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【ムエタイスーパーファイト】福田海斗が「タイのリングでも間違いなくメインイベント」“激闘派”ガイパーと対戦、実方宏介はマルチプレーヤーを迎撃

2023/02/06 19:02
【ムエタイスーパーファイト】福田海斗が「タイのリングでも間違いなくメインイベント」“激闘派”ガイパーと対戦、実方宏介はマルチプレーヤーを迎撃

ペッティンディー興行のメインイベンターのガイパーが来襲、福田と対戦する(C)ムエタイスーパーファイト

 2023年4月23日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』のメインイベントが発表され、福田海斗(キング・ムエ)と超激闘派として知られるガイパー・ポーヴィセットジム(タイ)の対戦も。また、K-1ヘビー級で活躍中の実方宏介(真樹ジムAICHI)が参戦、元WBCアジア王者のコントゥアラーイ(タイ)を迎え撃つ一戦も決定した。

 この試合は127ポンド契約(約57.6㎏)3分5Rで行われる。


【写真】先週のONEルンピニーで圧倒的な強さを発揮したゴンチャイ(左)とも本場タイのリングで渡り合う福田(右)

 福田は昨年2022年大会でクマンドーイ・ペッティンディーアカデミーと対戦、ダウンを奪う快勝でIMSA(国際ムエタイスポーツ協会)世界スーパーバンタム級王座を獲得した。本場タイで最も有名な日本人選手として、多くのムエタイファンから親しみと尊敬をもって「サムライ・フアチャイ・タイ」(タイの心を持つサムライ)の愛称で呼ばれている。クマンドーイ戦後もラジャダムナンスタジアムを主戦場とし、ゴンチャイ・チャナイドンムアン(オートーコースタジアムフェザー級王者)やセンソン・エラワンなど、常にトップファイターとの試合を重ねている。

 対するガイパーはタイ東北部コンケーン出身の21歳。10代の頃より軽量級トップファイターとして活躍し2017年にはCPトーナメント優勝、「True4U」スーパーバンタム級王座を獲得と一気に名を馳せた。最近ではフェザー級トップファイターの一人としてペッティンディー興行のメインを担い、昨年福田が惜敗したセンソン・エラワンにも連勝している。常に前に出て勝負を挑む“激闘派”として知られ、昨年12月のRWS(ラジャダムナン・ワールドシリーズ)でのチアップカート戦はファンの間では年間最高試合級の超激闘として語り継がれている。

 このマッチメイクに協力した、タイ最大手のムエタイプロモーション「ペッティンディー」のシアナオ氏の話では、「カイトとガイパーの試合はファン待望のマッチメイクだね。タイのリングでも間違いなくメインイベントで、この試合が生で観られる日本の皆さんが羨ましいよ(笑)」と期待を寄せている。

 福田もガイパーも、両者とも前に出て戦う“ムエブー”スタイルであり、昨年のクマンドーイ戦を超える激闘となることは間違いなさそうだ。


 また、K-1で活躍中の実方が久々にムエタイのリングへ凱旋。2019年大会では元WPMF世界ウェルター級王者&元WBCムエタイ世界スーパーウェルター級王者のアーミン・プンパンムアン(タイ)を1RKOに下し、その後Bigbangでヘビー級王者となったのち、2021年3月28日『K'FESTA.4 Day.2』でK-1初参戦。京太郎、石井慧、シナ・カリミアンといった強豪と拳を交え、重量級ながらヒザやミドルキックといったムエタイテクニックを駆使するK-1ヘビー級の立役者だ。

 その実方と対戦するのがコントゥアラーイ。全身にタイの護符刺青“サック・ヤン”を施し、2022年5月にはオープンフィンガーグローブのムエタイイベント「MXムエエクストリーム」94kg級の王座を獲得、10月にはボクシングWBCアジアクルーザー級の王座も獲得した。その他、素手のボクシングイベント「ベアナックルファイト」にも出場するマルチプレーヤー。その独特の風貌からタイでも人気者でテレビ出演も多数あり、芸能人のような存在だという。

 ヘビー級の迫力に加え、両者のムエタイテクニックにも注目だ。

●ガイパーの試合

●コントゥアラーイの試合

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