは、右ミドルを蹴って首相撲を得意としているムエカオ(首相撲を多用してヒザ蹴りに来るタイプのこと)でした。

「典型的なムエタイスタイルとは聞いてます。首相撲対策もバッチリです。組み負けない自信ですか? 私よりも力の強い女子選手に出会ったことがないのでそこも負けない自信はあります」

――ムエタイ選手との対戦はこれまでに2度対戦して2勝ですが、得意意識はあります?

「特にないですね。ここ2戦の相手は韓国人でいずれも下がる選手だったのであまり自分の思うような展開には出来ませんでしたが、今回はガンガン前に出てくるタイプの選手なのでKOする自信があります。いつも倒す自信しかありませんけどね」


――今回のGirls S-cupはRENA選手、MIO選手の二大エースが不在です。今年のGirls S-cupのヒロインは狙いますか? 

「そうですね、私がヒロインになります! 間違いなく今回は私が大会を一番盛り上げますよ」

――“未奈の時代”が来たと?

「そこまでは恥ずかしくて言えませんが(苦笑)、私は女子選手では大きいので一番インパクトある試合が出来ると思います。今回もフルボッコKOするので期待していて下さい!」

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