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【Krush】王者・玖村修平の「このKrushのタイトルに彼はふさわしくない」との言葉に挑戦者・森坂陸は「今回は打ち合う」

2023/02/03 19:02
【Krush】王者・玖村修平の「このKrushのタイトルに彼はふさわしくない」との言葉に挑戦者・森坂陸は「今回は打ち合う」

王者・玖村(左)が4連勝の森坂を挑戦者に迎えての初防衛戦が決まった

 2023年3月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.147』の対戦カード発表記者会見が行われた。

【アンサー株式会社/株式会社クレール不動産Presents】Krushフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者・玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)が挑戦者に森坂陸(エスジム)を迎えての初防衛戦を行う。


 玖村は2017年6月にNJKFバンタム級王座を獲得。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2020年11月の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で新美貴士に敗れて涙をのんだ。2022年2月に第2代Krushフェザー級王者・小澤海斗に勝利、そして5月には新美貴士を破りKrushフェザー級王座を奪取。8月の「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では1回戦でジャオスアヤイをKOしたが、準決勝で軍司にKO負け12月のK-1でも斗麗に敗れている。戦績は19勝(9KO)11敗1無効試合。


 森坂は2017年からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、ムエタイ仕込みの蹴り技とバックハンドブローなどの回転技を駆使するトリッキーなファイトスタイルで戦績は16勝(3KO)12敗2分。江川優生、椿原龍矢、軍司泰斗ら後にK-1王者となる選手たちとしのぎを削り、2020年の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では準優勝。2022年は4戦全勝で今回のタイトル挑戦へ漕ぎつけた。

 念願のタイトル挑戦となった森坂は「やっと僕が王者になれる日が来たと思っている。2年ちょっと前、トーナメントで決勝まで行って延長まで行って(相手は新美貴士)獲れそう獲れなかったので、このベルトのことだけを考えてきた。2021年は2連敗、2022年は4連勝、勝ち続けてきて自分の殻を破れてここまで来ました。勝つことしか考えてないし、負ける想像がつかない。僕の日にします」と、自信満々のコメント。


 迎え撃つ玖村は「昨年5月に王者になってK-1の舞台で戦ってきました。K-1王者の前にたどり着いたんですが勝てなくてKrush王者としての仕事が出来ませんでした。なので今回はKrush王者として圧倒的に倒して、もう一度このベルトを獲りに行くつもりで倒しに行きます。3月は『K’FESTA』があってK-1に話題がいきがちですが、僕の試合で熱を生んでKrushもK’FESTAに負けない熱をこの試合で生みたいと思っています」と、王者としての仕事を果たしたいと挨拶。

 初防衛戦について「そろそろ来るのかなとは思っていました。K-1で負けてしまってこのベルトの価値を高められなかったので、今回守ってもう一度K-1に挑戦したいし、今年はKrushの顏になれるように。いいタイミングで防衛戦が来たなと思います」と玖村。


「いろいろな挫折とかを乗り越えてこのベルトを奪ったので。特に僕がベルトを奪った新美選手は3回防衛していて、今まで偉大なる王者たちが巻いてきたベルトだし、もう一度獲りに行く気持ちで行きます。みんなが価値を高めた凄く価値のあるベルトなのでそんな簡単には渡せない」と、絶対死守を誓う。

 それに対して森坂は「シナリオ通りですね。去年勝ち続けて、防衛戦が3月か4月にあると思ったのでその時の挑戦権をに獲りたいと思っていたので。タイトルマッチが出来たらいいなって思っていたのでいいタイミングだなと思っています」と、自分の思い通りになったとニヤリ。

 互いの印象を聞くと、森坂は「テクニックはあるけれど打たれ弱い。気持ちが弱いと思っています」と挑発。玖村が「変則的でやりやすい選手ではないと思う。でも打ち合ったりは出来ないと思うので、このKrushのタイトルに彼はふさわしくない。ここに上がってきたことを圧倒的に倒して後悔させてやりたいと思っています」と言い放つと、「ちゃんと打ち合えるように練習してくるので楽しみにしておいてください。挑戦者らしく負けるならKOくらいの勢いで、ちゃんとそういう試合が出来るように磨いてきます」と口を挟んだ。


 森坂のバックハンドブローを防ぐ自信はと聞かれた玖村は「対策はしますが、それしかないので。それだけしっかり対策します」と森坂にはバックハンドブローしかないとした。

、その言葉を受けて森坂は「まあ、バックハンドブローしかない男で有名ですからね(笑)。だけど僕は打たれ強いですし、パンチをもらっても倒れない自信がある。最近僕もパワーが付いてきて打ち合えるようになってきたので、自分の打たれ強さを信じてどんどん攻めて行こうかと思っていますね。気持ちとスタミナは僕の方があると思うし、打たれ強さも全然僕の方がある。テクニックで勝負というか根性ですね。ベルトに対する想い。玖村選手がやってきた敗れた選手が僕とほぼ被っていますけれど、負けた者同士というか。でも負け方としては僕の方が悲惨ではなかったと思うので、打たれ強さは僕の方が勝っているとそこで証明できている。なので気持ちで獲りに行きます」と、他にも玖村より優っているものは多くあると答えた。

「殻が破れた」という言葉については「僕はいつも3連勝3連敗していて。そのジンクスが破れたという意味です。あとパンチが出来るようになったとか、フィジカルが出来てきて距離を詰めて打ち合えるようになったとか。そういう自分の課題をクリア出来た年だったのかなと思います」と説明する。


 Krushのタイトルマッチであり、おそらくこの試合がメインイベント。それにふさわしい試合はどういう試合かとの質問には、それぞれ次のように答えた。

森坂「倒すことが求められるKrushですから、そういう面で僕は相応しくないと思われても仕方がないです。でも倒しに行く姿勢は挑戦者としてしっかり見せられるように、今回はそういう試合が見せられたらいいなと思っています。変に気取らずどんどん前へ出て挑戦する、挑戦者らしい試合をしたいと思っていて。とりあえず打ち合いたいと思っています」

玖村「3月はK’FESTAがあってそれに負けないKrushのメインに相応しい試合をして。打ち合えると言っていますが本当に打ち合えるのかなって感じです。彼が打ち合ってくれるのなら盛り上がるんじゃないかなと思っています」


 2023年の目標も聞かれると、森坂は「このベルト必ず獲ってKrush王者としてK-1のスタメンになって。今のトップ選手と僕は全員やってきたのでやり返せるように。僕はずっと去年はKrushのベルトを考えてやってきましたけれど、もう通り道だと思っているので。これを獲ってから来年結果を残せるかどうかが自分の勝負ですね。残せなかったら俺はもう終わりです」と進退をかける気持ちでやっていくという。

 その言葉を受けて玖村は「このベルトをしっかり守ってKrush王者としてもう一度K-1の舞台に上がりたい。戦わないといけない相手もいるのでこんなところで止まっていたら先がないと思うので、(森坂を)ここで終わりにしてやろうと思っています」と宣告した。

 最後に森坂は「王者になるのは自分の中で当たり前。最高の試合をお届けしてKrushにふさわしい王者になってみせます。本当に打ち合いはする気満々なので、バチバチの試合を楽しみにしていてください。玖村選手には、メンタルと腹を鍛えておいて欲しいですね(笑)。よろしくお願いします」と笑顔で挑発。

 玖村は「防衛戦ですが、もう一回このベルトを巻くつもりで全力で1Rから倒しに行きます。倒れなかったら勝ちというリングではないので、倒れなかったらOKというスタンスなのだったら、このリングがそういうリングなのだったら僕はこのベルトを倒せなかったらいらないと思っているので、そのつもりで倒しに行ってベルトをもう一度獲りに行きたいと思います」と、倒せなかったら自分の負けというつもりで倒しに行くと誓った。

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