2023年3月12日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~』にて、K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ3分3R延長1RでKANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)に挑戦するフンダ・アルカイエス(トルコ)が10日(金)都内にて公開練習を行った。
昨晩来日したというアルカイエスだが、この試合に備えてトルコからタイに渡り1カ月間トレーニングに励んできたという。トルコに戻ったのは3日前で、そこからの来日となったが「現在はコンディションはいい状態です」とコンディションは良好。2分1Rのミット打ちでも、トルコからの長旅の疲れも感じさせることなく、鋭いパンチとキックを披露した。
これまでWBCムエタイ、WAKO、FEAの3つの団体の世界王座を獲得してきたアルカイエス。KANAが対戦を熱望しているアニッサ・メクセンとも2度戦っているなど、世界的に見ても評価の高い選手だ。そんなアルカイエスもK-1は今回が初参戦。「K-1は全ての格闘家にとって夢の舞台だから、私もK-1に出られると聞いた時に興奮した。未だに興奮冷めやらぬ状態で、試合の日が非常に待ち遠しい」と、試合へのモチベーションが高い。
今回挑戦する女子フライ級王者のKANAに関しては「KANAは非常に強くていい選手」と高い評価を下したものの、「私もいくつもの団体でベルトを巻いてきたチャンピオンで、KANAよりも経験があるから勝てると思う」とキッパリ。そのKANAは昨年2試合連続で外国人選手にKO勝利を収めている。現在上り調子にあるが、その情報を聞いても「私に過去の試合のことは関係ない。試合は激しいものになるかと思うけど、負けるとは思わない」と自分の勝利への自信は揺るがない。
また、高いKO率が注目されいてるアルカイエスだが、相手選手のファイトスタイルに合わせて戦うことが持ち味。「いつも相手に合わせていろんな技のコンビネーションを繰り出して戦う」と、KANA相手にもそのファイトスタイルでKOを狙う。
「これまでいろいろなタイトルを獲ってきて、いずれも違う団体から奪ったもの。タイトルを持っていることに自分は誇りを持っている。それと同じようにK-1のタイトルも獲ることができたなら誇りを持ちたいと思う」とアルカイエス。「トルコの格闘技の代表としての自分を見せていきたい。12日の試合は、日本に住んでいる全てのトルコ人、そして観客の方々に見てほしいと思っています」と、トルコという国も背負って『K'FESTA.6』のリングに立つ。