芦澤を「興味がない」と切り捨てた皇治
2023年4月1日(土)大阪・丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)にて、RIZINが2023年の開幕戦を行うことを2月1日(水)都内で行われた会見で発表した。
同大会の出場決定選手として発表された皇治(TEAM ONE)について、榊原信行RIZIN CEOが「対戦相手、ルールを調整中。皇治選手が蹴りのない試合をしていたのは足に怪我をしていることもあって、キックボクシングの試合がなかなか組めない状態で来ています」と説明したところで、皇治が口をはさんだ。
「相手は一人しかいないでしょう、芦澤しかいないでしょう。なんでアイツいないのかなと。RIZINに乗り込んできて俺とやりたい言うてストーカーみたいに追いかけまわしてきて。ほんで俺に喧嘩売っといてルールも合わせられんと。めちゃカッコ悪いなと。何でもいいですよ。キックルールでいいですよ。あいつくらいパンチで十分なので。ごちゃごちゃ言うてここに来てないのならば、もうキックルールで彼が前回62kg前後で試合をしていたのでそのへんでやったらいいかと思いますよ」と、大晦日のリング上で舌戦を繰り広げた芦澤竜誠(Battle Box)とキックルールでやってやると宣言。
榊原CEOも「芦澤選手で最終調整していきたいと思います。早急に体重含めて調整して両者同席で発表できるように進めたい。ご期待ください」と、芦澤でルールと試合体重を調整していきたいと答える。
皇治は「(芦澤が)MMAとか言うてるでしょう。俺が思うのはね、RIZINファンの皆さんね、俺の後ろにもMMAで張り切ってる人らがいっぱいいてその中で俺ら素人同士でMMAをするってこんな失礼な話がありますかと。それだったらRIZINでやる必要もないし、MMAでほんまにやりたいんやったらお互いがMMAで実績を積んでやるべきやと思うし。喧嘩売っといてごちゃこちゃぬかすな魚、とそう思っています。とっとと来い」と、MMAルールでやるのは他のRIZIN MMAファイターに失礼だとした。
芦澤には「興味ないですもん。俺は」と言い、「ただK-1の時から応援してくれた皆さんとか、立ち技も盛り上げたいと思っていて今年も盛り上げるかと思っているので、彼とやると盛り上がると思うのでそういう面ではやってもいいのかなってだけで全然興味ないです。だって弱いですもん。すぐ倒れてまうし、へなちょこですよ」と盛り上がるカードだからやるだけで芦澤自身に魅力は感じないという。
皇治戦を実現させるためにK-1を離れた芦澤を評価しないのか、と聞かれると「ようやったとは思いますが遅いわ。俺だったらすぐ行動しますもん。恋愛というものはタイミングがあるんですよ(笑)」とし、「(大晦日は)二日酔いで歌を聞かされてされてまいりました。RIZINに来て歌を歌って何してるのかと思いましたが、あの歌はよかった。そこだけですね」と、芦澤が歌った『なまず音頭』だけは評価するとした。
芦澤を「すぐ倒れてしまう」と言うことはKO勝ちを狙うということか。皇治は「パンチだけで十分、ルールのことをごちゃごちゃ言うてますけれど、ほんまにキックルールでもパンチだけで十分。ぴょいーんと倒れる。こんな倒れ方をするのかってくらい倒れよるんで、楽しみにしとってください」とKOすると断言した。
榊原CEOが明かした足の怪我は大丈夫なのかと聞かれると「ずっとそれでやってきたから痛み止めも効かないし、手術せなあかん。おっさんだからそんな時間もないし、しなくていいって。それでボクシングに挑戦しましたが、向こうから喧嘩を打ってきてキックルールがいいならそれでいいんじゃないですか。パンチだけで十分なので…と言って思い切り蹴るかもしれないですね(笑)。楽しみにしていてください。格闘家はみんな怪我していますから。なんてことないです」と、パンチだけで勝てるから何も問題ないと言い放った。
芦澤との試合は「彼が希望していただけ」と自分は望んでいないとし、「俺はメイウェザーに一途ですから。あの和製マルコメに浮気している場合じゃない。マルコメ一択ですすから。はよう連れてきてください」とメイウェザー戦しか興味がないとし、榊原CEOにアピール。
そのメイウェザー戦について「場所は甲子園か京セラドーム。大阪なので。あとはごっついお金ですか。マルコメ呼んでください。何のルールでもいつでもやります」と、スポンサーを募集したいとした。
また、皇治は2022年12月16日にK-1との契約解除を発表した城戸康裕(谷山ジム)を「出たいと言っているのでRIZINに出してあげてください」と売り込む場面もあった。