2023年2月5日(日)、K-1三階級制覇の武尊(team VASILEUS)が自身のYouTubeチャンネルを更新。日本人初のムエタイ2大殿堂ラジャダムナン&ルンピニー統一制覇を成し遂げた吉成名高(エイワスポーツジム)との対談の模様を公開した。
この対談は格闘技雑誌『ゴング格闘技 No.324』の取材で行われたもので、その一部を公開したもの。新年号ということで武尊に「夢の対談」候補を何人か提示したところ、武尊が即答で「吉成名高くんでお願いします」と指名したことで実現した。
武尊は「試合はいつも見ています。強いですね。技術が僕と比べものにならないくらい凄い技術を持っているので。僕は気合いと根性だけでやってきてるので(笑)。技術ないので凄いなと思います」と、吉成を絶賛。
吉成も「もちろんいつも(試合を)観ています。前回のTHE MATCHの試合も生で観ていました。僕は格闘技をやっている人なので、もちろん技術面とかを見て勉強になることもたくさんあるんですけれど、普段格闘技を観ない方とかも引き寄せられるようなファイトをする選手だなと思っていて。僕はまだそういう自覚が足りていないとその試合を観て痛感しました」と、武尊の試合は勉強になるという。
【写真】武尊を相手にとんでもない技「初夢コンボ」を披露した吉成名高 2022年6月19日に東京ドームで開催された『THE MATCH 2022』に、「名高君がいないのは何でだろうなとは思っていました」と武尊。続けて「僕が次にやりたいと思っている日本vs.世界のTHE MATCHみたいな大会の時は一番に声をかけたいなと思います。こんないい日本代表いないですよ」と、次のビッグマッチが実現した際には吉成に声をかけたいとする。
対談の中で武尊は『格闘技ワールドカップ』の構想や次回の自身の復帰戦について話し、実現を希望しているロッタン・ジットムアンノン(タイ)戦に向けて「向こうがヒジありがいいって言ってきたらそれに対応できるような練習をしようかなと思っていて。練習をやっているんですけれど、難しいなって。ヒジは」と、吉成にヒジ打ちを教えてもらいたいと要望。いずれ、両者の合同練習が実現するかもしれない。
公開された動画の中には収められていないが、雑誌の対談の中では武尊と吉成の今後の活動や武尊の吉成評、武尊のロッタン戦実現へ向けての気持ちなどを語っており、両者の対談は実のあるものとなった。