MMA
レポート

【Bellator】ザビッド・マゴメドシャリポフの実弟ハサン・マゴメドシャリポフが1R TKO勝ちで8勝無敗に

2023/02/26 02:02
 2023年2月25日(日本時間26日)、アイルランド・ダブリンの3Arena Dublinにて『Bellator 291』が開催された(U-NEXTが1時から配信)。 ▼フェザー級 5分3R〇ハサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)8勝0敗 145.6lb(66.04kg)[1R 4分40秒 TKO]×ハファエル・ハドソン(ブラジル)6勝5敗 145.2lb(65.86kg)  フェザー級でプレリミナリーにUFC6戦無敗のまま引退したザビッド・マゴメドシャリポフの実弟ハサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)が登場。7勝無敗のハサンのセコンドにはマゴメド・マゴメドフがつく。  1R、ハドソンの右ローに合わせて、すぐに組んでダブルレッグテイクダウンのマゴメドシャリポフ。足を戻すハドソンに腰を抱いて右にパスを狙う。  激しいパスアタックに足を効かせるハドソン。左足を抜いたマゴメドシャリポフは、ハーフからヒジを入れる。  下の右手をコントロールされるハドソン。手首を外すと上体を立てようとするが、右で腰を抱きながら左でパウンドのマゴメドシャリポフ。  いったん体を離したマゴメドシャリポフは、ハドソンの頭を中央に向けると腰を抱いてパウンドラッシュ! ハドソンが動けず打たれ続けるハドソンを見て、レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼女子フライ級 5分3R×エリーナ・カリオニドゥ(ギリシャ)9勝5敗 124.8lb(56.6kg)[判定0-3] ※27-30×3〇ジェーナ・ビショップ(米国)5勝0敗 125.2lb(56.78kg)  1R、ボディロックテイクダウンはビショップ。パス、マウントにブリッジでリバーサルするカリオニドゥだが、ビショップは足関節狙いからデラヒーババック、再びパスからサイド、ノースサウスチョーク狙い。首にニーオン。カリオニドゥはブリッジからハーフに戻すと、下から肩固め狙い。しかし、抜くビショップ。カリオニドゥはラバーガード狙いも、足をさばくビショップがサイドでゴング。  2R、左右で詰めるビショップが金網まで押し込み四つから小外がけでテイクダウン! 下から腕を手繰り、それを外すビショップに蹴り上げて立ち上がる。右ストレートで詰めて首相撲からヒザを突くカリオニドゥだが、ボディロックテイクダウンはビショップ。そのままマウントを奪い、パウンド。下のカリオニドゥはシザーズを狙うが、崩せず。残り10秒でビショップは腕十字を極めに行くがゴング。  3R、右を振ってニータップテイクダウンを狙うビショップ。突き放したカリオニドゥだが、ビショップはなおもダブルレッグ&小外がけテイクダウン。ハーフから右肩でアゴに圧力をかけて背中を着かせると、コントロール。下のカリオニドゥはバギーチョークを狙うがビショップは極めさせず。上四方に移行したビショップはそのまま押さえ込んで時折パウンドでゴングを聞いた。  判定は3-0(30-27×3)のフルマークでビショップが勝利。MMA戦績を5勝無敗とした。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇ケニー・モコノアナ(アイルランド)5勝0敗 145.6lb(66.04kg)[1R 3分13秒 TKO]×クレイグ・マッキントッシュ(スコットランド)4勝4敗 145.8lb(66.13kg)  1R、モコノアナが左右で金網に詰めてダブルレッグテイクダウン。そこにマッキントッシュはギロチンチョークを合わせるが、ケージに頭が詰まり後方に伸ばせない。頭を抜くモコノアナは細かい鉄槌。  クローズドガードのマッキントッシュだが、そこにモコノアナは強い左ヒジ! 頭を抱え込んだマッキントッシュにさらにヒジ、右のパウンドも入れるとレフェリーが間に入った。マッキントッシュは上体を立ててストップに不満気だが、止められても仕方ない連打だった。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R×ダニエレ・スカティッツィ(イタリア)12勝7敗 164.2lb(74.47kg)[判定0-3] ※27-30, 28-29×2〇ドミトリー・フリツェンコ(ウクライナ)8勝0敗 164.2lb(74.47kg)  1R、サウスポー構えのスカティッツィのフックの飛び込みに、フリツェンコは組んで脇潜り、スタンドボディロック。スカティッツィのアームロック狙いに、フリツェンコは腕を抜く。  右関節蹴りを見せるスカティッツィ。ワンツーから右ハイをスナップを効かせてガード上に当てる。さらに前足の右ハイも。フリツェンコは右ミドルハイを返す。さらに跳びヒザのスカティッツィに掴むフリツェンコに離れるスカティッツィ。フリツェンコも二段蹴り。さらに詰めてボディロックテイクダウンでゴング。  2R、右の蹴りで牽制し、オーソにしてからサウスポー構えとなるスカティッツィ。右ミドルのフリツェンコに、蹴り返しのスカティッツィは右のスナップあるハイキック。手数が少ないフリツェンコは後ろ廻し蹴りは空振り。スカティッツィは左ハイをガード上に当てる。続く右の蹴りの打ち終わりに組もうとするフリツェンコだが、スタンドでがぶるスカティッツィがヒザ蹴り。頭抜いて離れるフリツェンコが再び組んでゴング。  3R、サウスポー構えから入るスカティッツィは左右の蹴り。フリツェンコも蹴りの打ち返しから左右連打で詰める。さばくスカティッツィ。フリツェンコはオーソから左の蹴り。左の蹴りのダブルから右ミドルハイ、左インローを足数を増やすフリツェンコ。オーソに戻すスカティッツィは左で前進。さらに右ジャブで詰めるが、サークリングするフリツェンコ。飛び込むスカティッツィの連打に、フリツェンコはかわしながらゴング。  判定は3-0(30-27, 29-28×2)でテイクダウンも織り交ぜたフリツェンコが接戦を制した。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R〇スティーブン・ヒル(英国)7勝0敗 170.2lb(77.2kg)[2R 2分03秒 リアネイキドチョーク]×ジョエル・コアジャ(フランス)7勝9敗 171lb(77.56kg)  1R、サウスポー構えのコアジャ。オーソのヒルがダブルレッグからケージに詰めてボディロックでコアジャをテイクダウン。一瞬マウントを奪うも、すぐに足を戻すコアジャ。ハーフからパウンドで削る。  2R、コアジャは飛び込んでのフックも、そこにカウンターのダブルレッグテイクダウンはヒル。ハーフからパウンド。  コアジャの立ち際にバックを奪うとパームトゥパームでリアネイキドチョークを極めた。スティーブン・ヒルはMMA戦績を7勝0敗とした。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント